今日も鳩山首相について考察してみたいと思います。
日本人の多くは鳩山氏に対して間違ったイメージを抱いているような
気がします。
彼は、鳩山一郎元総理の孫,名門のお坊ちゃま、東大出身の秀才、
スタンフォード大学博士課程修了、日本人の常としてこれだけの肩書き
を見れば安心してしまいます。
その上元自民党員であり,憲法改正論者であり、2000年12月「国連
平和維持活動(PKO)にも日本は参加しなければならない。その時
憲法が障害となるなら変えればいい」と発言しています。
1999年2月に北朝鮮のミサイルが日本に発射される可能性について
講演で「撃たれるままで手をこまねいていなければならないかという
と、必ずしも憲法ではそうでない。自衛の為に行動する事は禁止されて
いないと理解している、憲法上では先制攻撃が許される場合もありうる」
と至極まともな事を言っています。
これらの過去のイメージで「鳩山氏が首相になっても日本は間違った
方向に行かない、民主党内部には社会主義的な価値観を持っている、
危険な人は大勢いるが、政権を取るために抱えているだけで、鳩山氏
なら大丈夫だ」と多くの国民は勘違いして安心したのです。
それに保守であるべき自民党にも、社会主義的な価値観をもった政治
家があまりにも多すぎました。加藤紘一、福田康夫、山崎拓、河野洋平、
古賀誠、高村正彦、野田毅、谷垣禎一、と濃淡の差はありますが、
枚挙に暇がありません。
つまり保守と左翼の定義が曖昧になってきたのです。
それなら一度民主党にやらしてみようと国民の多くは考えたのです。
しかし鳩山氏は日本国民の多くがイメージしたようなまともな男では
ありません。そのことが徐々にはっきり見えてきました。
彼の憲法改正という言葉を聞いただけで保守側は安心してしまいます
が、彼が2000年に出した憲法改正試案を読めば、この男の危険性が
はっきりと分かります。
鳩山氏の憲法改正案とは、「日本の主権の一部を国際機構に委譲する、
主権の委譲についてはアジア共同体を実現して、通貨の発行権やその
他を委ねる、そして日本の軍事組織の指揮権を国際機構に委ねる」と
明記しています。
彼の憲法改正論はまさに日本解体宣言です。最近の鳩山氏の発言で
「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」「国というものがよく分か
らない」という発言は明らかに日本国を解体しようとしている魂胆が
みえみえです。
なぜ一流の教育を受けた人ほど日本国をドブに捨てるような発想しか
出来ないのか?理想主義への幼稚な傾斜と言うべきか、はっきり言って
バカとしかいいようがありません。
このようなおかしな人たちが戦後多く出てきたのは,占領初期のGHQ
で主導的役割を果たしたニューディーラー(左翼国家改造主義者)に
よる日本弱体化プログラムを注入された日教組教育を受けた世代が
政治家、マスコミ、大学教授、になり日本をリードしていったからです。
このような人たちが売国的な意識を持たないまま、多くの日本人から
愛国心や日本人の誇りを危険な悪と決め付け、排除していったのです。
ゾンビに噛まれた人はゾンビになります。日本国民が日本人の意識を
捨ててしまった死人のゾンビがだんだん増殖して日本国を解体していって
います。
日教組のウイルスに汚染された親達の寿命が尽きるまで日本を持たせ
なければ、日本の先祖に申し訳が立ちません。
