密入国や不法滞在で居着いた韓国人たちが帰化してなりすまし日本人
となって教育、マスコミ、企業、政治などへ入り込んで、韓国、朝鮮、
中国、在日たちに有利になるように日本を動かしていることが、多くの
日本国民にやっと認知されるようになってきました。
同じようにアメリカも一部の利益集団に乗っ取られた結果、富裕層に
富が集中しています。グローバル企業数百社が有する富と力は途方も
なく拡大しました。
富む者はかってないほど富栄え、その一方で労働者階級の生活は
衰退の一途をたどり、底辺にいる人々はそこからはい上がれない
ままになってしまいました。
なぜこのようなアメリカになってしまったのか?全ての原因は日本と
同じく政治にあります。今日のアメリカは自己利益や選挙対策に熱心で
有力団体のロビー活動に動かされて、経済と社会を破壊させてきました。
生産自体に関心の薄い虚業家たちによる企業売買の結果、中流階級の
賃下げや失業、組織の縮小や合併、分割を繰り返し、社員をパート
契約者に切り替え、そして健康保険や年金の喪失が起こり、多くの
労働者に冷酷と不安感を味わせています。
何故今まで気がつかなかったのか、われわれ日本人はアメリカの強大
な軍事力をバックにした外交や湾岸戦争、イラク戦争、などの戦争に
ばかり気をとられアメリカ内部で何が起こっているかについてあまり
関心を払わなかった。
しかし戦争の裏でアメリカが推し進めてきたグローバル化は、世界
の大半に住む多数の人々の、失業を増やし、所得を低下させ、、労働
条件を悪化させ、大量解雇や格差を広げていきました。
冷戦が終結して以来、アメリカが世界に押し付けてきた経済モデル
は、ヨーロッパやその他の数ヵ国に住む少数の人々の富を増やすこと
はあるにせよ、普通の人々にとっては快適よりも苦痛をもたらしている
事は明らかです。
冷戦以降アメリカが仕掛けた戦争はことごとく失敗に終わっていますが
アメリカの利益集団が仕掛けた経済戦争は密かに忍び寄ってきて、人々
が気がついた時は、すでにかなり進行して後戻りできなくなっています。
利益集団の武器はミサイルや戦車ではありません。それはグローバリ
ゼーションという思想です。
つまり彼らは一つの普遍的なビジネスや産業編成方式を世界中のすべて
の国々に強制しようとするとんでもない試みです。日本の経済学者や
政治家たちはこうした利益集団の企てを「グローバル・スタンダード」
として抵抗なく取り入れてきました。
世界中でグローバル化は時の言葉となり、政治家も学者もマスコミも
政治的選択肢のない避けることのできないプロセスであると同時に、
規制撤廃や自由化は経済にとって必要であり、必然的であるという
考えになっていきました。
いまや世界はグローバル化の大号令の下、企業、市場、金融、銀行、
生産はますます国境を超えていきます。しかし規制を伴わない
グローバル経済は,地域社会や国を否おうなしに企業誘致競争へ
かりたてることになっていきました。
つまり先進国の企業はコストを下げようとして低賃金の場所を求めて
移動します。結果自国では工場閉鎖によって失業が起こるのは当然の
ことです。このように世界中で悲惨な底辺へ向かう競争が繰り広げて
います。
アメリカで発生した反経済格差デモが全米の大都市に広がっている
ことこそグローバル化の犠牲者です。
グローバル化は何はさておいても多国籍大企業と金融業への利益を
優先する思想です。グローバル化が地球上に経済的繁栄をもたらすと
信じている日本の学者、政治家殿どうか目を覚ましてください。
アメリカが日本に仕掛けている「TPP」はまさにグローバル経済に
おける利益集団の政府支配です。
グローバル化の衣をかぶった「TPP」は危険です。TPPは単なる
通商協定や農業問題ではありません。
TPP参加は米国の基準を日本が受け入れ、米国の利益を守るだけでは
なく日本の道義大国としての価値観が破壊され、日本の国柄を変えて
いくことになってしまいます。
私は自由化反対論者ではありません。しかし現在の世界を観察すれば
完全自由化によって社会や環境に大混乱が生じ、大勢の人々が悲惨な
境遇に陥っています。
したがって市場は、伝統、法的秩序、礼儀やその他の文化的要素など
を加味した抑制した自由化にすべきです。そして公正と信義と正義は
国によってその意味がまったく違うということを日本人は理解すべき
です。
