新聞の小さな記事に「人権救済機関創設に意欲=解放同盟全国大会
与野党」という記事をみて暗い気持ちになりました。
「人権救済機関」というのは、以前何回も廃案になった「人権擁護法案」
のことです。人権救済というネーミングを見ればどこが悪法なのか
わからないと思います。
しかしこの悪法は人権救済ではなく人権抑圧となるとんでもない問題が
隠されています。
この人権救済機関が「これは差別だ!」「人権侵害のおそれがある!」
と訴えただけで裁判所の命令なしで立ち入り検査をし、罰則を課すこと
が出来るような恐ろしい法律です。
そして人権委員会が差別、人権侵害と判断したら止めるものがいない事
です。つまり人権委員会は裁判所の命令なしで立ち入り検査も出来る
強大な権限を持っているということです。
例えば私がブログで在日外国人を批判、それを読んだ在日外国人が「感
情が傷ついた」と救済機関に訴えたら、裁判所に関係なく救済機関が
家宅捜査をして、直ちに罰則を課す事ができます。警察にもこんな権利
はない。
これでは、言論および表現の自由は深刻な危機に直面してしまいます。
この法案は「差別」や「人権侵害」の定義が曖昧で、いくらでも拡大
解釈されるおそれがあります。恐ろしいことに罰則を含む措置が裁判所
の令状なく「人権委員会」の判断のみでおこなわれることです。警察で
すら持たない強権なのです。
この強権を行使するのは、全国に張り巡らされる2万人の「人権委員会」
ですが、奇怪なことに委員の選定過程が不透明な上に、資格要件から
わざわざ国籍条項が除外されています。
これでおわかりだと思います。何故「なりすまし日本人の民主党」が
この法案に意欲を示しているか、明らかに法案が何かを想定し、何かの
意図を持って進めていることが分かっていただけたと思います。
もしこの法案が制定されたら在日外国人と彼らに協力している左翼的
な価値観をもつ人々が日本社会の根幹を動かす力を持つことになります。
なにも大げさに言っているのではありません。
この法案についてテレビやマスコミはほとんど取り上げようとはしない。
何故ならマスコミの曲解・捏造報道を糾弾し続けているインターネット
が邪魔なのです。
このような悪法によって新しい権力機関が出来れば、特定の人権を過剰
に守り、逆に一般の人々の人権を踏みにじることにつながってきます。
卑怯な民主党は悪法が廃案になれば巧みにネーミングを変えて再び提出
してきます。
永住外国人への地方参政権の危険性については多くの日本人が認知され
てきていますが、この「人権救済機関」についてはあまり知られていま
せん。それだけに知らぬ間に成立してしまう危険性があります。
戦後生まれの日本人は、砲弾やミサイルが飛び交うような戦争は知ら
ないし、飢餓の体験もない、自由にものが言える世の中で、何の苦労も
知らずに育ってきました。
そして91年のソビエト連邦の崩壊を受けて、日本人は社会主義と言わ
れる国々は、人間性を否定する最悪の独裁国だと気が付きました。
その事によって多くの危険な左翼的考えの人たちが目覚めたと錯覚し、
政治家も官僚も、民間企業の経営者もみんな使命感、緊張感を無くして
しまいました。
ところが社会主義的な価値観を後生大事にしている人たちは、依然と
して、保守・右派勢力は打倒しなければという幼稚な革命幻想を持ち
続けていたのです。
この左翼の人達に日本生まれの在日外国人が言葉巧みに「人権・民主
主義・平和・平等」という一見誰も反対できない美辞麗句で近づき
取り込んでしまったのです。
今まで日本人は左翼に対する警戒心が強かったので、日本社会の根幹を
動かすような力をもつことはありませんでした。
ところが日本生まれの在日外国人が国籍を取り通名をなのり、「なりす
まし日本人」として正義の仮面を付け微笑とともに近づいて、日本人の
左翼をとりこにして、一体化してしまったのです。
彼らが政治家になり、教師になり、マスコミに入り、経済界で成功し
ついに力を持ち始めたのです。このような状況が今の混迷した日本です。
結局日本人は致命的なまでに油断してしまった。
