朝鮮日報を見ていますと、「韓国経済は四面楚歌」と大きく
載っていました。ハイペースで続くインフレ、投資の減少、雇用の
伸びの鈍化。
韓国は先進国入りに失敗した国だと 最近思うようになって来ました。
もちろん先進国の定義は曖昧ですが、国際社会では経済協力開発機構
(OECD)加盟国を先進国として扱っています。
韓国は一人あたりGDPがOECD加盟国30カ国中24位です。
アメリカ中央情報局(CIA)は韓国を先進国の一員にしていません。
国際通貨基金(IMF)は先進国に韓国を入れています。
このように国際機関によって韓国の扱いが微妙です。
先進国の要件として生活水準、技術水準だけではなしに、政治体制、
表現の自由といった民主主義の成熟度も重要です。
韓国は96年に加盟しました。日本は64年加盟、中国は加盟して
いません。
2006年10月に国連事務総長に韓国人の藩基文氏が選ばれた事は、
世界の国連加盟国の認識が「韓国は先進国ではない」という事を
示しています。
いつの頃からか わかりませんが、国連事務総長は小国から選ぶことが
慣例化されています。
韓国の前はガーナ、エジプト、ペルー、など 先進国からは選んでいません。
公平をきすべき国連事務総長として 韓国人の性格では絶対無理だと
思っていました。
藩基文氏が就任してからいろいろ批判が集中しています。
2007年9月、彼は台湾の国連加盟問題について「台湾は中国の一部」
という発言で、常識ある国々から批判を浴び、また国連の主要ポストに
韓国人を起用して国連内部から反発を受けています。
これに対して藩基文は、もともと国連への財政負担の割には韓国人の
職員数が少なかった、故に韓国人の職員の数が増えたにすぎない、と
反論しています。
しかし韓国は国連分担金を滞納しており1億1千600万ドルも溜まって
います、これを指摘されると、彼は滞納を皆解消する計画を示したが、
まだ一向に完済されていません。
彼は一向に懲りずに、自分の娘婿を国連イラク支援派遣団の官房長に
抜擢した。国連職員組合は「親類縁者や友人を頼った求職」を批判する
文章を2007年12月に採択する事態となった。
2008年7月、事務総長就任後初めて祖国に帰ったときに、訪韓の
感想を聞かれて、「韓国人の国連事務総長として韓国の国力発展に貢献
できるようベストを尽くす」答えています。
彼は韓国の職員ではないのです、中立と公平を旨とする国連事務総長
なのです、だから公的な場所でこのような発言をしては国連の意義も
目的も意味がなくなってしまいます。国連の危機です。
これをもってしても韓国人の国際感覚はゼロです。国際的な常識が
まるで備わっていません。
ここでまた経済の話に戻します。
韓国が先進国入りに失敗した原因について考えてみます。
まず一番大きな問題は、サムスン、現代、LG、などの財閥企業が
国内市場を占有してしまったことです。その上韓国政府は高関税戦略
で国内市場において海外企業との競争から自国企業を保護しています。
韓国市場を占有すれば利益がたっぷり取れます、その利益を元に
海外市場では、安く販売して海外市場におけるシェアーを伸ばして
います。(国内利益57%、海外利益2・4%)
よくテレビで経済評論家が日本企業が韓国のサムスンや現代に負け
続けている、すでに韓国企業は日本企業をすでに凌駕したと、嘆いて
いますが、韓国の財閥企業は日本から部品や資材を購入して組み立てて
販売しているだけです。その証拠に去年、対日貿易赤字が253億ドル
も達しました。
韓国企業が世界で売り上げを伸ばせば伸ばすほど、日本に利益が
入ってきます。これはなにも韓国だけではありません、世界の工場は
日本の資本財が無いと止まってしまいます。
日本の輸出の60%は資本財の輸出です。
輸出するものが耐久消費財と資本財とでは、意味するものがまるで違う。
以前 盧武鉉大統領が「日本の貿易黒字を減らせ」と命令しました。
ところが日本が輸出を減らせば韓国の工場が止まり、そのまま韓国の
首を絞めることになります。
大統領の悔しさが手に取るようにわかります。
韓国の財閥企業は、日本の技術と部品で成り立っています。
その大手財閥企業のほとんど、2006以降赤字が続いています。
主たる原因を「ウオン高」「原油高」においていますが、
最終製品は中国と競争し,核心部品は日本に頼っているようでは、
いずれ困窮するほかはありません。
いままでの文章を読んで少しは胸のつかえが下りたと思います。
韓国人が日本に対して罵詈雑言を浴びせても知らぬ顔をしましょう。
彼らは毎年230億ドルも日本に朝貢しています。
先進国入りに失敗した2番目の要因は、労使紛争の長期化、労働市場の
硬直化です。韓国の労働者は左翼思想に染まり際限なくストライキを
繰り返します。
特に左翼政権の盧武鉉大統領になってからより顕著になりました。
彼はストライキの期間中も会社は労働者に給与を支払わねばならない
という法律を作りました。
お陰で大企業の生産ラインは、平均一ヶ月はストップします。
そして嫌気になった大企業の工場は海外に移転し、中小企業も
力のある会社は海外に逃げだしました。その為に大学卒の就職率が
50%を切ってしまいました。
韓国の大手企業の資本は外資系ファンドに、技術は日本に握られて
います。そして国民は海外に逃げ出し資産を海外に持ち出しています。
韓国人の得意技、自分で自分の首を絞め始めました。
