中国の高速鉄道の事故以来、テレビでは連日特集が組まれ日ごろの
うっぷんをはらしています。中国や韓国は必ず日本から技術供与の
後になってから「自国の開発技術である」と言い立てることに対し
てのうっぷん晴らしです。
中韓は常に恩を仇で返す民族だと、日本人は100も承知しています。
戦後、日本人は中国人の詐欺振りを目の当たりにして驚愕しました。
偽残留孤児、偽装結婚、偽造プリペイドカード、偽造パスポート、
偽ブランド、偽造卒業証書、など
最近では毒餃子事件、尖閣諸島問題、海保船に中国漁船の体当たり、
東シナ海ガス田問題、どれをとっても日本人の想像を絶するもの
ばかりでした。
発端は7月23日の高速鉄道事故の前に、日本の新幹線の技術を米国で
特許申請する計画が報じられ日本のマスコミが騒ぎ始めました。
それに対して中国からの反論は、「日本人はなぜわが国の高速鉄道に
嫉妬するのか」「中国高速鉄道は他国の基礎技術を吸収・発展させた
新しい試みだ」「技術の多くは日本の新幹線よりはるかに優れている。
それを盗用などと言うのはナンセンスだ」と主張した。
さらに、「中国は高速鉄道の技術において、設計施行・設備製造・列車
制御システム総合・運行管理などが一体となったシステムを掌握し、
知的財産権として世界レベルの技術体系を徐々に確立してきた」と得意
満面に反論していた矢先の23日の事故です。
日本人は事故にびっくりしたわけではありません。中国の事故後の無茶
苦茶な後処理に驚愕したのです。
この高速鉄道の事故処理のやり方を見て中国は20数年前と何も変わって
いない事が分かりました。技術的な面はたしかに進歩しましたが、中国
人の中身は昔と同じです。
20数年前 上海空港から四川省の成都まで飛行機に乗ったことがあり
ます。このローカル線の飛行機は中国人スタッフによれば年に1~2回は
墜落します。マスコミで一切報道しないから中国人は知らずに乗って
います。
飛行機はロシアの払い下げ機でぼろぼろです。雨の中を飛び立った飛行
機は無事成都に着きました。後日中国人スタッフに「あの成都行きの
ぼろぼろの飛行機はいつ廃機処分にするのですか?」と聞きましたら
「墜落したときが廃機です」・・・・・
彼は冗談で言ったのではなく真実を言ったのですが 私は長い間彼の
ユーモアだと思っていました。(この話は私の著書「コラア!中国いい
加減にしろ」の中で「初めての旅」として面白おかしく書いています)
これも20数年前の話です。中国大陸の移動に列車に乗ることは滅多に
ありませんが、興味半分で列車に乗ったことがあります。中国の列車
の切符は事前に買うことが出来なくて窓口で並ばなければいけません。
広州の駅は大混雑で、1時間以上並んでやっと切符を手に入れました。
後で聞けば1時間くらいで切符が買えたとは奇跡だと言われました。
その満員の列車に乗ってさらにびっくり、座席は4人がけの対面で、
シートは堅く背もたれは直立です。私は幸いなことに座席を確保でき
ましたが、通路で座っている人がかなりおりました。その間をぬって
弁当売りが通ります。
私以外の座席に座っている3人は弁当を買って早速食べ始めました。
そのうるさいこと、声の大きいこと、そして何の種か分かりませんが
殻を口から床にポイポイ捨てています。
食べ終わった弁当の容器を窓際の人がいきなり列車の窓から捨てました。
通路側の人は座席の下に置きました。
到着する前に我慢していたトイレに入りました。トイレは穴が開いて
いるだけでその穴から線路の石が見えます。私は小だから出来ますが
大だと怖くてその穴をまたぐことは出来なかったと思います。
列車の速度は約50キロ~60キロくらいで、駅でもないのに突然長く停車
したりします。
それ以降中国の列車に乗ったことはありませんが,おそらく乗客の
マナーやソフト面が改善されないまま、国の面子だけで高速鉄道の栄光
を追い求めた故の事故だと思われます。
今回の高速鉄道の事故について、中国インターネット上の市民の声は
「全力疾走から立ち止まれ。人民も、精神も、道徳も,良知も進歩の
速度についていけない」と警笛を鳴らしていました。
