今回のサミットで欧州はやっと中国の危険性にきがついてくれました。
欧州は中国よりロシアへの意識が強すぎて中国に対して油断していました。
欧州は中国との距離感も日本と異なるが、今世界各国で新疆ウイグル自治
区における中国政府のウイグル族弾圧が問題視されてきた。
中国政府の住民弾圧を非難する声が日に日に高まってきた。この問題は
最近発覚したものでなく、もう何年も前から指摘され続けてきた。このウイグ
ル族に対する中国政府の対応についてアメリカを筆頭に世界各国はハッキリ
「ジェノサイド」民族大量虐殺と言い始めた。
中国は相変わらず自らに都合の悪い事実を隠蔽することも、中国政府の
常套手段であることも世界各国は分かってきた。
もう一つ、香港問題だ。イギリスからの返還23周年の記念日を一日に迎え
た香港では、施行されたばかりの国家安全維持法に反対する香港の人たち
1万人が、身の危険をかえりみず抗議デモを行い、警察官とぶつかりました。
香港の人たちの激しい怒りに対して中国政府は「この法律は香港が正常な
軌道に戻る転換点となるものだ。香港の返還23年に合わせた『誕生プレゼ
ント』であり、将来、その価値が表れて来るだろう」と平然と言ったのです。
この白々しいあきれたセリフは中国政府の常套手段です。私も香港では
色々お世話になった。弊社が中国貿易に乗り出したのは香港という窓口が
在ったからです。おかげで怪我もなく撤退出来たのも香港の資本主義体制
のおかげです。
1984年の中英共同声明で香港の「一国二制度」と資本主義体制を50年は
維持すると明記されていた。その半分の25年も満たない2020年にこの約
束は反故にされた。
もし中国が香港を吸収するのではなく、香港が中国を資本主義体制に染め
ていけば中国の発展は欧米を凌駕していったに違いないと、あり得なことを
思ってしまいます。
しかし私は、中国は遠からず、経済的に破綻します。G7国だけでなく世界各
国が中国離れを起こしています。アメリカからの制裁は、ボデイブローのよう
に中国に効いています。
それに既に国内では習近平外しの動きが出ています。いずれ中国は経済的
問題から崩壊します。しかし日本は相変わらず中国に対峙する覚悟のなさを
露呈しました。木曜日の新聞に「中国非難決議見送り」と載っています。
記事によれば中国政府による深刻な人権侵害を非難する国会決議案の採択
が見送られた。欧米諸国が中国の人権問題に厳しい態度で接する中で、
日本は売国奴の親中派の連中や中国政府との関係重視する公明党の判断
で見送られてしまった。中国共産党政権の反発を恐れ、人権侵害に苦しむ
人々に手を差し伸べないのだとしたら、最低の人たちです。
また、長年の宿題だった土地法案は自民党と維新によって成立したが、
問題は野党第一党の立民と共産党が成立を妨げようと徹底抗戦したこと
です。安全保障上重要な土地の利用を政府が調査、規制できるようにする
法律に反対するとは売国奴以外何者でもない。
枝野幸男は「一日も早く新しい政権をつくり、命と暮らしを守る政治を実現する」
と主張したが、アホらしくて聞いていられない。アメリカでは民主党も共和党も
反中国で結束しています。
一時期、かなり中国に接近していたオーストラリアは、中国による賄賂や
利益誘導が明るみになり対中政策を転換、今は鋭く中国と対立してます。
中国の経済関係の深さに引きずられるときでない。
すべての先進国を含む、世界のほとんどの国が認めている人権を平気で
蹂躙している中国に対しては、日本も毅然とした態度で接すべきです。
何故公明党や立民は中国におもねるのですか?
中国は人類の敵だという認識が何故出来ないのですか?
