中国人の正体を知ってもらうために私の実体験を書いています。
今回は実体験の3です。中国人のゆがんだ品性を一つ一つ論っても、きり
がありません。中国好きの人から見れば「そういう人は日本人にもいる」
の一言で相手にされません。
そこで今回は、何故中国人は世界中から不信感を持たれているかを、歴史
を踏まえて書いてみます。
私の友人である中小企業の経営者たちは、中国及び中国人に対して、過剰
な期待や幻想を抱いて中国に進出しました。しかしその殆どは中国人との
ビジネスに失敗して、中には日本の本社まで潰してしまうような企業も出て
来ました。
それでは何故失敗したか?それは中国人の正体を知らなかったからです。
私の友人たちは、学校で習った漢文に書かれていることが真実であると
無邪気に信じてしまった。つまり中国は古来から変わらず、信義に厚く、
礼を尊ぶ文化人の国であると信じて、中国に進出したのです。
ところが漢文に書かれていた美化された中国人と、現実の中国人との
ギャップに出会った時、いっぺんに中国人が嫌いになりますが、しかし逆に
「このような人たちはごく一部で、こんなはずはない」といって、漢文を通じ
て築き上げた中国人のイメージのほうが正しく、現実に出会った中国人の
ほうが間違っていると思ってしまいます。このような誤解が失敗の全ての
原因のような気がします。特に日本の中国専門学者の中には多くいます。
私が中国へ進出する前(1987~1990年)頃、多くのセミナーに参加
しました。その間に恐ろしい天安門事件があったにも関わらず、多くの講師
達は中国人の実態を知らずに中国人及び中国のことを喋っていました。
当時の記憶は定かではありませんが、記憶に残っている講師の教えは「合
弁」が成功するには、中国側の希望・要望を感じ取り、できるだけ協力する
姿勢、何でも相談を持ちかけられる関係構築、中国側のメンツを重んじる」
など、いったいどういう根拠を持って講師は言ったのだろうか?
特に某大学の講師は松下幸之助氏の言葉を持ち出して「中国を繁栄せしめ
ることが世界を富ますことになる。だから日本をはじめ世界の先進国は中国
を援助しなくてはならんのです。中国へ投資してもすぐには利益にならんと
いった議論もありますが、そういう事を言ってはいかん。「これは先行投資な
んですよ」と松下幸之助氏は言っていたと某大学の講師は得意げに話した。
そしてこの講師は最後に「日本は戦前、中国に多大の戦争被害をもたらした
にもかかわらず、戦後日本に賠償を求めなかった、だからその恩返しをして
ください」といって終った。早い話がこの講師の話は「中国進出で失敗しても
損をしてもいいじゃないか」と結論づけたのです。
このセミナーの後、私の友人は早速中国進出を決めてしまった。私は臆病な
ので前回にも書いたように中国に進出する場合中国の法律に縛られないた
めに、いつでもやめて逃げ出すことができるように、法人格を持たない契約
式合弁という方法を新たに作った。
ほとんどの中小メーカーは直接中国と取引しても貿易業務だけ商社に任して
いた。中小企業にとって貿易業務の経験が無いために仕方がなかった。特
に船荷証券、インボイス、パッキング・リストその他などの必要書類は全て
英語のため、はじめから中小企業は諦めていた。
しかし私は幸いにも親切な銀行と乙仲 (海運貨物取扱業者)のおかげで
必要書類も自社でこなす事ができ,おかげで商社から離れることが出来た。
貿易業務は社長室で女子の事務員を一人つけて私がやっていました。
1年位後、以前中国製造でお世話になった某商社の部長に報告を兼ねて挨
拶に伺いました。その時、先に部長と話していた中小企業の社長さんは深刻
な表情で帰っていきました。事情を部長に聞いても話してくれませんでしたが
およそ察しが付きます。当社より1年早く中国に進出していた企業です。
私は部長に契約式合弁の話をして当社はうまく言っている。と申しましたら
「多くの中小企業が中国で騙されているのに、中国人を騙した日本人など
初めてお目にかかった」と皮肉を言われました。
私が考えた契約式合弁とは、工場の契約は3年を期限にして、期限満了時
には日本が投入した全ての設備を無償で贈与します。そのかわり3年間は
商品の5%~10%を値引きします。3年以降は6ヶ月ごとに契約を見直して
進めていきます。
私の考えは、こうしておけば法人格を持っていない当社は中国の法律に縛ら
れること無くいつでもやめることが出来ます。それに一旦投入した設備は
日本に持って帰ることなど出来ません。それなら中国側に設備は3年経てば
全て進呈するといえば中国側は大喜びします。結果私の計画通り2年半で
投入金額を回収できました。
私は中国ビジネスの時、腰は常に引けていました。片足は中国でもう一方
の片足は日本海をまたいで大阪の地につけていました。中小企業が生き
残っていくための知恵です。
先程の松下幸之助氏を例に出した講師の話に戻します。
その当時の講師や大学教授の中には中国に対する抜き難い「幻想」が
居座っていました。天下の松下幸之助氏ほどの成功者でも同じです。
それは何かといえば「日本人と中国人は古くからの隣人である」「日中は
理解しあえる」という幻想です。
しかし二千年以上もの飢餓の中で生きてきた中国人と日本人は文化、家族、
社会、言語において共通するところは何もありません。ほとんどの中国民衆
はいつも飢餓の線上でもがき、死生の縁でさまよっている。生を求め、命を
保つためには、お互いに欺き、騙しあう。生きていくためには、いかなる悪徳
非道なことでもやる。これが中国人の正体です。
それに比べて、責任感が強い自責的な真面目人間の日本人とは相容れる
はずもありません。日本は自然に恵まれ、和の社会に対し、中国は戦乱と
飢餓と匪賊と流民があふれる社会であることをしっかりと覚えておく必要が
あります。
結局、中国の悲惨な歴史が中国を悪魔の国に変え
中国人を醜い鬼畜に変え, そして危険な人類の敵になってしまった。
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