中国の虚構


先日15日「日米台湾の絆」のタイトルで台湾について少し書きました。

予想通り早速台湾の友人から電話があり、「『中国は台湾併呑を正当化する
ために一つの中国を世界に宣伝している』のくだりをもっと詳しく載せて
ほしい。台湾はもともと中国の領土ではないということを歴史的に詳しく
書いてほしい」という電話でした。

彼から電話で台湾の歴史を詳しく聞かされましたが、近頃頭が悪くなって
聞いたことは右から左に消えていきます。そこで困った私は図書館か本屋
に行くつもりでおりましたが、なかなか時間が取れなくて焦るばかりでした。

いずれにせよ台湾の歴史を勉強して詳しく載せるには1ヶ月ほどの猶予が
いります。しかしせっかちな台湾の友人はすぐにでもブログに書いてくれ
ることを期待しています。

そこで平成国際大学の教授である浅野和生先生の「日本と台湾」の中から
文章を要約して書いてみます。

台湾を語るには前提として中国の歴史を知らなければいけません。中国の
歴史から書き始めると大変なことになってしまいます。一日のブログに
しては無理がありすぎます。とりあえず私の浅い知識を土台にして浅野先生
の文章をお借りして書いてみます。

「清朝が台湾を支配しようとしたのは1874年~1895年の足掛け21年に過ぎ
ない。また蒋介石の中華民国が台湾を統治したのは1945年からということに
なるが、中華民国は1949年には大陸における支配権を喪失していたと見られる
から、これ以降は中華民国が台湾の統治者であっても、台湾が中国に支配されて
いたと見ることは出来ない。

したがって、中華民国の名の下に台湾が中国に支配されていたのは四年間である。
清朝以前は、台湾は中国の統治を事実上受けていないので、清朝と中華民国とを
通算しても台湾全土が中国の支配下に入っていたのはわずか二十五年間で
あったことになる。

実質統治が二十五年間であるにもかかわらず台湾は中国の領土であると主張
できるのであれば、実質統治が五十年余りである日本も主張できる理屈にならない
だろうか。無論、日本は台湾を統治すべきだ、などという主張は夢にも
考えるべきでない。しかし中国による台湾領有の主張は、中国としてではなく
清朝の二十五年を根拠にしているのだから、今日の日本が台湾領有を主張するより、
なお無理がある。

つまり台湾は、異民族王朝である清朝以前に中国の領土であったことがなく、
その後の清朝の支配も全体に及んだものでなかった。したがってその清朝が
日本へ割譲した台湾は、中国が当然に領有を主張すべき地域であったかには
疑問がある。」

この浅野先生より拝借した文章で今日はとりあえず納得してください。

付け加えるなら清朝は外部の侵略者によって始められています。秦の始皇帝
が蛮族の侵入を防ぐために万里の長城を築きましたが、女真族を祖としている
異民族の侵略者の王朝が清朝なのです。

今日の中国の版図が異民族である女真族が支配したところが中国の領土に
なっていますがおかしなことです。

中国史の一貫性、一体性というのは虚構で、民族、文化をことにする
異民族が入れ替わり立ち代り中国を支配してきたのです。

3千年間中国に住む人々は自分たちが中国人であるなど考えもしなかった。
中国を最初に統一したのは秦の始皇帝で、それ以後統一を達成した王朝は、
漢、隋、唐、宋、元、明、清、などです。

これらの王朝は別の歴史を持った別の国と考えてもいいと思われます。

つまり「中国」と言うのは漠然とした地域の名称として用いられていて、
国家の名称として用いられてはいません。しかもその版図は時とともに
遷りかわっており、清朝以後の領土の全体が当然のごとく中国の領土として
主張するのは、筋が通りません。

台湾に話を戻します。台湾の歴史は先史時代を経て17世紀以降、オランダ、
スペイン、鄭氏王朝、清朝、日本、蒋介石の中華民国などの統治という歴史
をたどってきました。

台湾を一時的に支配した鄭氏は明の人ですが、わずか二十三年で滅ぼされて
清朝が支配します。同じ中国といっても明と清はまるで別の国家です。
人種も文化も言語もまるで異なります。

このように中国の歴史を解き明かしていくと「中国四千年」の歴史がいかに
虚構であるかと言うことが分かってきます。

その点日本の歴史は1500年間一貫しています。しかし国の価値を歴史の
長さで評価しても意味がありません。
劣等意識の強い韓国は何を思ったか中国に対抗して「韓国五千年の歴史」と
言い始めています。これもおかしな話です。




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