「一衣帯水」の迷惑  4月9日


日本人の文明とモラルで中国を理解するのはまず不可能です。

中国でビジネスをしていると時々初対面でトップクラスの人は
『日中両国は「一衣帯水」の隣国であり、2000年以上の両国国民の
往来の歴史がある』とかぶせてくる。

去年12月の福田首相と胡主席の会談でもこの言葉が出てきた。

中国側が言っている「一衣帯水」の意味とはひとすじの帯のような
狭い海を隔てて永遠に隣人として存在し続ける以上は、お互い
理解し合って努力する必要があるということらしい。

日本の政治家は会談の最初に中国首脳からこの言葉を聞くと、まったく
その通りだ、お隣とは仲良くしなければ、少しぐらいの無理は聞こう
といって一歩譲歩してしまう。

中国に対して一歩引けば、後は際限なく踏み込んでくる。

生きるか死ぬかの戦いをしているビジネスマンは中国人に一歩踏み込ま
れたらお終いという危機意識で常に対処している。

だから彼らが最初にかぶせる「一衣帯水」や2000年間のお付き合い
などの言葉に幻惑されることはない。
むしろこのような言葉を言う中国人は油断が出来ない、危険な人物と
判断して身を引き締める。

ところがわが国の政治家達や文化人は、この言葉の魔法にかかって
直ぐに親中派になってしまう。

中国ビジネスをしている戦士達は、彼らの朝令暮改、契約違反、
虚偽の申告に悩まされ、中国信義とは「ご都合主義」だということが
分かってくる。

彼らは有利と見れば平気で契約を破ってくる、ヤクザのほうが
まだ安心である。ヤクザは日本の法治国家に存在しているが、
彼らの中国には法がない。
警察も裁判所も機能していない、訴えるところがない。

歴史を知らない政治家や文化人が中国を語る時に「両国は2000年
以上の交流の歴史がある」とよく言うが、とんでもない間違いです。
日本は1300年前に中国との付き合いをやめました。それから一切、
付き合わないできて明治維新以後、付き合い始めた。

だからたかだかまだ100年しか付き合っておりません。
その後、戦後30年、国交正常化まで彼らと付き合わなかった。

お陰でその間はストレスも溜まるもこともなしに、日本は幸せな時代
でした。

「お隣の国だから仲良くしなければ」という政治家や文化人は
中国の歴史を全く勉強していません。

この国は隣接する全ての国と仲が悪いということを知っていますか?
インド、ネパール、カザフスタン、キルギス、ミャンマー、ラオス、
ベトナム、などと一戦交えています。

この国はいつも『友好』を掲げながら突然手のひらを返して「恫喝外交」
に切り替え、効果がないと躊躇なく戦争の手段を取ります。

チベットのような軍隊を持たない弱小国家には突然軍隊が侵入して
占領してしまいます。
中国政権の傀儡でアメリカと戦ったベトナムにもその後戦争を仕掛けて
います。
昨日まで友好国だったベトナムに対して傲慢にも小平は「懲罰」
戦争を公言してはばからなかった。
しかしベトナム兵は強かった、こっぴどくやられたのは中国軍でした。

彼らは脅して従わせる文化なのです。ここを理解しないと「友好」と
「脅し」の狭間で頭が混乱するだけです。

ビジネスマンは100も承知で付き合いますが、愚かな政治家や文化人
は必ず理解不能に陥ります。

ご機嫌をとってでも中国と仲良くしなくてはならないと思っている
福田様、あなたがそう思っても、彼らは全くその気がありません。

貴方の頭脳で中国パズルを解くことは不可能です。

今、日本企業は、もう完全に引き揚げムードです。大企業は知りませんが
我々の仲間は逃げ支度をしています。

韓国企業は夜逃げを始めました、さすがに日本企業は後始末をして
引き揚げています。逃げるが勝ちです。

しかし親中主義の福田様、下手な外交は一企業の失敗などでは
すまされない、国の存亡に関わる問題です。

福田様、色っぽいチャイナドレスを着ていつまでチャイナサービスを
するつもりですか?


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コメント

支那畜

いつも読ませてもらっています。私も以前は、韓国、中国を友好的な目で見ていました。しかし、ネットで情報を得、真実を少しづつ知るにつれ、それが全くの虚像だとわかりました。顔が似ている、同じアジアの人と思って考えてはいけないことがよく解りました。
中国をよく知る人がこんなことをネットで言っていました。「中国人は、悪い人と、ものすごく悪い人2種類しかいない。」まさにそのとうりです。
餃子でよく解ったでしょう!元々文化の中に毒があるのです。
中国から輸入する時は毒が入っていることを前提に考えるべきです。(韓国産は,○○菌か虫が入っている)近づいてくる中国女性の目的は金です。
最低限でもこの程度のことは頭に入れとかないとだめです。
中国は、何か問題がおこるとそれを別のもの(人)に責任を転嫁する。それがどんなに矛盾があろうと、言い続ける。100回言えば嘘も通ると思っています。
中国・韓国(朝鮮)に対しては仲良くしようとしては絶対にだめです。
つけ込まれるだけです。国だけでなく人としても信用してはだめです。以前どこかの国の留学生ですが、同じ留学生で中国人留学生の彼女ができたそうですが、粗暴で、モラルが無く、言葉も汚く、別れたそうです。それで終わってればよかったのですが、別れた後、彼がいない間に合鍵を使って根こそぎもっていったそうです。日本も同じです。仲良し外交などやっていたら、金も、技術も、資源も、ノウハウもすべて持っていかれます。
そういう国(人)ですから。

昨日の読売にこんな記事が載っていました。
中国裁判官が日系企業にわいろ強要、断ったら設備破壊
4月9日3時1分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000007-yom-int

氷山の一角?とも思えるこうした事例は、自業自得で高い授業料を払わされた感が否めません。少し気の毒な気もしますが、鴨葱で行って追剥強盗に遭ったようなものでしょうから、チャイナリスクを甘く見過ぎです。日本人の警戒心の無さが歯痒さを通り越して、寧ろ大企業などは生き残りを賭けた媚を売るしかない人質的立場となり、虐殺独裁国家に加担するだけでなく、祖国を売っているようなもの。人権・人命に配慮する良心さえ見せられないのですから、日本国民からの信頼は失墜するだけでは?現に北京五輪公式スポンサーへのボイコットの声も聞こえています。

はじめまして。
「のんきな日本人」というブログの管理人をしておりますsaratomaと申します。大変参考になる記事ばかりで、とても興味深く読ませていただきました。勝手に小生のブログでご紹介させていただきましたこと、ご了承ください。今後ともよろしくお願いいたします。

バカ

中国バカ

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