去年の12月に中国は台湾を攻撃すると世界中は思った。しかしあれから
半年が過ぎたが一向に台湾を取りにいかない。
アメリカは現在ウクライナを加勢してロシアと戦わせる「代理戦争」をやって
いる。ということはアメリカの軍需産業は直接戦争をしなくても売上の心配は
いらない。
今年の米国株は全般的に低迷したが、軍需産業はウクライナ侵攻で「わが世
の春」を謳歌している。世界最大の軍需企業、ロッキード・マーチン社の株価
は12月、496ドルと史上最高値を付けた。ミサイルや電子戦装備で知られる
世界2位、レイセオン・テクノロジーズの株価も最高値水準で推移した。
米国の軍需産業が儲かる限り、ウクライナ戦争は終わらない。
しかもウクライナは「兵器の実験場」にもなっている。
G7広島サミットは21日閉幕した。ウクライナ情勢に関して外交や財政、軍事
などを必要な限り提供するとのコミットメントを着実に実行することをG7首脳
は確認した。
ゼレンスキー氏が参加したことによって世界各国の報道が過去のサミット
報道より倍増した。中国にカネで取り込まれたイタリアもサミットに参加した
各国に従うしかない。中国の一帯一路に協力している国はG7の中でイタリア
だけです。アメリカは完全にイタリアをバカにしていたが、これでアメリカ側に
付かざるをえない。
戦後から現在に至るまで、多くの大量破壊兵器が生み出された結果、大国
同士の直接的な軍事攻撃が非常に難しくなった。そのため、現在では直接
戦火を交えるのではなく、相手国の経済の息の根を止めるような激烈な
施策が打ち出されるようになった。
これではアメリカの軍需産業が困ってしまう。だからウクライナ戦争は
アメリカの軍需産業にとって最高の美味しい、事件である。
バイデン政権が相手にしているのは中国ではなく習近平政権です。
バイデンからすれば江沢民はカネや女を与えてくれるありがたい友人
です。そんな江沢民とその一派を徹底的に排除・粛清している習近平こそ、
バイデンに取って憎むベキ相手です。
だから国益のためでなく、私益のために制裁措置を課しています。
しかも中国政府は「政府」とは名ばかりで国際法を守らない犯罪者と
いっても過言ではない。だからG7 各国は価値観を共有するアメリカと
ともに中国と戦う決意が出来たのです。
それと今回のG7サミットでマスコミはあまり取り上げなかったが、各国の
経済安全保障を脅かしているレアアースの存在です。中国は依存度の
高さを強みに威圧的態度を取っていますが、日本は使用を減らす技術を
開発した。
つまらない憲法のために殺傷能力のある武器は輸出出来ませんが、各国
の経済安全保障を脅かしていたレアアースの問題を日本メーカーが解決
東レなどはレアアースを使わない製品を開発、その他日産自動車、東芝、
デンソー、プロテリアルなどはレアアース使用削減とコスト削減を開発。
技術のことはわかりませんが、日本メ゙ーカーは続々と代替技術を開発
しています。中国に対して「ざまあーみろ」と叫びたくなりました。
品のない言葉ですが中国は平成22年に対日禁輸に踏み切っています。
レアアースは全部で17種類もあります。日本の技術力に不可能は
ありません。G7だけでなく招待国も惹きつけた日本の魅力です。
