日本と韓国は戦後最悪と言われるほどに対立関係が深まっています。
しかし 文在寅大統領は、むしろ両国関係を改善するどころか、大統領自身
に問題を解決しようという意思が感じられません。日本をここまで怒らす
目的を文在寅に聞いてみたい。何を意図しているのか?
文大統領は北朝鮮との連邦国家の実現に向けて韓国の社会主義化をより
一層推し進めていく腹づもりのようです。そのためには国内人気を得るため
に反日政策に重点を置いて総選挙で再当選を果たす必要があります。
そして文在寅にとって目の上のタンコブは、在韓米軍の存在です。米軍が
朝鮮半島に介入し、韓国と同盟を結んだのは、ソ連側陣営の共産主義の
拡大を防ぐためです。朝鮮戦争では共産側(中国・ソ連)と戦って約4万人
もの米国人の命を失ったのも、北朝鮮の背後にいるソ連の勢力圏の拡張を
阻止するためです。
だが、今や世界は全く変わってしまった。米軍にとって朝鮮半島は東西冷戦
中の地政学的な意味を失い、朝鮮半島での代理戦争はもはや過去の遺物
となってしまった。トランプにとって韓国を防衛することも北朝鮮の核武装を
阻止することも、米国の基本的な国益とは関わりがなくなった。
トランプ大統領にとって最大の敵は中国です。今までなら韓国が防波堤の役
割を担ってきたが、その韓国は信用が置けない国に成ってしまった以上、
米国が朝鮮半島の危険な情勢に関与する必要はもうない。トランプは韓国と
の同盟を解消して、在韓米軍を撤退するつもりです。
つまりトランプは、在韓米軍を撤退させる事によるリスクよりも、韓国に米軍
を駐留させたままにしておくことのリスクのほうが大きいと判断したのです。
2019年の日中韓首脳会談で一層鮮明になったのが文在寅政権の中国に対
する異様な屈辱の姿勢です。文在寅は、米国が最大の敵として警戒する
中国に対して、融和の姿勢を示し続けている。今や文在寅は中国にひれ伏し
て頭を下げる叩頭の外交姿勢になってしまった。
従来の考え方なら在韓米軍の撤退は北朝鮮を利する事になる。この疑問に
ついては、たとえ朝鮮半島有事やその他の有事が勃発したとしても、日本の
駐留軍で充分に勝てると判断したのです。
最近のトランプは韓国には厳しくしても、北朝鮮には甘くなっています。
何故なら中国への防波堤は韓国よりも北朝鮮のほうだと考えているから
です。北朝鮮のミサイルの数発は北京に照準を合わしています。だから
習近平の恐れているのは、金正恩委員長の方です。
過去のパターンから考えれば「中国・北朝鮮」対「アメリカ・韓国」という
構図ですが、いまやこの構図は変わってしまった。すなわち「中国・韓国」
対「アメリカ・北朝鮮」という構図です。
だが韓国文在寅は一方的に北朝鮮にラブコールを送っていますが、金正恩
は文在寅を二枚舌として嫌っています。文在寅は北朝鮮との連邦国家の実
現に向けて韓国の社会主義化をより進め最後は中国に頼っていくつもりです。
しかし金正恩は父の代から中国を信用していませんし、文在寅のことは、
嘘つきとして嫌っています。むしろ彼は将来アメリカと同盟を結ぶことが
北朝鮮の生きる道だと考えています。
在韓米軍の撤退は、米国が韓国を敵国として認識し、韓国も米軍の攻撃対
象となる。金正恩は北朝鮮主導の朝鮮統一を実現するために、韓国の国家
を牛耳る各部署に北朝鮮の人材を配置しています。いざという時にこれらの
工作員は一斉に蜂起するように用意されています。
という事は将来朝鮮半島で起きうる事態は、北朝鮮と韓国の戦争です。習近
平は韓国が北朝鮮を破壊すれば、安心して枕を高くして眠ることが出来ます。
トランプはどちらが勝つにしても北も南もお互い傷つき弱体化される事を想定
しています。南北の戦争には中国もアメリカも介入するつもりはありません。
アメリカの基本的な国益という観点からみれば、それほど重大な出来事では
ない。結局アメリカも中国も介入しなければこの戦争は朝鮮半島だけに限定
されるので、かえって国際的な被害は少なくてすみます。そのために早急に
在韓米軍を撤退し、米韓同盟関係を解消する必要があります。
私の推測では安倍首相もトランプ大統領もこれらの事態は想定済みです。
そのためにも習近平を国賓として歓迎し、トランプの意向を伝えて
朝鮮半島有事には介入しないことを約束させるつもりです。トランプの仕掛
けた貿易戦争で、中国の弱体ぶりは明らかです。トランプはドンパチやら
なくても中国は弱体化されていくことに自信を持っています。安倍首相も
了解済みです。
中国も文在寅が異様な屈辱の姿勢を示し、同盟国のアメリカから離反して
いくことが鮮明になった以上は朝鮮半島に介入する意味がなくなった。
トランプは、中国が朝鮮半島に進出して北朝鮮を自国の支配下に置くこと
はないと見ています。むしろ在韓米軍の存在は中国の膨張を防ぐためです。
という事は中国が勢力を広げようとしている、台湾や南シナ海、東シナ海
などで中国の攻勢を抑えるための在韓米軍の効用は殆ど無い。だから
米国の結論は国益とはあまり関係がなくなった朝鮮半島に関わるなという
ことです。
米軍は現在、地球規模の米軍再編に着手しており、在韓米軍は既にない
とも言われています。その場合、日本の防衛ラインは長崎県・対馬までさが
ります。朝鮮半島有事の軍事作戦も全面修正になります。追い詰められた
韓国は日本に偶発的事故を装って攻めてくる可能性があります。だからこれ
らを読んだ安倍首相は、河野太郎防衛相・茂木敏充外相に変えています。
文在寅の一連の迷走で米国の信頼を失い、中国からも不信を買い、金正恩
からは、とっくにバカにされています。結局日本に泣きつく以外になくなって
しまった。だから日中韓サミットに合わせて、文在寅は安倍首相との会談を
無理やりお願いをした。今までの日韓友好しか考えない日本のバカ議員なら
文在寅の窮地を救ってやったかもしれないが、トランプと歩調を合わせてい
る安倍首相は、冷たかった。
日本が徴用工問題を持ち出して「韓国政府の責任で解決策を示せ」「そちら
が態度を変えなければ、こちらはなにもしない」と突き放した。この日本の安
倍首相の態度に、以前のように勝手に会談の写真をばらまいて、「文政権の
成果」だとは言いにくくなった。
いずれにしても文在寅は日本、アメリカ、中国、北朝鮮からも見捨てられ
まさに四面楚歌に陥っています。バカな大統領を選んだ韓国民はきのどく
としか言いようがありません。
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