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毛沢東と三国志   5月15日(木)

「三国志演義」

今日はまったく別の観点から中国を考察したいと思います。

歴史書としての「三国志」と三国時代の三国の戦いを基にした説話を
明の初期に羅貫中らの手によって創作された「三国志演義」を
我々は史実であると勘違いしてしまった。

「三国志演義」は三国時代の治乱興亡を劇的に波乱万丈に書き上げ
て、優れた歴史小説としてはまさに一級品である。

私も長い間、高い写実性を持って描かれている「三国志演義」が
史実であると思い込んでいました。

三国志は日本人に多大の影響を与えましたが、中国人にとっては
明・清時代には兵法書として読まれていた。

毛沢東も子供の頃からの愛読書であった。彼の奸智に長けた
権謀術策はまさに三国志から得た知恵である。

毛沢東は人を評価する時「楊尚昆は魏延だ」と評したり「人民は阿斗に
なってはいけない」など三国志の登場人物を引き合いに
出していたらしい。

三国志の「魏延」は謀反人として生涯を終えた。
「阿斗」とは劉備玄徳の跡取り息子17歳で帝位を継いだ,継いだ時は
聡明な人物だったが、次第に酒色にふけり国を滅ぼしてしまった。

中国では小さい頃は優秀だが、成長すると凡人になってしまった人を
「阿斗」と呼ぶらしい。

三国志で劉備,関羽、張飛の間に結ばれた義兄弟の契りである桃園の
誓いが日本人は大好きである。
三人が「死ぬ時は同年同月同日に一緒に死のう」と誓い合い、乱世を
助け合って生き抜いていく三人の固い友情に日本人は誰も感動した。

しかし三国志はよく読めば誰も信用できない裏切りの世界である。
悪徳非道な行為は生き残っていくためには当たり前の行為なのです。

日本で描かれる三国志は劉備、関羽、張飛の信頼と友情の物語であり
天才的な軍師諸葛孔明の軍略に心躍らされたものです。

日本人は三国志から「仁義道徳」「友愛と連帯の理念」を学んだ。
毛沢東は野望のためには手段をえらばない、残虐な行為を学んだ。

毛沢東の企てた文化大革命、建前的には社会主義国家建設を目指した
ものであるが、実際は指導部における大規模な権力闘争である。

毛沢東は民衆を扇動して政権内の政敵を打倒し、暴力的な大衆運動
によって反乱の芽を摘み、自分に忠実な部下を作り上げることに
よって、軍を掌握していった。

結果多くの人材や文化財など甚大な被害を受け、虐殺数は3000万人
といわれている。

毛沢東の思考の中に明らかに三国志の権謀術策の知恵が息ついている。

中国人と日本人は同じ本を読んでも学ぶ場所はまったく違うようです。
このことでも中国人の「他人はすべて敵」と考える行動原理の一端を
読みとることができます。


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コメント

はじめまして、自分も子供の時には三国志や西遊記などで中国に憧れ尊敬し中国は素晴らしい国だと思っていました。
しかし管理人さんの仰る通りで只の幻想ですよね。その現実を理解できない人間が簡単に騙されるのでしょうね。
三国志に呂布という武将が居ますが日本では裏切り物のイメージが有りますが中国では悲劇の英雄だと聞いたことが有ります京劇でも呂布を演じる役者はかなりの色男だそうです。
本当に学ぶ場所はまったく違いますね。

中国人と日本人は同じ本を読んでも学ぶ場所はまったく違うようです。
このことでも中国人の「他人はすべて敵」と考える行動原理の一端を
読みとることができます。

私は中国人ですが、勉強になりました。日本人はすばらしい!

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