佐伯京都大学教授は「愛国心を芽生えさせるには、国家が国民の
生命・財産を守り、国民は国家に忠誠を尽くす、という関係に
あるべきで、この相互関係を教育課程で教え込むべきだ」と言って
います。
この批判しようのない完璧な言葉に何か疑問を感じませんか?
誰でも自分の祖国、育った場所、生まれた家族に愛情を感じない人が
居るでしょうか?
大上段に振りかぶって定義付けしなければ愛国心は芽生えないも
のですか?
国家と国民は生命・財産を守る代わりに国家に忠誠を尽くすという
契約関係ですか?
国家と国民を分けて考えることに大きな問題があります。
すなわち国民が国家であり国家が国民なのです。
国民と国家を分けるから国に対して憎しみが芽生えます。
何故ならどこの国も国民の生命財産を結果として軽視してきたからです。
国家は国民の代表であります、選ばれた過程は別にして結果として
権力と国の意思決定を持つ立場になったのです。
ここで強烈な「愛国主義」の持ち主である中国人の愛国心について、
日本人と対比して考えて見ます。
日本人の目から中国を眺めたとき、中国政府は軍備拡張に夢中で
あっても、国民の7割を超える農村の困窮、砂漠化が進む国土の荒廃、
資源・エネルギー。環境問題・政治的腐敗・社会治安の悪化、
を無視しています
これらの深刻な問題を、現政権は解決する能力を全く
持ち合わせていない。
こんな自堕落な無茶苦茶な国家でも彼らが自国を語る時「私は中国人で
あることを誇りにしている」「広大な土地、世界一の人口、悠久な
歴史、」最近では「経済成長,人工衛星、」など際限なくお国自慢を
語り続ける。
ところが多くの日本人は自国に対して批判的で、特にマス・メディア
はマゾヒストかと思われるほど自虐的である。
世界中の誰もが中国より日本のほうが素晴らしい国と認めているにも
かかわらず、中国人のほうが死ぬほど国を愛しています。
中国人を3000万人虐殺し4000万人の中国人を餓死させ
中国人を裏切り、地獄にまで陥れた毛沢東の画像を天安門上に
掲げて今も尊敬して誇りにしています。
日本人はお国の為に戦った戦前の軍人さんを残虐非道な悪と決めつけ、
軍隊をもたず戦争を放棄すれば平和になる、愛国心を増長すれば
また戦争が起こる、平和憲法さえあれば日本は平和に暮らせる。
このような朝日を中心にした左翼学者達の主張が国を憎む心を
増長させ愛国心を消し去り日本人が日本人でなくなってきました。
しかし近年のサッカー・ワールドカップなどを見ていますと、何も
大げさに愛国心を論じる必要など全くありません。
中国人を含めどんな怪しげな国に生まれても自国を愛する気持ちを
持っていないような国民は居りません。
ただ例外的に日本の左翼主義者だけが、祖国を憎み、祖国の歴史を
罵り、貶め、蔑み、自国を全面否定します。
世界中の人たちは例外なく祖国に対しては愛国者であるにもかかわらず
なぜ日本の左翼だけが反日的日本人になるのか私には永遠の謎です。
