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迷走する巨大国家中国 NO 4

前回からの続きです。

全ての国は近代化を求めて悪戦苦闘してきました。
中国も清朝末期以来、辛亥革命、共産革命、と苦闘してきました。

そして1949年毛沢東はついに『中華人民共和国』を樹立しました。
あれからすでに50年近い歳月が過ぎ去った。

上海や北京に来ると高層ビルが立ち並び整備された道路には高級車が
走り回り、繁華街にはブランドショップが軒を連ね、どこもかしこも
人で満ち溢れ、活気に満ちています。

外見だけ見れば間違いなく近代化を成し遂げたように見えますが、
近代社会の定義は国民国家・民主主義・資本主義・合理主義・など
です、しかしこの独裁専制政治の中国にこれらの当てはまる言葉は
何もありません。

市場経済を導入して海外から投資を誘導して発展したが,そこには
金融システムもなければ、手形の不渡りに対する法的ペナルテイーも
存在しない。現金決済が当たり前で、そのうえ借りたものを返す道徳
すらない。要するにまともな市場経済ではない。

そしてこの国に欠けているのは『信用』です。近代社会の中での最重要
項目です。その信用を保証する契約実行の強制力をもつ独立した
司法機関がない。まともな経済が発展する上で必要不可欠です。

近代社会は契約の実行にもとずく法体系の上に成り立っています。
お金儲けにつながる最新の技術者は、多く育っていますが、専門教育
を受けた弁護士・検事・判事・がまったく育っていません。
それに悪人を捕まえる警察官が一番悪人です。

それでもこの国は爆発的な成長をとげました。何故なのか?

いずれの先進国にとって毎年上がる労働工賃は悩みの種です。
安い工賃を求めて後進国に進出するのは自然の流れです。

中国は27年にわたった毛沢東の支配下において殺された国民は
3000万人に達する、そして恐怖政治は中国人の尊厳を蹂躙し
長期にわたって飢餓の線上でもがき、生きていくために、貪欲な
民族に変えてしまいました。

その後、小平が政権を確立、改革解放政策で市場経済を導入しました。
安い労働力を求めていた先進国が中国に進出、瞬く間に、近代的な工場
と富を得ました。

しかし自らの英知と努力で手に入れたわけでなく、単に土地と極端に
安い労働力を提供したにすぎません。
中国企業が独力で商品を開発したわけでもなく、営業したわけでもない。

例えば日本市場に溢れている中国製品はすべて中国を利用している
日本企業の手で送り出された製品です、

つまり日本企業と競争しているのは、中国企業でなく、日本企業
そのものなのです。
これからの企業の優劣を分けるのは、中国を一番うまく使った企業です。

こうしてみると中国はそれほど主体性のある経済発展をしていない、
まだ近代化の入口にしか到達していないということです。

つい貿易収支の数字だけ見ると怖くなりますが、実際は中国との
貿易不均衡は錯覚です。

しかし見せかけの経済発展の裏側で国内内部の問題が噴出しています。
不良債権の天文学的な膨張、成長鈍化の影、貧富の拡大、汚職や失業の
増大、深刻な環境の悪化、水不足、エネルギー危機、と、
限りがありません。

富の恩恵にあずかったのは5000万人、13億の人民は未だ貧しく
地方では年間7万~8万件の農民達の暴動が絶えない、
これほどいびつな社会が訪れるとは誰も予想していなかった。

この先中国は近代化が進行するのか、あるいは突然崩壊するのか,
情報化の導入がソ連の命取りになったように、情報の遮断ができなく
なった中国の一党独裁体制は崩壊せざるをえない。









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