護憲派と称する人たちと議論すると、ほとんど打ち負かされて、
しまいます。普通の人が持っている正論に聴く耳を持ちません。
ヒステリックに声高に叫ばれて、こちらの言い分を全てはねのけて
しまいます。こちらも議論する気力がなくなって、黙ってしまいます。
終いに「貴方のような右翼が日本をだめにする」といわれ、気分が
滅入ってしまいます。
彼らの言い分は「憲法改正は日本を再び侵略国家にさせてしまう」と
いう事をベースに理論を組み立てています。
私は戦前の日本の戦争は全て自衛の戦争だと思っていますが、
この辺の隔たりは歴史認識の違いで埋めようがありません。
昨日のブログで「日中衝突は歴史の宿命」と書きました。
日本人に目覚めて欲しくて 警告の意味で書いたのですが、
日本人が目覚めて憲法を改正すればたちどころに「戦争国家に変貌
して危険な国になる」と言われそうです。
戦争には二種類あります、自衛戦争と侵略戦争です。
日本人の誰もが侵略戦争をしようなどと思っている人は100%いない
と思います。
自衛戦争と侵略戦争は全く違います。
日本人は戦後「戦争は悪である」と教育されてきました。そういった
教育は別に間違ってはいませんが、全ての戦争は悪であるという
観念を植え付けられてしまいました。
「戦争論」で有名なカール・フォン・クラウゼビィッツは「戦争とは、
他の手段をもって継続する政治の延長」
また「防御に徹しようとすれば、必ず攻撃的諸動作を併発する」と
言っています。
まったく当たり前の事で大した提議でもありませんが、いわゆる
政治と戦争は不可分と言っているのだとおもいます。
国と国とは利害が一致するより対立するほうが多い、そのときの
解決手段として各国家は外交などによって平和的に解決しようと
しますが、「武力を担保」していないと 国の主権や正当な権利が
一方的に侵されます。
例えば日本が主権や権利が侵された場合、戦争しても断固として
守り抜くという姿勢があれば北朝鮮は日本人を100人以上も
拉致できなかったと思います。
その後も食料やオイルを要求し 米を1千億円以上も援助しても
平気で日本海にミサイルを発射してきます。そして
在日の人たちを使って毎年100億~150億円も闇送金させて、
その上日本国内に麻薬をばら撒きます。
ところが日本は憲法で自分を縛って、何も出来ません。
もし日本が早くに憲法を改正して「武力による決定の担保」を保持
していれば北朝鮮もここまで傍若無人な振る舞いは出来なかったと
思います。
私が護憲派の人たちに『日本が戦争する気がなくても、相手が侵略
してきたらどうするのですか?』と言いますと かならず
「日本を侵略するような国がこの地球上にあるはずがない」と
明快にいいます。
しかし北朝鮮はすでに日本を侵略して100人も拉致した、中国も
工作員を使って日本を侵略しています。日本の主権も権益も何回も
中国に侵されています。
護憲派の人たちにこのような事を言っても聞く耳を持ちませんが、
くじけずに今日も中国の危険性を書いてみます。
普通の国は 国が軍隊を持っています。しかし中国は軍隊が国を
持っています。
中国の人民解放軍は最初 国軍ではなく共産党の私兵にすぎな
かったのです。費用を国に頼らずに軍が自分で自分の食料や装備を
調達していました。そのための財源を得るために傘下には、
軍需産業のほかに情報通信、電気からホテルまで様々な業種を
持っています。
国を頼らない「自力更生」とよばれる独特のシステムが存在した
のです。1998年に中国は商業活動を禁止しましたが、いまでも
人民解放軍の各部隊は幅広く企業経営をしています。
だから彼らは国に養ってもらっているという意識は、ありません、
故に軍を掌握していない胡錦濤の不安定差が不気味に感じられます。
日本は人民解放軍の暴走も視野に入れておかないと危険です。
日本は安全保障をアメリカに依存しています。しかしいくら現在の
日米同盟が強固であっても、アメリカは国境紛争や海洋権益紛争には
関与しないという姿勢をとっています。
したがって最も紛争の高いこれらの事は、日本は自ら対応しなければ
なりません。しかし「武力による決定の担保」を持たない日本は
これからも中国や北朝鮮 韓国に主権や権益を侵食され続けます。
日本はこのまま「無抵抗主義」を続けていくのですか?
護憲派の人たちの『平和憲法を世界に普及することを使命としている』
という幼稚な理想主義で日本は存続できるのでしようか?
戦争をせずに自国を守るには「武力による決定の担保」が絶対必要だと
思います。
