前回からの続きです。日本は核をちらつかせる中国からの恫喝に対して
毅然とこちらからも恫喝を返せなければいけません。
日本が中国の脅しに負けて弱腰になればなるほど中国をつけあがらせ、
彼らはますます脅しをかけてきます。中国人は相手が弱いとみると
かさにかかって叩いてきます。
日本政府は「日中友好」の呪縛に引っ掛かって、ご機嫌をとってでも
仲良くしなくてはならないと思っていますが、日本が仲良くしたいと
思っても、中国人はそうは思っていない。
中国の正体は相手が弱いと徹底して略奪し、罪に意識のかけらもなく
大量虐殺をしてきます。ウイグル、内モンゴル、チベット、その他周辺
の少数民族に対しても大量虐殺による侵略をして中国領土にしました。
このような凶暴な覇権主義は日本の敵どころか全人類の敵です。そして
地球を破壊し続ける地球環境の大敵です。
中国を訪れた人は誰でも北京や上海の近代都市への変容ぶりを見て「中国
はもう昔の中国ではない、21世紀は中国の時代だ!」と錯覚してしまい
ます。ところが実際は中国人全体の生活基盤が「公害」の深刻化によって
崩壊の危機に直面しています。
中国では極めて深刻な水不足が発生しています。特に中国東部にかけて
飲料水の供給が確保出来ない深刻な状況がうまれています。
中国には2本の大河が流れている。特に日本人のロマンをかきたてる大河
である黄河がひどい、土砂が堆積し、川底がどんどん高くなって水が流れ
てこない、住民は川底を掘って水を汲み上げています。
揚子江は逆に洪水に悩んでいます。原因は両方とも、上流で山林を乱伐し
たことが原因です。揚子江は乱伐によっていきなりどっと流れてきて氾濫
し、黄河はそのまま水と一緒に土砂が流れ堆積します。まさに人災です。
中国人は昔、農耕民族でした。自然と共生している農耕民族ならこのよ
うな馬鹿なことはしませんが、後漢末期から中国住民はそっくり騎馬民族
に入れ替わってしまった。
つまり三国時代の混乱は、農耕民族である漢民族を絶滅させた。そして
孔子、老子など偉大な思想を生み出した中国文化も消滅してしまった。
日本人が多大な影響を受けた漢民族が騎馬民族に入れ替わってしまった
のです。
ところが中国大好きな中国専門学者は中国が騎馬民族に征服されて、人種
が混ざっても、孔子時代の文化を継承してきた漢民族には違いないと信じ
てきたのです。
しかし実際はいわゆる漢民族は紀元二世紀で地球上から姿を消した。秦や
漢時代の中国人は、そのほとんどが大陸からいなくなりました。
このようなことを述べると必ず「たとえ異民族に征服されても元の住民が
全て消滅するなど有り得ない」と抗議されます。
この時代の中国の歴史を追っていきますと、紀元184年に起こった「黄巾
の乱」から三国時代まで大陸は戦乱に次ぐ戦乱で農業がストップし、
深刻な食料不足となり、中国人の大部分が餓死しています。
三国時代の混乱は随の文帝が中国を統一するまで、なんと400年も掛かっ
ています。人口の極端な減少が原因だと思われます。あの広大な大陸の
人口が僅か500万人足らずになっていたのです。
つまり三国時代の戦乱によって漢民族は絶滅し、日本人に今も影響を与え
続けている漢民族の都市文化が消滅してしまったのです。
だからほとんどの現代中国人にとって漢文は理解不能です。断言できます。
なんせ中国人たちは近代になるまで、自分たちが話している言葉を書き
表す手段がなかったのです。各地方ごとに言語が異なっているために共通
中国語というのは一度も存在しませんでした。
このような中国の歴史を知らずに、現代中国人と全く関係の無い論語や
漢詩などのイメージで中国人を見ているから、常に間違った判断をして
しまうのです。
日本は唐時代の黄巣の乱以後、遣唐使の派遣を取りやめて、この危険で
野蛮な中国と断絶した菅原道真の決断を学びましょう。
私の拙いブログによって、少しでも曖昧で甘い中国観を根本から修正で
きればこの上なく幸せですが・・・・・・・
