昨年12月福田首相は孔子の故郷、中国山東省を訪れた際に
孔子の言葉「温故知新」をもじって「温故創新」と書きとめた。
このことについて坂元大阪大教授は「日中間の歴史問題を念頭に、
互いに過去を学んだうえで、新しい関係を創っていこうと
呼びかけたものであり、良いスローガンだと思う」
「歴史問題は一朝一夕でどうなるものでもないが、それが両国
関係の発展を妨げないようにするには、双方がまず歴史をよく
学び、いったい何が問題なのか知る必要がある」との一文を
産経新聞(4月16日)に寄せています。
大学教授や研究者が常に陥る典型的な思考回路です。
双方の歴史認識の相違は永久に一致するなんてありえない。
ところが善意の日本の教授や研究者は双方が歴史をよく学べば
互いに食い違いを発見できて誤解が解けると思っている。
中国人にとって歴史の真実などまるで関係ない、むしろ歴史を捏造
していかに日本に攻撃を加え、打撃を与えるかしか考えていない。
そのような不真面目な相手と真面目な日本人が歴史を共同研究
しても全く意味を成さない。
お勉強の良くできる人たちは、「問題が起こるのは勉強不足である、
もっと勉強して真実を見つければ全て解決される」と思っている
国と国との関係において歴史の真実は意味を成さない、真実が国益を
損すると見れば、簡単に真実を隠して歴史を捏造する。
中国の政治家にとって真実は邪魔なだけです、最近のチベット問題
にしても、中国は大昔からチベットは中国の一地方のような言い方を
しているが2000年も前からチベットは独立国です。
このように平気で事実を捻じ曲げて捏造するのは中国の常套手段です
日本の先生方に御願いしたい。勉強するのは中国の歴史だけでは
なく、中国人の歪んだ品性をもっと勉強してください。
たしか坂元教授の専門は国際政治学のはずです。私は国際政治学を
勉強したことはありませんが、日本の外交政策や安全保障にとって
非常に重要な学問だと思っています。
今後は、もっと社会心理学まで領域を広げないと中国のような
非常識な国の実態を見誤ります。
中国人の作家柏揚氏は中国人は伝統教育で子供に「他人に対して、
誠実にしてはならぬ、嘘をつくべきだ、猜疑心をもたなければならぬ、
いかなる人も信用してはならぬ、と教育している」と言っています。
これは信じられないでしょうがジョークではありません。
また柏揚氏は中国の格言として『いいたい言葉が口から出かかっても、
全部しゃべってはいけない」「人を知って、顔を知っても、その心は
知らない」
中国人はこういう教育で育って大人になっていくのです。
日本人の教育は、「嘘は泥棒の始まり」「嘘をつけば閻魔様に舌を
抜かれる」「人を疑ってはいけない」「人には誠実であれ」
「人には常に正直であれ、人には優しく、」
中国の教育と日本の教育はまるで正反対です。
中国人の毒ギョーザ事件の対応を見ればなるほどと納得した
と思います。
また柏揚氏は「中国では、約束、信用を守る人間はバカと見られる」と
語っています。だから約束を守る日本人は彼らから見るとバカなのです。
なぜこのような信じられない教育に疑問が感じられなかったか、
それは中国人は何千年間、飢餓の線上でもがき、死生をさまよって
きた。生きていくためには、互いに欺き,騙しあわなければ
命を永らえることは出来なかった。
このようなDNAは一朝一夕で消えるものではない。
ところが日本人は昔から中国の儒教「仁義道徳」を教えられ
中国の聖人孔子の教えを勉強した。そして日本人は中国人を
そのような立派な人達と誤解してしまった。
しかし極貧世界の中国では悪徳非道なことをしなければ生きて
いけなかった。
皮肉なことに孔子の教えは中国人ではなく日本人の心を育てた。
ここに両極端の国民が隣同士で育った。
今回のチベット問題で中国人の報道官や政治家が良心の呵責なしで
堂々と「嘘」をしゃべり、国際舞台でいけしゃあしゃあとしている
態度にビックリしますが、中国人からすれば当たり前のことなのです。
孔子の教えで育った日本人は、中国人のような表裏一致を演出する
芸当はとても出来ません。
国際政治学者の坂元教授殿、これが実体験で学んだ、私の
生きた「国際政治学」です。
