日本では民主化の象徴とされてきた金大中大統領は、実は北朝鮮の操り人形
で韓国を左傾化するための工作員でした。このおぞましい事実を韓国在任中
にはっきりと確信しました。今回の韓国史シリーズでの主目的は金大中の
正体を暴くことです。
外国人である私が何故金大中の正体をはっきり知ることが出来たのかを危険
を承知で書いてみます。
2002年12月にある韓国高官から電話をもらいました「与党民主党の大統領
候補予備選挙を辞退した「金重権氏」がマスコミの取材を避けるために日本
の姫路という所に隠れている。選挙が終わるまで退屈しているのでゴルフに
つれていってほしい」という連絡が入りました。
ゴルフが終わったその夜、姫路市内の韓国料理屋で食事、高官からあまり質
問しないように言われているので、政治の話には触れずに取りとめもない
世間話をしました。しかし後日、私を金重権とのゴルフに誘った韓国高官と
韓国で食事をして、韓国政界の裏話をいろいろ聞くことが出来ました。
金重権氏は当時大統領秘書室長で新千年民主党代表でした。韓国の大統領制
では、首相・大統領秘書室長・国家安全企画部長を3大要職と呼んでいまし
た。その中でも秘書室長である金重権は常に大統領の側におり相談を受ける
立場にいます。つまり実質韓国NO2の実力者と言えます。
金重権氏は盧泰愚政権でも重鎮と言われる実力者でした。当然金大中大統領
の次の大統領は自分であると自負していました。ところが突然金大中から
大統領選候補の予備選挙をおりて盧武鉉候補を応援することを強要されまし
た。しかたなしに党本部で記者会見を開き「力不足を実感した」と述べて、
候補を辞退しました。しかし実際は「大邸や慶北」で圧倒的な勝利を収めて
いたのです。
信頼を寄せていた金大中氏から裏切られた金重権氏は野党であるハンナラ党
の「李会昌氏」に選挙協力を約束して、日本に来たらしい。韓国に居れば同
じ党の盧武鉉氏の選挙を手伝わなければいけなくなる。日本に居れば結果と
して対立候補の李会昌氏の支援になります。当時盧武鉉氏の当選の確立は低
くて、李会昌が80%勝つと言われていました.李会昌氏が勝てば自分は再び
政府の要職に就けると金氏は計算していたらしい。
ところが投票日を前に米軍装甲車に女子中学生がひき殺されるという事件が
発生、その他鄭夢準氏の裏切り問題などいろいろな事が起こり結果僅差で
盧武鉉が勝ってしまいました。
金大中政権の末期の支持率は20%を切り、一部の特権集団を除き国民の多く
が阿鼻叫喚の状況に追い込まれていました。皮肉にも金大中が民主化の美名
のもとで非難してきた軍事政権時代に育った大企業が韓国を支えてきたの
です。
すなわち朴正煕大統領時代の鉄鋼・造船・自動車・重化学、全斗換大統領時
代の半導体産業、盧泰愚大統領時代のIT産業などが日本の技術を手に入れて
大きくなっていました。
金大中の目的は民族統一です。そのために自分と同じ考えを持っている極左
の盧武鉉が大統領になる必要があります。そこで保守系の金重権が邪魔に
なってきました。
もともと金大中が政権を取れたのは、5.16軍事クーデターの中心人物であり
朴正煕政権の立役者だった「金鍾泌」と連合することによって大統領になっ
たのです。ということは金鍾泌との約束を遵守しなければ存立することが不
可能でした。つまり保守系の金鍾泌氏を首相に任命しなければならなかった。
韓国の憲法は、その首相が閣僚を大統領に推薦すると定めています。その結
果、三大要職である大統領秘書室長に盧泰愚政権の実力者だった「金重権氏」
を、国家安全企画部長に全斗煥政権下で事務総長を務めた「李鍾賛氏」を、
それぞれ任命しました。
金大中は図らずも周辺を軍事独裁政権で育った保守派の人材で固めざるを得
なかった。南北統一をするためには彼らを排除するか洗脳するしかなかった。
そこでまず北朝鮮を最大の敵として存続している国家安全企画部(情報部KC
IA)を廃止し、大統領直属機関として「国家情報院」を新設して権限や機能
を大幅になくしています。
朴正熙大統領は北と繋がっている金大中を最大の危険人物として常にマーク
していました。しかし狡賢い金大中は南北統一を隠してその気もない「民主
化運動」を旗印にしています。
韓国情報部(KCIA)はこの危険人物を謀殺するために東京に滞在中の金大中
を拉致します。その後光州事件その他で金大中は死刑判決を受けますが、彼
の掲げていた民主化運動家という隠れ蓑のお陰で米国を中心にした国際世論
を味方につけ米国への出国を条件に死刑の執行を免れます。
とにかく米国は民主化という言葉に弱い、常に単純な米国は「軍事政権は悪」
「民主政権は善」という二極論で判断します。狡賢い金大中は米国の性癖を
よく知っていました。
どいうわけか日本のマスコミも民主化を掲げる金大中を善、軍事政権を悪と
見る癖がついています。しかし日本では民主化の象徴とされてきた金大中大
統領は、実は韓国史上例のない言論弾圧を展開し、無茶苦茶な経済政策、
身内による不正、独裁政治などありとあらゆる腐敗政治を行ってきました。
そして北の工作員である金大中は、韓国より北朝鮮に対して多くの時間と
努力を傾けている間に、韓国経済のファンダメンタルは完全に崩壊してし
まった。
崩壊したように見えないのは公的資金という名目で150兆ウオンもの真水を
使い、巨額な国債を売り払い、株価を人為的に釣り上げ、経済が順調である
かのように見せかけて国民を騙し続けたからです。
金大中は北朝鮮に最大の譲歩をしてきただけでなく、彼の無策により韓国の
銀行や財閥企業などの8割以上が外資に牛耳られてしまいました。韓国経済
はもはや韓国人のためにあるのでなく、外資のためにあります。
2009年8月18日金大中が死去、李明博大統領は金大中を大きな名誉である
国葬で見送った。国葬で見送られた人物は朴正熙大統領につぎ金大中が二人
目です。皮肉にも韓国を地獄の底に沈めてしまった張本人を各界及び市民代
表ら2万人を超える人々が参列し、別れを惜しみました。
韓国の左傾化を促し、韓国経済を沈没させ、南北統一に道を開く政策を取り
続けた裏切り者の金大中を李明博は国葬で賞賛しました。
韓国よりも北朝鮮を大事にした金大中をあがめ奉る韓国に、進むべき道を
見つけることが出来るのでしょうか?
韓国は未来を手にいれるためには、いま自分たちを縛り付けている捏造され
た歴史から開放されなければならない。韓国は若い世代にウソを教えて
きちんと過去の過ちを認めるチャンスを自らの手で潰している。
過去の歴史を黒く塗りつぶした国に未来の扉を発見することは出来ない。
(この続きは次回にて)
