新時代を目指す李明博大統領   4月23日(水)

日韓首脳会談

韓国の李明博大統領が就任後初めて来日した。
会談で歴史認識の問題について、過去離れを明確にし、未来志向
の関係を目指す方針を強調した。

日本人は極端な反日外交を進めた盧武鉉前大統領のストレスが
溜まっていたため、反動的に今回の李明博大統領を好意的に迎えた。

しかしちょっと待ってください。
以前の単細胞の反日大統領なら気分が悪いが無視さえすれば
よかった。敵国と認識できるから、資金も技術もあまり出て行か
なかった。竹島問題は別にして実質的被害はなかった。

しかし今度の新大統領は頭の切れる商売人である。
彼の頭の中は日本の資金と技術援助をいかに引き出すかしか頭にない。

しかも韓国経済は崩壊の煙が立ち始めている。自国を救うには日本の
協力なしに立ち直ることは不可能です。

企業人のキーワードはギブアンドテイクしかない。
金の掛からないギブで日本の資金をテイクする。

李大統領は学生時代に朴政権時の日韓基本条約締結に反対闘争を
主導して逮捕された。
その後社員が十数人という零細企業だった現代建設に入社、36歳で
社長になり、現代建設を韓国のトップ企業に押し上げた。

彼の頭の中には常に漢江の奇跡を成し遂げた朴大統領の政策が参考に
なっていた。
朴大統領は日本の陸軍士官学校に入り日本軍の中尉までなった。
本来、極貧の家庭では無理であったが、日本人の援助により陸士学校
を卒業した。戦後クーデターに成功して大統領に就任した。

そして朴大統領は韓国を立ち直らすためには日本の技術と資金が
必要であると考えた。それまでの大統領は(李承晩,尹善)は日本と敵対
して、経済が停滞して世界最貧国に陥っていた。

朴大統領は韓国人を全く差別しない平等な日本軍隊で中尉までなれた。
朴大統領は日本人の真面目さも優秀さも熟知していた。
韓国を救うのは日本の援助しかないと判断。
日本の力を借りた結果、韓国の近代化に成功した。
(朴大統領については2007年11月14日、15日、16日に
詳しく書いています、参考にしてください)

これら一連の流れをながめていた李明博氏は現代建設の発展に日本の
大手商社を使って資金と技術を手に入れ現代建設を巨大化した。

今度は大統領として日本をいかに利用するか彼のコンピューターは
フル回転し始めている。

李明博大統領は「過去を蒸し返して外交問題にしない」と言って
まずギブをした、これで日本の財布の口が少し開いた、
こんどは核について北朝鮮に圧力をかけた、効果は全くないが
日米側に立つことによって財布の口が大きく開いた。

よりによって日本の軽薄首相は「北朝鮮を説得する時、日本から
ボーナスがある」と二度発言、念押しした。(4・22産経新聞)

飛んで火に入る夏の虫、外交で一番下手なことは見返りのない
借りを作ることである。李大統領にとって金正日に福田首相の言葉
を伝えるなど、たやすいこと効果があるなしは、全く関係ない。

単にメッセージを伝えただけで日本に貸しを作ることができる。

知の欠落した日本の首相など赤子の手をひねるより簡単である。
李大統領は今度の訪日で完全に日本を見きった、今後は常に
下手に出て、友好を振りまき日本を思い通りに動かす。

しかし犯罪人金正日に「国交正常化をすればボーナスがある」とは
なんというバカぶりか、なんという軽さか、

このボーナスという軽いセリフ聞いた李大統領は、腹のそこで
笑い転げた、日本の首相はやっぱりバカだと思ったに違いない。

韓国という国は不思議と日本との関係を深めた時、大発展をする。
戦前は「李完用」戦後は「朴大統領」

「李完用」は李朝末期で国家が凄まじい荒廃状況のなか自国を自力
更生不可能として日本との併合による再建の道を選んだ。
日本は韓国にインフラを整備、治安の回復、近代教育の普及、
近代医療の導入、など日本の税金の10%も投入して、朝鮮半島に
近代化の道を開きました。

戦後の朴大統領は日本の援助で「漢江の奇跡」を成し遂げた。

さて今度は日本の真面目さと真の実力を知り抜いている大統領が
韓国に出現した。李完用の時も朴大統領の時も韓国は崩壊していた。
現在も韓国経済は崩壊寸前である。

日本の政治家は韓国経済について全く無知だが、少し説明します。
韓国の対日貿易赤字は年間260億ドルという巨額に達している。

何故かといいますと韓国の大手輸出企業は自社技術があまりにも
貧弱であるため部品や工作機械を日本から買わざるをえない。

例えば韓国一のサムスン電子が製造する携帯電話にしても核心部品
の100%を日本から購入して単に組み立てて販売しているだけ。

その韓国経済を支えてきたサムスン電子、現代自動車、LG電子
などの主力企業が軒並みに悪化、その上石油の異常な高騰、

韓国の短期外債は1300億ドルをはるかに超えてしまった、
今まで円の借り入れと借り換えによってしのいできたが
その借り換えが出来なくなってきた。

李大統領は企業人である、韓国経済破綻を数字でしっかり
把握している。韓国は運のいい国である、1997年のアジア通貨
危機の時は、IMFと日本の資金によって助けられた。

韓国に二度目の通貨危機が迫っている、盧武鉉の時なら日本国民は
援助を拒否したが,李大統領は拉致問題解決に向けて日本との連携、
と日韓米連携強化の姿勢を見せている。

李大統領は日本からの援助を引き出す仕組みをたった一回の首脳会談
で作ってしまった。

韓国はこの企業人大統領によって生き返る、日本との関係を深めた時
韓国は必ず発展する。

通貨危機からデフォルトのカウントダウンは既に始まっている
さあーどうする。

企業人大統領のお手並み拝見。


(今日は長くなって申し訳ありません)



ffff ← クリックしてもらえると励みになります。






コメント

今の韓国

今の韓国が有るのは「併合」と「昭和40年」が有るからと言う事を忘れているのか?知らないのか?どちらにしてもこの二つがなければ、ソ連邦の一つか、世界最貧国の継続が韓国?の姿だったでしょう。
歴代大統領の日本に対する姿勢、この国を友人と感じたときが有ったでしょうかね?今回ははっきりしています、当たり前の事ですが「謝罪」?は必要がない韓国に技術と金を呉れ、「テイク・アンド・テイク」ですよ。
とおっしゃってるだけです。日本企業は技術開放一停止のブレーキは踏むでしょう、アホな政治家が「参政権内政干渉」「経済協力利権」を土産に「お裾分け」にあやかろうとする注視して置かなければ成りません。

はじめまして。韓国に住んでいる主婦です。最近このブログを知りまして毎日拝見しています。^^ご存知でしょうが韓国では兄弟間、知人の中でお金のある人が支払うのは当然だという考えがあります。ですからいくら日本が援助しても感謝の気持ちも無くたかり続けるのは当たり前です。日本の政治家や企業はいい加減に過去から学習してうまくあしらってほしいと願うばかりです。

コメントの投稿

投稿コメントは承認後に表示されます。紳士的でないコメントは承認しかねますのでご了承ください。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://kkmyo.blog70.fc2.com/tb.php/243-0396a222

著書

辻本貴一の本 辻本貴一の本 辻本貴一の本

ブログランキング

人気ブログランキングに参加しています。 ↓クリックすると投票されます。

励みになるのでお越しいただいたときはクリックしてもらえるとうれしいです。
 m(_ _)m         ⇒ランキングを見る

スポンサー

おすすめの書籍

最近の記事

最近のコメント