残忍きわまりない無法者金正日がついにこの世を去りました。
報道によれば現地指導のための移動中に心筋梗塞を起こして突然
亡くなったそうです。
しかし金正日は本当に亡くなったのでしょうか?
死んだふりをして今後地下から息子の正恩氏に指令を出していく
ような気がしてなりません。
北朝鮮の中央テレビの画面をそのまま流している日本の各テレビを
観察していますと、疑問がうんかの如く湧いてきます。
移動中による突然の死(死亡は午前8時30分)、絶対的独裁者の
金正日がこんなに朝早く現地指導のために列車に乗るなど有り得ない。
過労のために走る列車内で心筋梗塞を起こし突然なくなるとの報道
も,強盛国家建設のため超強行軍の日々で国民のために一生懸命に
働いているという演出のような気がしています。
死んでから、まるで用意されていたかのようなテレビ画面、泣き
叫ぶ見苦しい国民の様子、花に囲まれて安置された遺体、中国から
花束を持って沈痛な表情で帰国を急ぐ国民などあまりにもテレビ画面
の手際が良すぎます。
以前雑誌で読んだ記憶ですが、彼は自分の身を守るために、平壌市内
に地下鉄より深い地下通路を網の目のように造り、平壌から40キロ
離れた慈母山まで地下通路が繋がっていて、慈母山には別宮が建設さ
れ飛行施設まであるそうです。
平壌には金正日の長寿問題を研究する最新設備を備えた大規模な「長
寿研究所」があり、研究結果に従って長寿食品を世界的範囲で調達
して、医療施設も最新鋭の設備を備え世界的な医師との契約もして
います。
常に暗殺を恐れていた金正日はそっくりな影武者を用意しています。
宮殿に安置された遺体は影武者の遺体かもしれません。
金正日が常に恐れていたことは、中東で崩壊中の独裁者の惨めな末路
や中国やCIAによる暗殺です。彼が恐れているのはアメリカではなく
中国からの圧力です。後継者問題においても中国は長男の金正男を
押していましたが、長男は中国語、フランス語、英語の喋れる近代的
な考えのできる切れ者です。
海外経験のない金総書記は長男とは合わないし、それとあまりにも
中国に取り込まれた長男は危険すぎる。金総書記は早く実権を握りた
くて親である金日成を暗殺(噂)したように長男を後継者に決めれば
自分も同じ目に会うと考えたかもしれません。
金総書記の究極の目的は南北統一でが、北朝鮮が南侵しても勝利する
可能性はなく、失敗すれば北朝鮮に星条旗がなびくことになり元も
子も失う結果を招くと中国は反対しています。
しかし金総書記は何回も中国に止められても南侵の可能性について
研究と機会を狙っています。中国は言うことを聞かない金総書記は
邪魔になって仕方がありません
以前移動中の列車が爆破され、かろうじて助かりましたが明らかに
中国の仕掛けです。金総書記はこのことを踏まえて急死を装って
地下に潜ったのです。
地下に潜ったということは密かに南侵を決意したと思われます。失敗
してもすでに死亡した自分を探しはしないし、殺されることもありま
せん。
南侵を成功させるキーポイントは電撃戦の方法で韓国全域を迅速に占領
し、そのあとアメリカが参戦できないような方法を考えることです。
在韓米軍は2004年時点で約3万7500人ですが3分の1に減らしに
掛かっています。危険を感じた韓国は在韓米軍の縮小に反対しています。
金総書記は在韓米軍が3分の1になった時がチャンスだと虎視眈々と
ねらっています。中国との戦争は極力避けたいアメリカはどう出るか
参戦か、話し合いか。いずれにしても金総書記は地下で息子を通じて
指揮を取るつもりです。
金正日が地下に潜ったことを知らされているのは息子とNO2の張成沢
と金正日の妹であり張成沢の妻である金敬姫と軍の一部の最高幹部だけ
だと推測されます。
地下に隠れた金正日は連日の日本の各テレビの過剰報道や世界の報道を
悦に入って見ています。特に日本の過大なニュースやコメンテーターの
解説を見て自分がいかに偉大な男であるかと錯覚しています。
自分の死によって各国の動きが分かり、また軍の批判者をあぶりだすこ
ともできます。まさに最高の作戦であると金正日の高笑いが聞こえて
きます。
この北朝鮮物語の最終章は来年中国の国家主席となる上海閥の習近平が
北朝鮮を支配します。彼は人民軍をバックにして権力を手に入れた男
です。北朝鮮が南侵の素振りを見せただけで即北朝鮮に侵入して制圧
してしまいます。
北朝鮮軍内部にはすでに習近平に篭絡された軍の幹部たちが情報を
流して、その時が来れば習近平の手足となって動けるように段取り
がされています。
そして面倒をみている長男の金正男氏を北朝鮮の最高指導者に祭り上げ
ます。これでアメリカも北に手を出すことができません。
長男の金正男は近代的な感覚の持ち主だけでなく、拉致を批判して
金総書記に嫌われた優しい男です。拉致の解決はこの金正男が北の
トップになるまで無理なようなきがしています。
それまで拉致家族の皆様が長生きしてくれることを祈るばかりです。
北朝鮮物語はまるで漫画チックで希望のない暴力的な劇画のようです。
