朴槿恵大統領のスキャンダルをテレビや新聞の凄まじい報道ぶりを見せられ
て、自業自得とはいえ少し可哀想になってきました。
韓国歴代の大統領は彼女の父親である朴正煕大統領以外は、自分の利益しか
考えない悪人か北朝鮮の傀儡しかおりません。しかし朴槿恵は無能ではある
が父親と同じで私腹を肥やしてはいない。
私腹を肥やしたのは大統領の親友である「崔順実」です。彼女が大統領の権
限を利用して公私にわたり好き放題したのです。
今回の朴槿恵大統領のスキャンダルで一番感じるのは韓国メディアの露骨な
までの攻撃です。つまり朴槿恵の失敗は新聞・テレビの支配をする手段をも
っていなかったことです。
韓国を地獄の底に沈めてしまった国賊の金大中と比べればよくわかります。
金大中は在任中ほとんど韓国メディアから批判されることはなかった。彼は
メディアを支配したからです。
それでは、なぜ金大中はメディアを支配することができたのか?
なぜ韓国のマスコミはおぞましい真実を隠して金大中に協力したのか?
当時の韓国日刊紙は、アジア通貨危機により多くの企業が倒産寸前で、広告
収入が以前の30%にもならない状況に陥っていました。テレビ局も同じよう
な状況でした。
金大中はこれらの言論機関に巨額の公的資金を注入して助けています。
そして彼は各報道機関に金大中の息の掛かった人たちを送り込んで人事権を
握り言論を統制したのです。つまりメディアの運命は金大中のさじ加減に
かかっていたのです。それ故マスコミは口を閉じて沈黙せざるをえなかった。
一部の韓国言論人が、金大中の無能さと邪悪な魂胆を国民に伝えようと
勇気をもって発言しますが、金大中は政権批判をする言論人や知識人を訴訟
という手段で経済的に追い詰めていきます。
彼は間違いなく「金正日」の操り人形でした。そして金大中は言論弾圧を展
開し、腐敗政治,無茶苦茶な経済政策、身内による不正など目を覆いたく
なる悪政を行ってきました。
そのころ私は韓国に事務所を出し、ビジネスに勤しんでいました。当時金大
中の理不尽な行為を良心的な韓国の官僚から怒りの言葉を何回も聞かされま
した。私が日本人だからチクられる心配がないので本音を喋っていました。
当時は「アジア通貨危機」で金泳三大統領はIMFの資金援助を受ける代わり
に経済の主導権をIFMに渡してしまった。そこで経済のことはよく知ってい
ると自己宣伝していた金大中に韓国人は未来を賭けた。
北の工作員である金大中は韓国より北朝鮮に対して時間と努力を傾けてい
る間に韓国経済のファンダメンタルは完全に崩壊してしまった。崩壊したよう
に見えなかったのは、公的資金という名目で150兆ウオンもの真水を使い、
巨額な国債を売り払い、株価を人為的に釣り上げ、経済が順調であるかのよ
うに見せかけ、国民をだまし続けたからです。
金大中は北朝鮮に最大の譲歩と支援をしてきただけでなく、彼の無策により
韓国の銀行や財閥企業などの8割以上が外資に牛耳られています。今日韓
国経済はもはや韓国のためにあるのではなく外資のためにあります。
韓国経済は崩壊してもおかしく状態だが、外資に支配されているために皮肉
にも崩壊しないのです。まず韓国の銀行は日本を含めアメリカが株主です。
財閥企業もほとんど外資の投資家が半分以上の株をおさえています。つまり
外資が倒産させないのです。結果韓国の財閥は外資の投資家に高配当を払い
続けています。
テレビ・新聞を支配した金大中に、韓国民も日本のマスコミも金大中の邪悪
な魂胆を見抜けなかった。だから今でも韓国民は金大中の悪の本性をしりま
せん。もちろん日本も金大中を民主化の象徴として高い評価をしています。
当時の日経新聞は金大中のことを「経済改革に着手しIT産業奨励や財閥間の
事業交換、統廃合をもって経済を立て直した」と絶賛、「それに引き換え日本
経済のことを「巨額の借金で破産寸前」だなどと主張していました。しかし
今日に至っても日本経済はびくともしていません。経済新聞でありながら経
済に全く無知な日本経済新聞の低レベルに当時の私は呆れていました。
金大中、廬武鉉両政権下によって韓国国内に多くの左翼連中を育て、韓国の
左傾化を促し、韓国経済を沈没させ、北に支配されることを目的にした南北
統一に道を開く政策を取り続けた裏切者、それが金大中の正体です。
金大中の罪に比べれば朴槿恵大統領の罪など蚊に刺されたようなものです。
朴槿恵は金大中のように悪賢くなかった。しかし金大中は日韓併合により韓
国が近代国家になったことも、日本の実力も人の好さもよく理解していた。
だから日本を利用することがあっても日本批判を正面切ってあまりしなかっ
た。ところが朴槿恵や彼女の側近中の側近である崔順実などは、筋金入りの
反日思想の持主であり、日本にシンパシーなど持ち合わせていなかった。
韓国には日本の日教組も歯が立たない左翼的な教職員組合があり、ここを
中心に戦後徹底した反日教育が続けられてきました。日本人は韓国人に対し
て「ひどいことをした」ということを学校教育で徹底的に教え、そして日本
人は血も涙もない悪魔のようなそんざいとして教えた。朴槿恵や周辺の官僚
たちは、もろにこの反日教育の洗礼を受けた世代です。
朴槿恵が僅差で当選できたのは対抗馬の「文在寅」が親北の左翼思想の持主
であることに危機感を感じた高年齢の人たちが支えたからです。
だから朴槿恵の最大の仕事は韓国にはびこる左翼勢力を国家の物理的権力
を司る中枢機関から一掃する事だったのです。ところが彼女のしたことは、
「崔順実」という40年来のお友達を中心にした政治を知らない素人集団に
権力を利用されただけでした。
しかし朴槿恵も当初は左翼退治に力を注いでいました。金大中の時に法的に
認知された左翼思想の全教祖に対して「法的労働組合として認めない」との
決定を下しました。これによって今後、教育機関で全教祖の支配が終わる道
筋をつける努力をしていました。
このように大統領の権限をもってすれば、金大中・廬武鉉によって左翼思想
に染められた軍、警察、司法、行政などの人材を一掃することが出来たのに、
なぜか何もしなかった。そのうえ韓国メディアの90%が左翼に牛耳られてい
ます。
つまり彼女は左翼勢力が完全に占領している国家機関を少しでも奪回するた
めに「崔順実氏」推薦の素人を閣内にいれた。ところがこの素人たちは私腹
を肥やすことに熱心なだけで国のためには何もしなかった。
そこに目を付けたのが、左翼に牛耳られている各新聞がまず火をつけた。
そしてテレビが国民を扇動し、デモが起こり国民の怒りにのって検察が動き
崔順実氏と彼女の推薦で閣内に居た欲ボケ素人たちを逮捕した。
朴槿恵大統領に対して、全メディアと世論の多くが退陣を要求していますが
法律に守られた彼女は残された任期まで退陣はしません。左翼野党も計算済
みで次回の大統領選挙で親北政権が確実に誕生するまで朴槿恵を死に体で
おいておくつもりです。
すでに述べたように韓国は金大中・廬武鉉政権の10年間で左翼勢力が国家
機関を完全に占領してしまった。そして彼らは韓国の内部崩壊、日韓関係の
破綻をねらっています。さらに言えば、その10年間を通じて国家的反逆体制
を完成させたのです。
韓国の保守勢力は、国家の主要機関に巣食う左翼勢力をいかに無力化して
いくかに最善の努力を傾けていた、その象徴が朴槿恵だったのです。しかし
左翼勢力は朴槿恵をスキャンダルで葬り去ることに成功しました。
つまり今回の事件は朴槿恵の単なるスキャンダルでなく保守勢力と
左翼の戦いです。
ところが日本のメディアは、朴槿恵のスキャンダルを日本の芸能ニュースの
レベルで、報道しています。いずれにしても2018年朴槿恵大統領が退陣した後
韓国は赤化するのではないかと思っています。しかしその方が敵とはっきり
認識できて、縁を切ることが出来、韓国にカネを取られることもなく、日韓外交
の苛立ちを解消することができます。
ちなみに韓国に電話して今回の事を聞いてみました。デモに参加すると
一日日本円にすればで約5000円もらえるそうです。学生はこずかい稼ぎに
喜んで参加していると言いていました。
若者は大学を出ても就職が出来ず、若くして失業という名の蟻地獄がまって
います。ネットメディアのコリア・エクスポゼが「韓国、汝の名はヘル朝鮮」
と題した記事を発信しています。
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