いつも私の拙いブログを読んでいただきありがとうございます。
コメントをいただく素晴らしい論客の皆様には感謝申し上げます。
コメントをいただいたara様が「朱成虎将軍の脅迫じみた発言は
いつごろ発言されたものですか?」という質問にお答えいたします。
中国の解放軍国防大学防務学院長,総参謀部戦略戦争研究室軍級
研究委員を兼ねる朱成虎将軍(少将)が2005年、国防大学の内部会議
で行った講和の一節です.その全文は中国人のニュースサイト「博訊網」
に載っています。
同じような内容文が「古森義久氏」の「中国の軍事」を語ることを
タブー視するな、“核の作法”を無視した朱将軍の爆弾発言と題して
2005年に日経に載っています。
古森氏の記事を少し抜粋してみます。
「中国人民解放軍の将軍がものすごい発言をしてのけた。いやはや、
衝撃的というか、驚愕というか、びっくり仰天し、そのあとに肌寒い
恐怖に襲われる、という感じなのだ」
「その内容は簡単に言えば、中国が台湾に軍事攻撃をかけ、アメリカ
が介入してくれば、アメリカ本土の数百の都市に核ミサイルを撃ち
込むぞ、という宣言だった。アメリカの首都ワシントンでは当然な
がらこの核攻撃発言は大々的に取り上げられ、マスコミでの大きな
扱いはもちろんのこと、連邦議会でも激しい反発が渦巻いた」
「この発言はアメリカ側の対中観や対中戦略に今後長い年月、大きな
インパクトを投げ続けることとなろう」
「日本で核兵器の効用や存在そのものを否定する反核派、核廃絶運動
勢力にとっては、これほど忌み嫌うべき発言もまず例がないだろう。
だが日本での「虎発言」への反響はないも同然のようである。
日本の反核陣営からはなんの声もない。相手が中国となると、奇妙
な沈黙となってしまう」
将軍の発言を単なる個人の発言ではありません、中国の場合は
中国政府の発言としてとらえるべきです、中国政府のホンネを知る
ために将軍の発言をもう少し書いて見ます。(博訊網より)
「人間はすべて利己的だ、だから奉仕や愛はすべておとぎ噺で、三歳児
を騙す話にすぎない。私が核大戦争を鼓吹するのは、国家民族の
生存発展に有利だからである。だから核大戦争の準備をしなければ
ならない」
「今世紀中には人口過剰の問題が爆発する、人口問題を解決するには、
核が最も有効にして手っ取り早い方法だ」
「我々はすべての幻想を捨て、あらゆる力を集中して核兵器を増やし、
10年以内に地球人口の半分以上を消滅できるようにしなければ
ならない」
「多くの同士は、最も憎らしい日米への核攻撃を考えているが、
その前に最も敵対する国はインドと日本である」
この将軍の発言で中国人の恐ろしさ、残酷さ、を認識してください。
日本の親中派や平和主義者の考えがいかに幼稚で、能力がないか
分かっていただけたと思います。
将軍の発言を単なる個人の発言である、中国政府とは違うという
観点で親中派や平和主義者は言いそうですが、しかし一党独裁の
中国では要人が対外的に政府の立場と異なる発言はできません、
人民解放軍の間違いのないホンネです。
中国共産党の本質は国家という隠れ蓑をまとっていますが、実際は
何千年と続いている皇帝システムのままなのです。つまり共産党は
皇帝であり、何千年と続いてきた皇帝の後継者なのです。
中国人にとって有史以来、人命というものは尊重に値するものでは
なかった、文化大革命をみても分かりますが、同胞の生命など
何人死のうが平気なのです。まして外人の生命など虫けら同然です
中国の歴史は大量餓死、大量虐殺の繰り返しなのです。だから将軍
は「人口問題を解決するには核が最も有効で手っ取り早い」と
当たり前のように平気に発言できるのです。
多くの日本人やアメリカ人も中国は資本主義解放経済への道を進み
やがて近代化すると思っています。しかし中国の近代化はやがて
頓挫します。その兆候が今回の米金融問題をきっかけにすでに
現れてきています。
中国は秦の始皇帝以来の皇帝システムの支配に戻りつつあります。
いま繁栄している企業に、人民軍や政府の要人たちの親類縁者が
入り込んで富を食い荒らしています。
合弁企業をたくさん作らせ、儲かったら富を吸い尽くします。
この仕組みは中国支配者の得意とするものです。
2006年に共和党の一議員が「中華帝国の誇大妄想的野望を抑えら
れるのはアメリカだけだ」と言っています。いまやアメリカ
ペンタゴン(国防総省)内部の主流の見解になっています。
しかし中国資金でまみれた親中派のオバマが大統領になれば、
アメリカの考えがどの様に変貌していくのか全く分かりません。
日本は嵐の中で漂う小さなボートです。早くアメリカの大船に乗り
移らないと中国の大波にさらわれてしまいます。
いつまでもアメリカの足手まといにならず、憲法を改正して一人前
の頼りになる同盟国に早くならなくてはいけません。
日本の政治家は嵐に中を漂う小船に乗っていることすら認知して
いません。
昨日国会で民主党議員が麻生首相にラーメンの値段を知っているか
どうかを確かめる質問をいていました。
議員のあまりの稚拙ぶりに日本の将来が不安になってきました。
「敵は中国なり」「米中激突は近い」昨日書いた文章です。
もう一度 噛みしめてください。
