南北首脳会談(中国と米国の思惑)NO 2

今日は昨日の続きを書きます、「中国の思惑」について

(昨日の結論)韓国は同族、同胞といったキーワードによって
北朝鮮の非行や犯罪を一切問わない民族至上論によって北と一体化する。
そして中国、米国と対抗して北東アジアのバランサーになる、そのために
たとえ大金を払ってでも金正日と会談する必要がある。

さて中国は今回の会談を歓迎していない。
中国から見れば北朝鮮も韓国も過去2000年間も支配してきた属国にすぎない、
戦後直ぐに朝鮮半島を我が物にすべく、北朝鮮をたきつけて南進したが
アメリカ軍に阻止された。

韓国はアメリカによって民主国家になり北朝鮮は中国の飼い犬にされた。
中国は北朝鮮を未来永劫属国にするため、大規模な経済援助を与えず
沈まない程度の援助しか与えなかった。

中国指導者は、崩壊により朝鮮半島がソウルを拠点とし
米国や日本と連携する民主国家にされることが最大の恐怖、
そのために飼い犬に餌を与え続けた。

然るに誇り高い金正日は中国が憎くてたまらない、そこで偽札や麻薬、
ミサイルの販売等により資金を稼ぎ核を開発した、核を持てば中国の
飼い犬から脱却できる。

中国は北朝鮮の扱いを間違えばいつ飼い犬に手を噛まれるかもしれない、
まして今回の首脳会談で韓国との連携が強まれば、中国の言いなりには
ならない、そして北朝鮮は会談により南北和解ムードを強調して
対米関係改善を進める。

中国の鎖をはずそうとしている金正日の高笑いが聞えてくる。








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