我が日本は過去に例を見ないほどの最悪最低の首相を持ってしまった。
福田首相が麻生氏と総裁のイスを争ってテレビによく出ていた去年、
福田のあまりの知の欠落に仰天したことを覚えています。
その後もこの男の言動や行動を見ていますとその底抜けぶりに目を
覆いたくなります。
一つ一つ例を挙げて批判するには余りにも多すぎて一冊の本になって
しまいます。
福田は知識がない、過去の歴史を知らない、全く勉強しない、
状況を把握できない、何が国益か全く理解していない,覇気がない、
理想がない、信念がない、理念を持ち合わせていない、公的な考えと
私的な考えの区別が無い、これらを数えあげたらきりが無いくらい
怒りが噴出します。
このような首相が日本のリーダーになったのも、「リーダーシップ
よりもコンセンサスのほうを重視する社会」のムードがこのような
男を現出させたような気がします。
たとえ、世論に抗してでも、コンセンサスに逆らってでも自ら信じる
方向に進む姿勢をわきまえたリーダーこそ首相の器なのです。
この男には知識が欠落しているから正邪の判断が出来ない。
結局、いつも曖昧な女子小学生のような考えと答弁しか出来ない。
最近のあきれた例を挙げますと、「原油高対策で魚業関係者に総額
745億円を補てん」する方針を決定した。
テレビを見ていますと、漁師さんが出てきて盛んに赤字を協調して
ストまで決行、燃料費の補てんを訴えて全国漁民大会まで開催
した画面が連日報道される、テレビキャスターもコメンテーターも
政府の批判を始めると、安易に745億円の補てんの決定を下した。
これっておかしいと思いませんか?あらゆる企業も個人もガソリンを
使っています、なぜ漁師さんだけに補てんをするのですか?
このようなことをすれば資本主義のメカニズムが壊れてしまいます。
もし政府が少しでも水産業界の事を勉強すれば、このような安易な
考えは出てきません。
日本の漁獲高の25%は養殖です。その上魚介類の60%弱を輸入に
頼っています。06年度の魚介類の輸入金額は1兆5800億円
も他国に頼っています。
このような漁業従事者が原油を使って漁業には出て行くのですか?
本物の漁師さんの割合がどのくらいなのか、またその漁獲高が
どのくらいなのかを、政府は全く勉強していません。
しかしテレビの報道を見ていますと このような実態を全く
報道せず、ひたすら漁師さんの窮状を訴える画面しか見せません。
無知な政府はこのテレビ画面だけ見て世論に迎合します。
昔、岸信介首相が、まるで日本国民全てが反対しているような
マスコミ報道を無視して『安保改定』を強行採決したお陰で、
今日の経済発展が出来たことに 当時反対したマスコミまで認めて
います。
世論に迎合せず、信念を貫き通したリーダーがいたから今日の
日本の発展をみることができたのです。
また吉田茂首相はサンフランシスコ講和条約締結にあたって、時の
インテリはこぞって単独講和に反対した。しかし吉田首相は、彼らを
「不逞の輩」と一蹴して単独講和を締結しました。
あの時代に知識人の反対に臆することなく、信念に基づいて
講和条約締結に踏み切った吉田氏の決断が日本を救いました。
いつの時代でも世論を敵に回しても、自己の信ずる筋を貫ける人が
リーダーになるべきです。
福田のように知識がない、勉強しない人では、信念を持ちようがない。
福田が未来の展望を持たず、その場のコンセンサスに身を寄せて、
政権維持にキュウキュウしているようでは、国家としての日本の土台は
これから益々崩れていきます。
この男のように北朝鮮や中国に信念無き妥協を続けていくかぎり、
日本の危機は際限なく広がっていきます。
日本の政治家の辞書から「信念」という言葉が消えてしまったようです
