「韓国版サブプライム危機が激化、世界経済に再び暗雲か!
韓国政府は6つの貯蓄銀行に対して停止命令をだした。この6行に
とどまらず、ほかにも5つの銀行が停止命令を受ける可能性がある」と
報じています。(中国網日本語版(チャイナネット))
この重大なニュースが日本のテレビで一切報じられていません。新聞も
しかりです。私は全てのニュースを見たわけではありませんがこの重大
なニュースを取り上げない日本のメディアは不思議でなりません。
日頃の日本メディアは韓国経済の好調ぶりを報じているだけに、突然の
韓国経済の崩壊に戸惑っているのではないかと思っています。
私は韓国とビジネスで付き合ってからすでに25年以上になりました。
この国の悲劇は企業も政府も国民もあまりにも嘘がまかり通っている
ことです。
私が知っている限り韓国企業の帳簿が正直だったためしがありません。
多くの企業が借金を隠し、赤字を隠しながら銀行からカネを借り続けて
いる実態を見続けてきました。
韓国銀行は賄賂を出すと貸しつけてくれるが、そうでないと難しい手続
きを要求して断念さすように持っていく。このような話を多くの韓国
企業の社長からイヤというほど聞かされてきました。
銀行も怪しいですが企業も詐欺師たちです。
25年以上韓国を眺めてきて、財閥と言われていた企業がある日
突然倒産し社長が逃げてしまった事件が数多くあります。
私の記憶では、三味、韓宝、東亜,青丘、真露、大宇などが倒産の噂が
出る前に財閥総帥とその家族たちは消えてしまいます。
多くの財閥総帥たちは、企業を利用し銀行のカネを借りて個人の金庫に
隠して、そして企業を再建不能の状態にし、ある日突然消えて
しまいます。
1997年アジア通貨危機以後 韓国はIMF介入の2年間で約2000の金融
機関のなかで約200以上の機関が倒産整理されました。残った内容の良い
数社の銀行は外資系に乗っ取られました。
その他の生き残った金融機関は倒産した金融機関と大差はありません。
赤字を出し続けていたと思われます。何故なら銀行は企業だけでなく
個人からもカネが踏み倒されてきた現実があります。
韓国の銀行を眺めてきて痛切に感じるのは、その高圧的な姿勢と初歩的
な業務内容です。外側だけ見ていれば日本の銀行と全く変わらないよう
に見えますが、中身は恐ろしく後進的です。ハッキリ言って経営能力
など全くと言っていいほどありません。
韓国政府は不良債権まみれの金融機関に国民の税金を垂れ流してきま
した。中国の銀行の構図とそっくりです。
過去ブログで弊社と付き合いのあった財閥企業である「大宇」の事を
取り上げたことがあります。当時「大宇」は韓国で三番目の大企業で
した。
1999年大宇総帥の金宇中は43兆ウオンを持ってヨーロッパに逃亡した。
大宇の会計帳簿は自己資本14兆ウオン、負債は78兆ウオンでした。
しかし逃亡した後、調査した結果自己資本マイナス25兆6000億ウオン、
負債が95兆ウオンと報道されていました。
このように帳簿が信用できないのはなにも大宇だけではありません。
ほとんどの企業の会計は全くデタラメです。もちろん潰れるまで
分かりません。そのうえ私企業だけでなく公企業まで同様だといわ
れています。
日本の経済評論家たちは韓国のカンバン企業である「サムスン」や「LG」
の業績だけ見て韓国の好調ぶりを賞賛しています。その上李明博大統領
が「主要国の中で金融危機からいち早く回復したのは韓国だ」と何度も
強調した事で完全に日本の評論家たちは騙されています。
李明博大統領は為替政策でウオン安に無理やり誘導して大企業を支援し、
税制面でも優遇しています。サムスン電子の法人税は日本メーカの
3分の1です。
しかも笑ってしまうことはサムスンの基幹部品の90%は日本からの
輸入です。その上外資の比率が50%もあり外国の株主のために奉仕して
いるようなものです。
しかもサムスンの特許料の不払いは一説には500件を超え、総額は
何兆円の賠償になるか見当がつかない状況です。
韓国中央日報は「最終製品は中国と競争し,核心部品は日本に頼りでは
韓国企業の境遇が困窮するほかない、日本メーカーは昨年設備投資を
21%増やした。技術が優れて労使関係が安定した日本企業が投資まで
増やせば世界に適う相手はいない」と韓国にとって絶望的な記事を
書いています。
このような虚飾と欺瞞が渦巻く韓国に明日があるとは思えない。
(次回も韓国のことを書くつもりです)
