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円キャリートレード

私は経済学者ではない、単なる中小企業のオヤジにすぎない。

しかし最近経済についてブログに私の見解を乗せると反応が大きくて
ビックリしています。
「円キャリーについてもっと詳しく」とのご要望があり、今回つたない知識
を書いてみました。

私は韓国に子会社を持っております、そのために韓国経済および韓国政府
の実情を的確に把握しないと、命取りになります。
経済は一国だけ眺めても意味がありません。グローバリゼーションが進む
世界では一国のほころびや政策が世界の経済に影響を与えます。

円キャリーを簡単に言うと、「低金利の日本から円を調達し利率の高い国に
投資する事により利ざやを稼ぐ事」

しかしこれだけでは世界経済にどれほどの影響を与えたのかよく分かりません。

そこで日本がまったく意図しなかった円キャリーの起こりについて書いてみます。

日本政府はバブル崩壊以降、経済を立て直すべく
超低金利にして企業を助けた。
銀行が企業に資金を流しやすくするために日銀は各銀行の日銀当座
の決済資金を過剰に積みあげることを要求した。

そのために各銀行は手持ちの債権を売却して日銀の当座に金を入れた、
債権で持っていれば金利がつくが日銀の当座に金を入れても金利はつかない。
銀行としては生きていくために金を一般に貸さざるをえない。

日本政府としては景気を良くするために、銀行の貸し渋りから金余りへと
誘導したが銀行は零細企業に金を回さず、一流企業に金を回そうと
した、しかし一流企業は逆に借入金を返しに掛かった。そこで

日本の各銀行に溢れた超低金利の円に世界の投資フアンドが群がった。

2001年ごろからマスコミがさかんに「日本国は1000兆円の借金
で国が破産する」「突然預金封鎖がやって来る」と騒ぎ立てた、
とくに跡田慶応大学教授や浅井隆なる怪しげなアナリスト達が
2003年日本国破産なる本を出し庶民を不安がらせた。
そのために日本の投資家や主婦までが外貨預金を始めた。

話は少し横道にそれますが日本のエコノミストの間違いを少し正してみます。
日本の借金は海外からの借金ではない、突然金を返せとは誰も言わない、
日本国債のほとんどが日本国内で持っている。

日本政府は税金が足らない分を国債を印刷して日銀に持ち込んでお金を
調達する、早く言えば日本政府は日銀を介して円を印刷している。

国債すなわち借金の半分以上は日銀が持っている、
日銀が日本政府に「金返せ」とは絶対に言わない、あたりまえ、

時々経済評論家がテレビで「孫の代まで借金を残すのか、」と叫んでいる
場面を見たことがあると思いますが海外からの借金ではない、おろか

国の財布は個人や企業とまったく違う、個人や企業は稼がなければ財布の
中身は増えないが国は税金収入以外に札を印刷する事ができる。

あまり札を印刷すると円の価値が下がりインフレになる、やりすぎると
ハイパーインフレになり国が崩壊する。
故に印刷に限界があるが、日本の場合個人の預金1300兆円、
アメリカ国債表裏合わせて300兆円、それ以外、国の財産も相当ある。

話を米国に移して考えてみると、
米国のドルは基軸通貨、経常収支が赤字でも輸入代金として
ドルを印刷して支払えばすむ、金がなくなることはない。
財布の中身を心配せずに世界中からなんでも買える財政赤字も貿易赤字も平気、
その上、出て行った金を国債を発行して自国に還流さす。
世界的にドルの需要が高まる事はあっても減退する事はない、
お陰でドル暴落となる可能性は限りなく小さい。

その証拠に米国の外貨準備高は韓国の4分の一しかない、輸入決済が
足らなければ印刷すればいい。

この仕組みを日本に当てはめて考えてください、円は日本国内の基軸通貨
当たり前、円が足らなければ日銀に国債を引き取らして円を印刷すればいい

しかし日本国内だけの話、ドルを印刷できる米国は
世界の中央銀行を自国に持っていることになる。こんな有利な事はない。

そこで日ごろ仲の悪いヨーロッパ各国が米国だけにいい思いをさすのは
許せない、各国の通貨を統一してユーロを作った、
最近では世界の基軸通貨の25%がユーロになってきた。

話が飛びすぎたので、円キャリーに戻します

日本でだぶついた超低金利の円がフアンドを経由し外貨に両替され
世界中の国々に怒涛の勢いで流れこんだ。
そして円キャリーは世界中で不動産と株式バブルを引き起こした。

世界中に投資された円の総額は120兆円を超えるといわれています。

日本の経常収支は毎年巨額黒字です、2006年における日本の黒字額は
20兆円もあった、入ってきた外貨が当然日本円に両替されれば、
大幅な円高になる、しかし現実には為替相場は一貫して円安が続いた、
この原因が円キャリーだったのです。

そして大幅赤字の韓国が本来ならウオン安になるのに
ウオン高になっているのも円キャリーが原因です。

なぜ円キャリーによって円安になったかを次回解説します。



今回、ブログにしては長くなりすぎました、スイマセン。


































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