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アメリカの変節    6月9日(月)


今月中にも予想される米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定の
解除手続きを前に、難色を示す日本に対して米国の懐柔作戦が
始まった。

この問題を一連の流れをふまえて推測したいと思います。
但し私は政治評論家ではないのであくまでビジネスマンの思考で
考えて見ます。

まずブッシュ大統領の突然の変節について、
ブッシュの初期は北朝鮮に対して「悪の枢軸」として批判を行うなど
強硬姿勢を取っていたが、ここに至って、「日本人拉致問題の進展とは
関係なく、テロ支援国家指定を解除する」との立場をとり出した。

このことについて政治評論家の三宅久之氏は「残り少なくなった政権中
に、北の核施設の無能力化を進める功績によって歴史に残ることを
意識しだした」と言っていますが、私の目から見ればまったく
見当はずれです。

ことわっておきますが三宅先生のご高説にはだいたい賛同しています。
私の好きな政治評論家の一人です。

いまから述べることは批判ではなしにあくまでビジネスマンの斜めから
みた意見です。

米国の国益にとっては北朝鮮をどの様に持っていけば米国の利益に
つながるかを基本に考察します。
まず強攻策によって北を崩壊させれば中国がいち早く北を支配して
しまいます。それより北を味方につけて中国を牽制したほうが
米国の利益になります。

その際 北が核を保有しているほうがより中国を押さえ込めます。
そのうえ北のレアメタルの資源も独占できます。
いまや米国にとって最大の敵は中国なのです。

つい最近まで米国は中国に対して経済的な理由から接近していましたが
中国の資源強奪の傍若無人な振る舞いや、金を使ってのロビー活動、
スパイの暗躍 膨大な軍事力の増大、など危険を感じ始めています。

いまや両国が激突することは歴史の必然になってきました。

しかし中国は100%米国には勝てません、米国の論調では盛んに
中国が米国を抜いて、「世界一の大国」になると脅威を増大さすように
世界を煽っていますが、米国のしたたかな戦略を感じます。

米国の識者は中国の実力を分かっています、中国を盛んに過大評価
することで逆に中国自身が自分の実力を勘違いしてしまった。
そして米国の思う壺にはまってしまった。

自信過剰に陥った中国は今後ますます米国と対立します、米国は
中国と戦争するために国民が納得する正当性を構築し始めました。

米国は中国に対しては声高らかに敵国扱いしない、何故なら米国債を
大量に保有している中国を怒らすわけには行かない。
しかし戦争することによって米国債を紙切れにする必要がある。
でなければ枕を高くして眠れない。

ブッシュ大統領の取り巻き立ち(経済界も含む)の謀略によって
国益のためになるなら簡単に変節できる。

ここで米国を知る場合背骨になっている思想を知らなければいけません。
それはハンス・モーゲソンの『ポリスティックス・アマング・ネーション』
という有名な国際政治学の本です。

なにが書いてあるかといえば「国益のために国家があるのであって、
正義だとか、人道だとか、自由だとか、人権のために国家があるので
はない。」

米国国務省に入ればかならずこの本を勉強させられる。
ライス国務長官の、攻撃的現実主義を見ていますと間違いなく
この本の思想を実践しています。

ブッシュはライスの意見を聞いてイラク戦争に向かいましたが、その時の
世界に向かっての宣伝は、「大量破壊兵器の排除とイラクの民主化、
テロリズムの根拠地を叩く、」いうことでした。

この宣伝を100%信じたのは日本の政治家と政治評論家ぐらいで
先進国の政治家や日本のビジネスマンは米国の本音を知っていました。

当時フセインはフランスの戦略に乗って、「イラクの石油はドルでは
売らない、ユーロを持ってきたら売る」と宣言してフランスに
石油利権を与えてしまった。

これがアラブ中に広まればとんでもないドル安になって、ドルは基軸通貨
では無くなってしまう。
今まで米国は欲しい物があれば好きなだけドルを印刷して買うことが
出来た。

アラブの石油がユーロ払いになれば米国は間違いなく崩壊する。
石油の支払いは常にドル払いにしておかないと米国は成り立たない。

中国が日本に対して強硬姿勢から宥和政策に転じたのは米国を
牽制するために日本に近づいたのです、
すなわち北朝鮮を米国と取り合いをはじめたのです。

中国は北が米国に接近するなど夢にも考えなかった、北を属国扱いして
生かさず殺さず はなから北を自国の領土の一部ぐらいにしか考えて
いなかった。

ところが北が米国と仲良くなれば常にのど下にナイフを突きつけられた
状態になる、しかも核保有国である。
北朝鮮、李大統領の韓国、日本、この三国が米国側につけば中国の
戦略は崩れてしまう。

これを立て直すためには日本を微笑みで懐柔して、米国と仲たがい
さす必要がある、米国側についてしまった韓国も もう一度反米にさす必要がある。
韓国が盧武鉉時代の状況に戻れば必然的に北は中国に帰ってくる。

今日は長くなったのでこのへんで筆をおきます。
ビジネスマンの深読みです。おおいに批判してください




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コメント

同意を得たり

過去のアメリカを見れば判りますね。アメリカも「外患敵なくば国滅びる」中共もそれを知り、日本の大東亜への道を知って居ます。
北朝鮮を利用できるか出来ないか?太平洋への出口・入り口にも位置します。ロシヤも中国も知っています、北方四島もロシヤは返す気など有りません。
日本が力をつけて普通の国に成らないと「奉納金」だけを毟り取られる事に成ります、最低限日・韓・米が仲良くしている様な仕事が必要ですね。

半島に対する影響力とエレアメタルと中国との商売

>米国は中国と戦争するために国民が納得する正当性を構築し始めました。

マケインやオバマに限らず今後アメリカの指導者となる人々は、中国(核保有国)と戦争する気はサラサラないはずです。
日本を始め台湾など、アメリカの勢力下にある国々をも犠牲にせざるを得ず、戦争をしたところで何の利益にもつながらないと思います。
特に現在に限って言えば、アメリカ人は戦争自体にもううんざりでしょう。

将来半島を勢力下に置き、北のレアメタルなどを確保し、ついでに中共と上手くやりながら経済的利益を大いに得、機会あらばそれとなく民主化を促していくつもりではないでしょうか。
日本の対北融和派の議員は、「拉致拉致と騒いでいるとレアメタルが手に入らなくなる。」と言っているそうですね。

>これを立て直すためには日本を微笑みで懐柔して、米国と仲たがい
さす必要がある

江沢民にくられべればはるかに対日穏健派である胡錦濤の時代になって中共と日本が鋭く対立する事になったのは、ブッシュ政権の戦略があったと思います。それまでの反日を抑制し融和路線を行く胡錦濤政権と日本政府が接近する事を恐れたので、必要以上に険悪になったという面もあるでしょう。(米中両国の思惑が小泉政権に影響した。)

しかし、江沢民時代は、ずいぶんアメリカ政府も中国と共謀して派手な日本虐めをやったものだと思います。
中国もアメリカもとんでもない国です。

中国包囲網

私も、アメリカの主要都市が核攻撃される危険を犯してまで、中国に戦争をしかけるとは思えません。むしろ中国の拡張主義を封じ込める包囲網を構築し、外に向けられたエネルギーを国内の体制改革、闘争へと転換させるよう工作するのではないでしょうか。この包囲網は、アメリカだけが主導するのではなく、中国に自分達の権益を横取りされ始めたEU、ロシア、インドなどもこれから徐々に構築し、世界 対 中国の図式になると思います。この包囲網の中で、「一番弱い部分が日本」にならないといいのですが。

北朝鮮にとって最大の脅威は、実は中国だったというのは皮肉ですね。東北工程によって高句麗史が漢族の歴史に組み込まれ、将来の併合が現実化しています。併合されれば、チベットのように民族浄化されてしまいますから、北朝鮮も必死にこの包囲網に加わろうとしているのでしょう。
最近、EUに積極的に接触しているのは、この包囲網が念頭にあるからかもしれません。







北朝鮮にとって最大の脅威は、中国に併合されることなでしょう。チベットのように民族浄化されてしまいますから。

国際政治 権力と平和
ハンス・J. モーゲンソー
は必読です。

申し訳ありません。上記コメントの入力編集ミスで余分なスペースを取ってしまいました。

今は、ユダヤ資本の支えるアメリカの意識はイスラエルを守ることに在る。
北朝鮮のことも時間をかけたい。アメリカはそのうち中国がソ連のようにバラバラになって
国力の衰えていくことを望んでいるようですが。そんな、いつのことやら。日本にとっての危機、
のんびりしている場合じゃないです。憲法改正で矛盾だらけの9条を早く何とかしないと。
交戦権が無いなんて「GHQの刀狩り」だと言う声もあるi-192

日本は最終的には、核を「持つ」ことで「攻撃への仰止力」になるとは思いますが。

i-91

遠交 近攻 の変形?

 ブッシュの変節と戦争準備の説明は、うなづけます。
 犠牲は大きかったけど、アフガンやイラクでの軍事デモンストレーション示威行為は、近隣諸国に対してイランを除けば効果を発揮したと判断したのでしょう。イランやアフガンの近隣が核兵器を保有しているのは、偶然ではないと感じます。
 アメリカの戦争は、実弾によるドンパチが始まるずーっと前から始まっています。大掛かりな舞台には、緻密なシナリオと演出、大道具小道具と十分な準備期間がつきものです。
 日本では、テレビなどで、いまだに「日本による真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まった」的に紹介されます。そして、締めは「玉砕」「本土決戦」「大和撃沈」「玉音放送」です。
 情緒主義的な戦局解説に終始してゲンナリですが、歴史の捉え方として誤っていると思います。

ナイス!

いいですね。
この分析が100%当たっていなくても、結果が100%当たっていなくても、この様な見方もあるのだよという投げかけがいいですね。
それによって成る程そうかとか、いやこの部分には異論があるとかの思考の発展性もあると思います。
しかしながら、何時も思うことは、アメリカがどう思いどう行動するにしても、日本はアメリカの真意を分析しながら、日本としての芯の有る、長期的考察の有るスタンスを持って舵取りをして行かなければならないということです。

なるほど視点を変えるとこういう分析ができるか。
いや、これは勉強になりました。

コメンテーターの皆さん!
ネットで文句を言うだけではなく、
言いたい事はどんどんここ(↓)に送り付けましょう!
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

まさにこの通りでしょうね。増田俊男氏などもその著書やサイトで同じような見方をされています。北の核は実は日本に向けたものではなく支那に向けたものだということです。

もちろん北が味方だというわけではないですが。

みんな「国益」で動く

三宅久之氏の言っていることは、このブログで述べられているような本当のことを国民に伝えないためのカムフラージュでしょう。三宅氏も分かっていると思います。黙ってたら評論家の仕事にならないですからね。

どの国もみんな「国益」で動くのですよ。ドンパチやらなくても常に情報戦で相手を叩いている。米国が実際にドンパチを始めるためには米国民の支持が必要です。そのための下準備を用意周到にしているということですね。自国民が被害をこうむるそんな危険を冒してまでドンパチしないだろう・・というのは戦争をドンパチの範囲内に限定している見方です。

相手国(叩かれる側)から見たとき、米国民が戦争を支持しているというように見えたら、このままでは我々は完全に叩きのめされる・・と恐怖するでしょう。相手に恐怖を持たせれば、もう勝ったようなものです。後は米国の国益に沿うような条件を突きつけて、取るものを取ってしまう。

ビジネスの視点で見るならば、その米国が進める戦争を通して、日本の国益にそうものを取るだけ取ってしまうという冷徹さが必要でしょう。


米中共同で『日本押さえ込み作戦』


米中は共同で日本の軍事力を押さえ込みにかかっていると思います。まず絶対に『核武装』をさせないのではないでしょうか?ただ、アメリカにとって『日本の核武装は、アメリカの国益に叶うのだ』と上手な交渉が出来れば、わかりませんが。今の日本にそれが出来る政治家がいるかどうかですね。

『政権は銃口から』


「政権は銃口から」と言うように、毛沢東も金正日も、いえ、日本以外の全ての国が、普通に理解している事でも、日本一国だけが「平和ボケ」で、軍事の重要性を全く気づけないのでしょう。

世界はインテリジェンス戦争だの、宇宙戦争だのと、凌ぎを削る、弱肉強食の世界なのに、日本だけが“のほほん”と、どこ吹く風で生きてるのは異常です。

それでも、「核攻撃など恐るるに足りず」と言うほどの世界最強の軍事力を備え、鎖国でもしてのんびり、日本人だけで生きているのならいざ知らず、もう既に魑魅魍魎の国々に巻き込まれ、その魑魅魍魎国の国民を1000万人も日本に受け入れようと、計画をしている「平和ボケ」振りでは、そう遠くない将来、必ず人権弾圧国家にあっさりと併呑される事でしょう。

金正日の北朝鮮なんか、日本の一県鳥取県くらいの国家予算しかないにも拘らず、コレだけの注目を集めているのは、ひとえに「核保有」しているからでしょう。日本がこんなに経済大国でも、北朝鮮や中共に舐められているのは、ひとえに「非核国」であり、防衛・軍備に関して恐ろく、非常識で無防備な国だからでしょう。でもその前に、スパイ防止法や諜報機関の設置が急務でしょうけどね。

はじめまして。いつも拝読させていただいています。
周りは真剣に国益を考えているのに、日本は何を考えているのか、何も考えていないのか・・。
TBがfc2ブログにできないのでコメントを残します。

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