暗黒のチベット
少しでも多くの方にチベット問題を知ってもらいたくて今日も
チベットのことを書きます。
中国支配以前、チベットが独立国家として存在していたことが
2000年以上も前の歴史に記されています。
しかし国際連合に代表を持たなかったために世界は中国の侵略と破壊行為
をただ傍観することを容認してしまいました。
1950年に中国の軍事侵略を受けて以来、チベットでは祖国の独立を
デモに訴える、あくまで非暴力の抗議行動が絶え間なく続いています。
それに対する中国の弾圧は容赦無い、デモに参加する時は「もはや無事に
帰れない」という覚悟で参加しています。
チベット独立を口にすれば必ず逮捕され、残虐かつ執拗な拷問が
待っています。獄中で性的な虐待や暴行を受けた尼僧たちも数多く、
そうした事例はつい最近も報告されています。
さらに中国は、チベットの各地で環境破壊を進めています。森林は
根こそぎ乱伐され、鉱物資源の乱掘や野生動物の乱獲、もっと恐るべき
事はチベットの広大な高原地帯を核廃棄物の廃棄場とされています。
核施設の近くに住むチベット人や家畜の不審な死亡が報告されており、
また癌発症や出生障害などの増大も報告されています。
黄河も揚子江もチベット高原に源を発しています。核廃棄の高度の技術を
待たない中国が安易に廃棄することによって将来破滅的な被害が中国に
もたらされる可能性がでてきました。まさに天につばです。
そして中国の乱伐により50%以上の森林が破壊され、土壌浸食を
引き起こし、世界的な気象の変化に深刻な影響を与えています。
大規模な森林伐採、採鉱、は土壌浸食とアジアの重要な河川の沈泥の
増大を引き起こしています。沈泥による楊子江や黄河の川床の上昇が
近年の中国の主な河川の大氾濫の原因を作っています。
まさに因果応報とはこのことです。
最近の中国当局によるチベット政策は、より巧妙さを増しています。
大量の中国人をチベットに流入させ、中国人に同化させる状況を
作り出しています。チベット全土へ流入した中国人の数は750万人
に達し、チベット人の全人口の600万人を上回っています。
このようにチベット人の民族的独自性を抹殺することによって、
チベット問題に最終的な解決をもたらそうとしています。
チベットに対して世界的に稀に見るような非常に残忍な方法で弾圧を続け、
無茶苦茶な環境破壊などで地球を壊す中国にいつか神の裁きが下ります。
信心深い仏教徒のチベットの皆様、人間の心をもたない中国人に
いくら抗議しても意味がありません。命をなくすだけです。
それより原始仏教の持っているみずみずしい生命力を復興して、世界の
人たちに仏教の真髄が何であるかを教えるべきです。
この耐え難い試練はチベット人を仏教の原点に帰らし、そのことによって
一筋の光明をもたらしてくれます。
本家のインド仏教は13世紀初頭にイスラム教徒の攻撃を受け、滅亡を
余儀なくされてしまいました。チベットはインドのすぐ北に位置することから
1500年にわたるインド仏教をすべて受け入れてきました。
チベット仏教の本質は,決してチベット人固有のものでなく人類の
全てに開かれています。
人種や民族や文化の枠を超え、人間の心を向上させるという仏教の
本来の使命を果たしてください。
中国がチベットの全てを破壊しても仏教心まで壊すことが出来ません。
道を異にする人々(仏教の教えを受けなかった人)は「私たちはここで
やがて、死なねばならない事をほんとうにきづかないでいる、
誰でも、もしこの事実を自覚するならば、その人にはもはや、
争いと言うものが無くなってしまう」
(ブッダの教え)
チベットの人たちの平和と心の安穏を心より願っています。
チベットの苦行
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