内閣府が14日発表した07年10~12月期のG D P速報によると
3・7%増しと大方の市場予測を大きく上回る高い伸びとなった。
(毎日新聞)
しかし民間シンクタンク20社の平均予想は実質0.4%増しで
発表数値とは約2倍の差が出ました。
日本のエコノミスト達の予測がいかにええ加減か、笑ってしまいます。
ブレが2倍も出てしまったら予測する意味がありません。
彼らの言い訳は『実態を反映していない』『上ぶれしている』
『大幅な下方修正は必至』と強気に抗弁しています。
日本のエコノミストの9割はいつも悲観論を述べます。
民間シンクタンクに所属する人たちは元銀行員か証券マンです
長年彼らの予測を見ていますが当たったためしがありません、大学教授の
エコノミストはもっとひどい間違った予測をします。
いまや経済は世界中とリンクしています。彼らは日本国内の暗いムードや
アメリカの減速だけ見て判断しています。
日本のエコノミストたちは重要な事実を見落としています。世界中の
新興国はスピード成長しています、新興国だけではありません、
トルコ、スロバキア、カンボジア、ベトナム、スペイン、メキシコ、
ブラジル、アフリカ全体など力強い成長が続いています。
これらの国の経済と日本経済は深くリンクしています。
日本のGDPの伸びは輸出と設備投資が牽引しました。
もちろん日本の最大の貿易国はアメリカと中国です。
アメリカの減速は中国の減速につながり両国の減速は日本の
輸出減につながります。
しかし日本の輸出依存度は全体の10%足らずです。
輸出額より圧倒的に海外生産額の方が上回っています。
日本の本当の実力を知りたいならGDPでなしにGNPで見るべきです。
GDPでは日本企業が海外で生産したモノやサービスは含みません。
しかし日本企業のグローバル化が進んでいる現在、その差は年々大きく
なっています。
2005年の数字で両者の差は12兆5千5百億円もあります。
GDPでは海外への投資収益が含まれません。海外子会社などからの
日本本社が受け取る配当も増えています。
すなわちGDPだけでは日本の本当の実力が見えません、日本の
エコノミストたちの片手落ちです。
日本経済に対するエコノミストの論調はどこを見ても暗いものばかりです。
アメリカの一時的な落ち込みだけ眺めて「日本は危ない」と言っています。
もっと世界を見つめれば日本人は悲観する必要はまったくありません。
GDP(国内総生産)
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