前回の続きです。今回は韓国の新幹線について書いてみます。弊社の
韓国社員たちのほとんどは日本の新幹線に乗った経験があります。
しかし韓国人でありながら韓国新幹線に乗ったことのある人は2人しか
いません。それは危険がいっぱいだからです。
2004年、釜山に当社の代理店が出来,その頃韓国新幹線がソウル-釜山
間で運転開始のニュースが連日韓国のテレビで流れていました。
2007年私は韓国新幹線に乗りたくて、釜山の代理店を訪ねることを口実
にして韓国新幹線に乗る計画を立てていました。
ソウル出張直前に事務所に電話して「韓国新幹線で釜山の代理店に行く、
社長か専務の同行をお願いしたい」と言いました。韓国社長は「何故
わざわざ代理店に行くのですか?なにか重要な用件がありますか?」と
聞かれ答えに詰まってしまいました。
韓国のビジネスではトップが一代理店を訪問するなど絶対にないことな
のです。用があるならソウルの事務所に呼びつけるのが通例です。
日本人と朝鮮人の精神性は全く違います。日本では代理店は大切なお
客様ですが、韓国では売ってやっていると言う態度です.そのように
しなければ商品の値打ちが下がるということです。
韓国にある当社はたいした会社ではありませんが、彼らは外資系の会社
に勤めているという異常なまでのプライドを持っています。プライドと
いうより虚栄心といったほうが適切です。
朝鮮人は千年もの長い間中国の属国として低い身分にあったため、その
反動として低い身分の者や貧困者、弱者などに対して「上の者が下の者
を見下すのは当然のこと」と考える民族的傾向が定着しています。
逆に日本人は弱者に手を差し伸べる仏教的慈悲の心が身についています。
だから両国の外交を見れば一目瞭然です。日本は戦前の併合はもちろん
のこと戦後も世界最貧国の韓国を巨額の資金援助で何度も助けてきまし
た。しかし韓国はそれらの事実を国民に知られることを恐れて、全てを
覆い隠し、国民を洗脳してきました。つまり真実を知れば弱者になって
日本が上位になってしまうからです。
このように朝鮮族は異常なほどの劣等感を偽物の優越感で覆い隠して
生きてきたのです。韓国式のビジネスも常に上位になるような営業戦略
を構築します。
教育も「世界でもっとも優秀な民族」であるとか、「5千年間独立を保っ
た誇らしい文化大国」などの大嘘で子供の頃から教育されています。
このように教育しないと短期間で奇跡の発展に説明がつかないからです。
つまり併合前、朝鮮族の先祖は乞食同然の生活をしていた惨めな歴史を
消し去りたいのです。韓国の近代化は日本の莫大な資本と人材の投与に
よって成し遂げられた事実を消し去りたいのです。
前説が長くなりました。相変わらずアサッテに飛んでしまいました。
あらためて新幹線の本題に入ります。
韓国では1993年高速鉄道の国際入札が行われました。日本も形だけは参
加しましたが、受注する気はあまりありませんでした。なぜなら過去
多くの日本企業が製品を納入した後で必ずクレームをつけられ請求書
通りお金が入ってきたことがありません。
それだけではなしに下手をすると値切られるだけでなくそれ以上の損害
賠償をとられる始末でした。そのトラウマで企業も政府も腰が引けて
いました。
韓国も少し賢くなり世界が見え出した2003年以降 日本に対する貿易の完全
開放が行われ 日本の大手企業が積極的に韓国進出を計ってきました。電子、
自動車、化学、流通等、投資形態も企業引受、合弁投資、販売法人など形態も
多様化しています。
しかし高速鉄道の入札が行われた1990頃は先行した日本の中小企業群の
多くは騙され痛い目に遭っていました。それも韓国語が出来る在日朝鮮
人の企業たちまでも騙されていました。
だから1993年の韓国高速鉄道の国際入札にはあまり積極的ではありま
せんでした。途中で日本側は下りてしまいました。初めから日本はダシ
に使われるだけで、決める気が全く無いことが分かったからです。
途中で下りた日本側に韓国政府は面子を潰されたと激怒、しまいには
入札が決まる最後まで残って欲しいと懇願する始末でした。
フランスTGVを導入した韓国新幹線は開業前、試験走行中のトラブルが
頻発したために技術協力を日本側に要請しましたが、根本がフランス
TGV方式を採用しているため技術的な協力のしようがなかった。
2004年営業運転開始以降も小さなトラブルが続出、大きなトラブルで
は2007年世界初の正面衝突事故 幸いにも死者はなかった。
60億ウオンを投じて導入した自動改札機が誤作動を頻発、撤去した結果
無賃乗車が急増、2009年枕木約15万3000本が全て不良品だったことが
確認された。
車体下のモーター減速機の固定部に亀裂が入り脱落寸前、危機一髪
でした。2011年運行中の列車がトンネル内で6両脱線、原因はポイント
(分岐器)の問題です。このように現在でも大小取り混ぜてトラブルが続発
しています。
しかしその後国産化を急ぎ、このような欠陥新幹線をあつかましくも
アメリカやブラジルに技術の売り込みをしていたのです。この精神は
全く中国人と同じです
一方台湾では日本の新幹線車両技術を導入して2007年に開業しています。
台湾では開業以来事故が起きていません。中国の事故を受けて台湾の
報道では日本の技術である自動列車制御装置で車両は10キロ以内では
接近できず、中国のような事故は起こりえないと台湾新幹線の安全性を
強調していました。
