最近、台湾の友人の話では「疑米論」の声が高まっているらしい。疑米論とは
米国は台湾を助けに来ないということです。日本人は、アメリカは台湾関係法
があり台湾を守る安全保障が確率されていると単純に思っていた。
ところが中国が台湾に侵攻したとき米軍は直ちに台湾に派兵してくれると信じ
るものが42%、信じないと答えた人は53%もいた。日本では米軍は直ちに
助けにくると答えた人が78%もいた。日本はお人好しだろうか?台湾では
、ロシアによるウクライナ侵攻後、米国は資金や武器弾薬供与などで
ウクライナを支援したが、軍を直接派遣することはしなかった。
なぜならアメリカは核を持っている国とは絶対に戦争はしない。
ということは、いざというとき助けに来ない。
「今日のウクライナは、明日の台湾」という言葉を言って、台湾の最大野党である
親中派の国民党は国民を不安がらせている。しかし「米国は信用できないかも
しれないが、中国はもっと信用できない」という言葉がこの1年で流行りだすと、
一気に逆転した。
振り返って日本を見たとき左翼の唱える「武器を放棄すれば戦争はなくなる」
という幼児並の理想主義者の言葉がまだ力を持っている。
安倍元首相が「台湾の危機は日本の危機」と演説で言ったときから、日本を
ほとんどの人が台湾と一緒に戦ってくれると信じた。
台湾人は安倍氏を信用したが岸田氏を全く信用していない。防衛費倍増、
反撃能力保有を盛り込んだ安全保障関連3文書の閣議決定という成果を
上げているにもかかわらずである。
それはなぜか、岸田氏の本質が観念的な平和主義にとらわれて、その危うさ
を台湾人は見透かしているからです。核保有国は核を絶対手放そうとしない
現実に対してはリアリズムに徹した態度がまるでない。彼は未だに非核三原
則を堅持しており、政府として議論することを封じっている。
安全保障関連3文書は安倍氏の考えたことに岸田氏は実行したに過ぎない。
台灣では、彼は元々頭の悪い観念的な平和主義者であると言われている。
安倍元総理は、日本の希望だった。安倍元総理の意思を継ぐために、
私達は何をすべきでしょうか?今こそ憲法改正を実現すべきです。
公明党に足を引っ張られて、それすらできないようでしたら、
岸田首相などいらない。
