関西の人間ですが、日本の首都たる東京の知事を選ぶ選挙となれば心配
しながら注目していました。結果として小池ゆり子氏の、文字通りの圧勝
で、一安心しました。
負けた増田寛也氏については、テレビ評論家などは作戦の失敗だとか、知名
度が薄かったなどいろいろ言っていますが、根本的に世界に冠たる大都市
東京の顔ではありませんでした。凡庸さを絵にかいたような男です。
鳥越俊太郎氏については、あまりにもお粗末すぎて、彼の存在そのものが
ギャグです。その点小池ゆり子氏には大都市東京のリーダーとしての凄みが
ありました。
混迷を極める世界各国において、女性のリーダーの存在が目立ち始めてきま
した。日本もやっと優秀な女性リーダーが日本をリードする構図が出来てき
ました。
小池ゆり子氏は東京の知事よりむしろ安倍総理の次の首相にふさわしい方だ
と以前から思っていました。安倍首相は稲田明美政調会長を次期首相にする
べしで育てていますが、稲田氏は線が細すぎます。各国の悪狸とだまし合い
するには人が良すぎます。
中国、韓国、ロシアなどの悪の国に囲まれて外交をしている安倍首相は本当に
よくやっています。安倍首相に代わる人材は残念ながら自民党内には見当たり
ません。石破茂、菅義偉、岸田文雄、などが浮かびますが、どの人も世界NO3
の国の顔ではありません。
世界を見渡せば、ドイツはメルケル、イギリスはテリーザ・メイ、アメリカ
はおそらくクリントン、台湾の蔡英文総統など、女性が国のリーダーになっ
ています。アツ、もう一人忘れていました韓国の朴槿恵です。クネさんは論じ
るに値しない、つまり論外です。彼女は世界のお笑いタレントです。
数年前、キッシンジャーの謀略により、米中が同盟して日本を叩く構図が出来
ていました。しかし中国主導による「AIIB」の登場はアメリカを完全に覚醒
させました。「自由、民主、人権を国家理念として掲げるアメリカがそれらを
否定してプロレタリア独裁を国家理念とする中国と同盟することはありえ
ない」と言い切っていたのは小池ゆり子氏だけでした。
いま日本が必要としている人材は小池氏のように、世界を見通せる人です。
何故なら米中衝突が現実として目の前に迫っているからです。米中衝突は
歴史の宿命です。
中国の資源争奪の国家戦略は、アメリカの国益に真っ向から対立するもので
あり、やがて両者は衝突せざるをえません。
中国が南シナ海に独自に設定した境界線「九段線」や、スプラトリー諸島に
人工島を造成しているのは最終的に台湾併呑を目的としているからです。
それ故、台中戦争は避けられないし、日中戦争、米中戦争も必至とみるべき
です。
だから日本は早急に憲法9条を改正しなければなりません。
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