アメリカ市場の混乱は、絶望と希望が入り混じって複雑な様相を呈して
きています。アメリカメディアの報道も楽観論と悲観論が日替わり
メニューのようにクルクルと変わり、ゆれにゆれています。
米市場は超大国アメリカの力を信じようと、オバマ次期大統領の経済
閣僚人事で将来の希望を見出そうとしています。
オバマ氏に指名されたティモシー・ガイトナー財務長官とローレン・
サマーズ国家経済会議委員長について市場は歓迎しています。
しかし一方で「性格も仕事のスタイルも対照的な二人は意見が対立
する場面も出てくるだろう」とのメディアの悲観報道で市場は
心配をしています。ほんの小さなことで市場はチキンハートになって
しまっています。
しかし誰がなろうと直ぐに最悪の状況を変える事など不可能であると
誰もが理解しています。
今回の金融危機でベアー・スターンズ、アメリカ・インターナショナル・
グループ、シティグループなどの救済策の 発表は財務省だが、実際は
ガイトナー氏が取りまとめてきたとニューヨークロイターに載って
いました。財務長官就任指名で株が一時的に上がった理由が
納得できました。
アメリカ経済界はガイトナー氏が財務長官に就任すればこの危機から
脱することが出来ると信じているのではなく、ただ闇雲に信じたい、
なにかにすがりたい、藁にでもすがりたい一心のような気がします。
しかしアメリカの金融機関の闇の深さはまるでブラックホールのよう
に あらゆる救済策を吸い込んで消し去っていきます。
シティグループを救済しても次にバンク・オブ・アメリカ(BOA)が
煙を上げ始めました。BOAは米国最大の住宅金融会社カントリー
ワイド・フィナンシャルを買収したことが裏目にでて、株価を急激に
下げています。そのうえ米政府の指示でメリルリンチを買収すること
でも合意していまが、その余裕は既に失われています。
そして今度はワコビアを救済合併したウエルズ・ファーゴもぐらつき
始めました。
おそらくこれらの救済買収も連銀総裁のガイトナー氏の意向だと
思いますが、あまりいい結果は生まれていません。
今後も救済される銀行はさらに増え続けていきます。すでに大きく
穴の開いた金融機関をいまさら見捨てるわけにはいきません。
途中で止めることはいまさら不可能です。
私の推測ですが、ガイトナー氏はリーマン・ブラザースの破綻を容認
しました。結果世界中の市場が衝撃を受けそれ以降経済が急激に悪化
しました。ガイトナー氏はその影響に驚き、それ以降は全ての米金融
機関を救済することを決めたのではないかと思っています。
もしこのままアメリカが以前のように浮上しなければグリーンスパン
氏のようにガイトナー氏も責任を問われ攻撃されます。
しかし問題は金融機関の救済は世間も納得しますが、米自動車大手の
3社に対する救済は資本主義自由経済の崩壊を意味します。
「ビッグ3を救済するのであれば、我々も救済してください」と他の
民間企業から要請されたらガイトナー氏はどの様に返答しますか?
答えようがありません。会社の大小で救済を決めれば資本主義社会の
秩序の崩壊です。
私なら倒産させます。倒産させた方が復活はスムースにいきます。
何故なら、倒産すれば債権者からの訴訟を気にする必要はありません。
うるさい労働組合も法律以上の要求を主張しても関係ありません。
そのうえ無能な経営陣を簡単に排除できます。赤字の会社の社長が
巨額の報酬をとり、プライベートジェットを乗り回すなどあきれ
果てます。日本の経営陣とえらい違いです。
オバマ氏は「雇用を守る」と甘いことを言っていますが、アメリカの
浮上を遅らすだけです。
経済を知らない社会主義的なオバマ氏の希望通りにアメリカが進むなら
超大国アメリカの終焉が早くに訪れます。
アメリカ経済の運命はガイトナーとサマーズの二人三脚が握っています。
たとえ血を流しても 国民に多くの痛みを与えても 自由主義経済を守り
きったときアメリカの未来は再び輝きを取り戻します。

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オバマ次期大統領は財務長官にガイトナー・ニュヨーク連銀総裁を
指名、これを受けて株価が急上昇した。(ワシントン21日ロイター)
ガイトナー氏はルービン元財務長官の子飼いです。ルービン氏は
クリントン政権で経済政策を主導して、米市場最長という90年代の
高成長を演出しました。
ルービン氏子飼いのガイトナー氏を起用したということは90年代の
米繁栄の夢をもう一度という事です。
当時のルービン氏の政策は、金融規制緩和、自由貿易など
市場原理主義で米経済を未曾有の繁栄に導いたのです。
しかしオバマ氏の掲げる政策は規制を強化することで、ルービン氏の
政策とは正反対です。もちろんガイトナー氏がこの緊急時にルービン氏
と同じ事をするとは思えませんが、市場の期待はルービン時代の
高景気の再現です。
ルービン氏とコンビを組んで高景気を演出したグリーンスパン元FRB
議長が今回の金融危機の責任を追及されて批判の矢面に立たされて
います。
当時のグリースパンは「経済の魔術師」といわれ、世界経済の命脈を
握っていると世界中の尊敬を集めていました。
彼の発言は常に大きく報道され、世界中の市場が彼の言葉に一つ一つ
反応していました。その神様のようなグリースパン氏が今や米市場
からボロクソに叩かれています。
グリースパンが2001年から金利を歴史的な低水準に置く政策をとった
事が住宅バブルを招いたと批判されています。
しかしその結果アメリカ国民は豊かな生活を手に入れたのです。
今回の金融危機がここまで大きくなったのは、サブプライムローンを
小口債権化して、それを金融商品として販売したからです。
グリースパン氏が押しすすめた規制緩和や自由競争によるものでは
ありません。
ところが米下院の公聴会でグリースパン氏の在任中の責任に対して
議員たちは彼に集中砲火を浴びせました。
しかし私は今回の金融危機がここまで大きくなった最大の犯人は
ムーディーズやスタンダード&プアーズなどの格付会社にあると
思っています。
彼らは小口債権化した金融商品に対して全く吟味もせずAAAの最高
の格付けをしたのです。
その結果 世界中の金融機関がその格付けを信用してこの妖しい
金融商品を買ったのです。格付け会社は調査費用という名目で
費用に見合わない大金を手に入れています。明らかに不正を働いた
のです。
格付け会社の不正でデタラメな格付けによってこの金融商品は手が
付けられないほど世界中に広がり、金融危機に発展してしまいました。
世界中に危機を拡散させた格付け会社は責任も取らず今も のうのうと
生き続けています。
ムーディーズは2002年日本をチリ・ボツワナより低い格付けを
しました。現在も先進7カ国の中では最も低い格付けをしています。
その格付けの低い日本の円も国債も いまや世界で一番信用されて
います。
この事実をいったいムーディーズはどの様に説明できますか?
このようなインチキ格付け会社を世界中から排除しなければ、
いけません。彼らの能力の低さは世界中に害をばら撒くだけです。
去年ムーディーズは日本の格付けを一段階上げました、その時の
理由は「福田政権になったから」アホらしくて涙がでます。
テレビを見ていますと外資系の保険会社のコマーシャルがやたらと
目に付きますが、これらの外資系保険会社は日本人の信用を
得るために格付け会社から高評価の格付けをもらっています。
しかし米ニュースを見ていますと いまや公的資金を注入しないと
いつ破綻してもおかしくない保険会社がかなりあります。彼らは
資金不足を補うために低額の保険料で釣って日本人から資金を
集めています。
日本政府は外資系保険会社が破綻しても保険加入者の面倒は
見てくれません。
話が相変わらずアサッテの方向に飛んでいきました。
ガイトナー財務長官の話に戻します。
ガイトナー氏は10年前の韓国通貨危機のとき、当時国務次官補と
して韓国の財政長官 林昌烈氏に会談を申し込みました。
ところが林長官は「次官補では格が低すぎる」と言って会談を拒否
しました。
韓国は破綻寸前でありながら格の違いで会談を拒否するとは、韓国
高官らしいですね!結局ルービン長官からの電話でガイトナー氏と
会談して国際通貨基金(IMF)の金融支援を受け入れ、韓国は
救われました。
韓国は最近、米国と300億ドル規模のスワップ協定を結ぶことが
できたのもガイトナー氏のアドバイスがあったとされています。
ガイトナー氏はこの世界的金融危機の中で韓国を破綻させれば
世界恐慌に入ってしまうと判断して、早い目に手を打ったと
思われます。
韓国の新聞は今回のガイトナー就任について「韓国の味方、韓国通」
といって歓迎していますが、
ガイトナー氏は「韓国は手のかかる どうしょうもない国だ」と内心
思っているに違いありません。
またガイトナー氏は80年代には在日米大使館に勤務していました。
日本語と中国語が堪能で、日本の政治・経済事情にも詳しいです。
今回の米金融危機では日本の不良債権処理や公的資金投入などを
参考にして対処しました。
日本を熟知しているガイトナー連銀総裁が公的資金投入に反対して
いる議員に「経営破綻が経済全体に与える大打撃に比べればささやか
なものだ」と公聴会で押し切りました。(4月)
麻生首相や中川昭一財務大臣が11月15日の金融サミットで「日本の
やり方を教える」と言って行きましたが、ガイトナー氏は教えて
もらわなくても、早くから日本式の不良債権処理で行くことの根回し
をしていました。
米メディアは「オバマ氏は賢明な人選をした」と期待をこめて取り上げ
ていますが、グリースパンの例にもありますように、人間の知恵には
限界があります。予期せぬことで破綻します。
所詮、歴史の大きな流れの中では、起こるべきことは防ぎようが
ありません。人間はいつも同じ間違いを繰り返します。
ケインズの有名な言葉「長い目で見れば、我々はみな死んでいる」

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敵に囲まれ、敵に侵食されている日本の危機にどれだけの日本人が
危機意識を持っているだろうか?
「中国」、「北朝鮮」、中国の走狗である馬英九の「台湾」、中国語と
中国史を専攻し、北京語を流暢に話す親中派のケビン・ラッド首相
の「オーストラリア」しかし最近では、今韓国が一番危険な存在と
して日本人の神経を逆なでし始めました。
インターネットの「グーグル・マップ」「グーグル・アース」上で対馬
が「韓国領」などと記載されていることが分かった。
全世界で見ることができるため事情を知らない海外の閲覧者の誤解
を招く恐れがある。(産経新聞 23日)
対馬の不動産が韓国勢に買い占められていることは多くの日本人は
知っていますが、日本の政治家は一向に手を打ちません。
このままでは、いずれ島の大半が韓国人の領土になってしまいます。
韓国人は姑息にも島民名義で買っているために書類を見ただけでは
実態が分からないように巧妙に侵食しています。
多くの民宿も既に買収され、今後ますます増えていっています。
対馬に観光に訪れた韓国人は「昔から対馬は韓国のものだ」と
はっきり言っているらしいです。
平成17年に韓国・慶尚南道馬山市議会が「対馬は韓国領土である
ことを内外に知らしめ、領土権確立を目的とする」という条例を
可決しました。
この韓国人の厚顔無恥には心底 腹が立ちます。
日本政府は竹島の二の舞にならないように早急に対策を立てなければ
いけません。安全保障の点からも外国資本による不動産買収を認め
ない除外規定などを設けるべきです。
しかし麻生首相は「土地は合法的に買っている、日本がかって米国の
土地を買ったのと同じで、自分が買ったときはよくて,人が買ったら
悪いとは言えない」と言っています。この麻生首相の対韓姿勢には
正直 絶望してしまいます。日本が買った米国のビルや土地は、
大都会の中でのことです、対馬は離れ島で起きている事案です。
対馬は観光地だけでなく、国土防衛の要の地として島全体が要塞と
しての歴史を刻んできました。
しかも海上自衛隊の基地に隣接する土地がすでに韓国資本に買収
されています。この事実にまったく何も感じられない人が日本の
リーダーなのです。
麻生首相殿、対馬は安全保障、主権国家としての領土保全に
かかわる深刻な事態になっています。
韓国は明らかに政治的意図をもって対馬を日本人が気づかない間に
自国領土にしようとしています。貴方は外相時代にも竹島問題で
腰が引けていました。普通の善良な国民はあなたを信じられなく
なってきています。
しかし多くの国民は民主党が政権を取ればこの国は確実にダメに
なることを理解しています。貴方が中国や韓国にもっと強い
メッセージを出してさえいただければ、間違い無しに自民党は
勝ちます。
景気対策はグローバル化された世界では一国の力ではどうしようも
ありません。国の出来る仕事は税収の配分しかないのです。
それと国の安全です。
その税収の配分を10年間に59兆円も道路に使う改正法案がすでに
可決されました。
暫定税率がなくなると地方交付金がなくなり、地方財政は打撃を
受けると言っていますが、利権を守るための大嘘です。
政治家は与野党ともに地方企業の疲弊振りをアピールしますが、
21世紀生きてはいけない企業まで税金で生き延びても いずれ
消えていく運命なのです。
左翼思想にまみれた売国奴議員の多くいる民主党も危険だし
利権まみれの無教養な老害政治家の自民党も嫌だし、いったい善良な
国民はどうすればいいのですか?
麻生首相殿 ほかの事は目をつぶってがまんしますが、せめて日本国
の安全についての国家観だけでも聞かせてください。
国家の根幹にかかわる長期的課題である、憲法改正、外交、防衛、
教育、などを国民に語ってください。
「戦後レジームからの脱却」を主張し憲法改正を掲げた安部元首相が
恋しいです。
安倍氏の復活を切望します。

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中国一の富豪 黄氏を拘束
貧しい農民から一代で中国有数の富豪に上り詰めた黄氏は、
株価不法操作の容疑で公安当局に拘束された。
これまで黄氏は密輸や脱税など数々の疑惑を指摘されながらも当局から
強力なバックアップを得て事業を拡大してきた。
経済発展を至上課題とする当時の中国政府は、経済活性化に貢献した
黄氏を含む多くの企業家の違法行為を大目に見ていただけでなく、黄氏
らを「優秀企業家」として度々表彰し、事業拡大に強力な支援を続けた。
(MSN産経ニュース)
この記事を見て16~7年前、山東省の威海で威海外貿富泉工場と
契約式合弁会社(危険を避けるために法人格を持たない自社オンリーの
工場)を立ち上げた時、威海一の富豪と知り合った事を思い出しました。
彼は公安部の副総警監でまだ現職の身分です。公安部現職の
身分のまま企業家でもあります。彼がなぜ富豪になれたかは、
韓国との密貿易です。
威海は青島と煙台の中間ぐらいに位置しています。韓国ソウルとは
湾を挟んでちょうど向かい側に面しています。
韓国から電化製品や車、その他を自由に密輸入できます。
彼は公安局現職のNO2ですから、誰も彼を捕まえたりできません。
捕まえるどころか公安局が率先して彼をバックアップしています。
なぜかと言いますと、当時はまだ人民解放軍は国家などの公的予算に
頼らず軍が自分で自分の食料や装備を調達していました。
つまり各部隊が幅広く企業経営に乗り出して自給自足をして
いたのです。(自力更生というシステム)
公安部は人民解放軍の下部組織で戦時には人民解放軍の指揮下に
入ります。
すなわち中国では金持ちになるためには政府の高官や軍のバックアップ
がないかぎり無理です。
今回の黄氏逮捕の名目は「株価不法操作の容疑」という事ですが、中国
高官の大多数がこの株価操作で大儲けしてきたのです。ここに至って
突然、黄氏を株価操作で逮捕とは、おそらく政権内部の権力争いに
巻き込まれたか、あるいは人民解放軍が陰で糸を引いているとしか
考えられません。
株価操作という人民軍の長老も知らない現代の金儲けで太った政府高官
に対して、人民軍が攻撃したと思われます。
すなわち胡錦濤政権に対して攻撃したのです。
中国人の行動原理を表すものに『指桑罵槐』(しそうばかい)という
有名なことわざがあります。つまり「桑の木を指して槐を罵る」すなわち
中国人は直接相手を攻撃する前に必ず攻撃相手の周辺から攻めます。
人民軍は株価操作と言う簡単な作業で太った胡錦濤政権内部の高官
達をふるえ上がらせたのです。
中国において軍の力が強く、彼らの意向を無視しては何も決められない、
胡錦濤は未だ軍を掌握していないと思われます。
特に胡錦濤の最近の外交は協調路線で 中華思想に毒された人民解放
軍の長老は、諸外国 特に日本に対して強硬な態度をとらない胡錦濤に
揺さぶりをかけたのです。
しかし産経の記事は「今回、黄氏が拘束されたのは、共産党政権と実業
界の癒着に対する国民の不満が高まり、不正取引への取り締まりを
求める声が一段と強まったことが背景にありそうだ」と記しています。
また別の記事では「胡錦濤政権が大型経済犯罪対策に本腰をいれ、
経済発展至上主義から法治重視へ転換する象徴的な意味がある」と
書いています。
日本人の常識で考えればこの2紙の考えは妥当かと思われますが、
しかし中国人は日本人では想像もできない行動原理で動く人々
なのです。
私の推理がおそらく「そんなバカな、考えすぎ」と一掃されそうですが、
中国人の過去の言動や行動を見ればあながち間違っているとは
思えません。
日本の中国に対する外交で常に失敗してきたのは、中国人の思考を
日本人に照らし合わせて判断してきたから理解できなかったのです。
日本人と中国人とでは人生哲学も思考回路も決定的にちがいます。
24日の記事で「APECで当初日中首脳会談は予定されていなかった
ところが中国側は突然首脳会談を打診してきた、だがペルーに到着
すると中国側から急遽キャンセルの連絡、結局日程を二転三転させ、
日本側を翻弄した」
外務省の推測は「日本が金融サミットで出したような世界金融への
対応策を求められる事を中国が嫌ったのではないか」と言っています
しかしこれは中国人の自己本位と日本を下位にみる優越意識から
きています。アジアの盟主は中国一国であるという、中華朝貢秩序を
再建する意図がみえみえです。
首脳会談を申し込んだのは中国側にも関わらず、いったんキャンセル
してから二転三転させて日本を振り回しても平気という神経は
国際常識のないマナーの悪さはまさに一種の病気です。
国際社会の外交は常に推理ゲームです、日本人は大昔から中国の漢文
を読んできたために、中国を知ったつもりになって中国人の実態を常に
見誤ってきたのです。日本の政治家は肝に銘じてもらいたい。
中国外交を一から見直す必要があります。

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麻生首相の「満身創痍状態」という新聞記事を目にして心配しています。
いつもなら メディアの言葉狩りに腹を立てるところですが、今回は、
麻生首相に対しては期待していただけに少しがっかりしています。
私は麻生首相の「読み間違え」や「失言」などにがっかりしている
のではありません。
麻生首相はアジア欧州会議首脳会合に出席するために、北京を訪れて
いた時、中国国営・中央テレビの独占インタビューを受けました。
「日中間にわだかまる歴史認識の問題については、第二次大戦への
痛切な反省の意を表した『村山首相談話』の立場を踏襲するとして
日本の殖民地支配と侵略に対し、痛切な反省と心からのお詫びの
気持ち」を表明しました。
この記事を目にした時、第一回目のがっかりです。
この発言は明らかに中国に対して媚びています、なぜいつも中国側を
気にして下手に出てしまうのか理解に苦しみます。
たかだかアナウンサーに対してまで ここまで気を使った答弁を
しなければいけないのですか!
私ならこのように答えます。
「今や中国は大国に成りました、大国である以上、中国はテロの防止、
世界経済の安定と開放性の維持、貧困の解消、そして地球温暖化の
緩和など人類社会共同の課題の実現に向かって協力してくれるものと
期待しています、そして国際ルールをしっかり守って『責任ある大国』
になってください」
第二回目のがっかりは、
従軍慰安婦問題に関して旧日本軍の関与を認めアジア諸国に謝罪した
河野談話について「政府の基本的立場は現在も談話をふしゅうする」と
述べたことです。
なにも読み間違えにがっかりしたのではありません。
麻生太郎なら村山談話も河野談話も改めてくれると期待していました。
たとえ民主党の攻撃にさらされても、中韓のバッシングにあっても
勇気を持って堂々としていれば 無党派に埋没してしまっている
隠れ市民が自民党に帰ってきてくれます。
麻生氏は首相になる前は、「集団的自衛権の行使」と「憲法改正」の
必要との認識を持っていたはずです。そして自由と民主主義,法の支配、
市場経済を重視する「価値観外交」と同じ価値観をもった国家と連携する
「自由と繁栄の弧」を唱えていました。
あの頃の太郎はどこえ言ったのですか!なにを恐れているのですか!
たとえ短命に終わっても、神から与えられた使命を全うしてください。
あまり防御に徹して軌道修正ばかりしていると、国民の信を失います。
攻撃は最大の防御です、恐れずに以前の自説を主張すれば、迫りくる
選挙に必ず勝てます。
国民はメディアの左翼的な報道にウンザリしています。メディアの
報道は世論を代表していません。自信を持って言えます。
話は変わりますが、「国籍法改正案」について、皆様から寄せられた
コメントの数々で大変勉強させてもらいました。感謝申し上げます。
日本も捨てたものでないと感激しています。このような人たちが
多くいるかぎり、日本は大丈夫です。
皆様のレベルが政治家のレベルをはるかに超えています。
太郎ちゃんも漫画ばかり読まず、たまには歴史本やまともな本も読んで
ください。

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昨日のブログで「アメリカもやっと暗黒大陸中国の真実が見えて
きました」と書きました。
偶然にも今日の産経新聞に私のブログを裏付ける記事が出ています。
米議会報告「中国 歪んだ富国強兵」
不当に外貨・無法国家に武器・国際法曲解
米国議会の政策諮問機関が20日に発表した2008年の年次報告書は、
中国が国際的規範を破る形で経済、政治、軍事の各面で勢力拡大を
進めているとして、米国の議会や政府に対応策をとることを訴えた。
日本についても、日米両国が中国に対して抱く懸念として
① 偽造品・模造品の横行
② 大気汚染
③ 汚染食品
また報告書は中国と日本の東シナ海での尖閣諸島の領有権や排他的
経済水域をめぐる紛争にも触れており、中国政府が近年、海洋法など
国際的な条約や協定を自国に都合よく解釈する動きを続けていると
指摘した。
中国は自国独自の領海法などの規定を国際的な判断よりも優先させる
政策をとり、自国の法律を盾に、国際司法裁判所など国際機関の裁定を
受け入れないという態度をとっている。
調査委員会では、民主党主導の新たな連邦議会上下両院とオバマ政権
に調査結果を報告するとともに、対応策を提言していくという。
今朝この記事を目にしてホットしました。
中国に対して日米が共通の懸念を持っているということは、今後
日本政府は、もう少し中国に対して強気に出る必要があります。
アメリカが中国をどの様に見ているか,どの様に扱うかという
アメリカ政府の中国観によって当然日本の対中政策も変わってきます。
過去においてアメリカ政府の対中政策に影響を与え続けてきた
ジャーナリズムと中国研究者たちは、今回の「米中経済安保調査委員」
の発表をどの様に受け止めているか、興味があります。
昨日のブログで「クリントンに間違った中国観を植えつけた人物は
ハーバード大学教授ジョセフ・ナイ」と書きました。
その対極にいたのが同じクリントン政権内にいたスーザンL・シャーク
という中国政治の研究者です。
今までアメリカの対中政策を支配してきたのは、キッシンジャーが
提唱した「中国重視政策」です。
キッシンジャーは中国の戦略的重要性に着目し、それをソ連への牽制
に使ってきたからです。
その戦略的重要性のためにアメリカ政府は 過去対中批判を抑制して
きました。しかし結果的にはしたたかな中国政府はアメリカの軟弱な
中国重視政策を逆利用したのです。
そして中国の国際的ルールを無視したヤクザな行動にアメリカはやっと
目覚めました。
本来 天安門事件の時にアメリカは中国政策を再検討すべきだったが、
事件直後にキッシンジャーとニクソン元大統領は中国を訪問し小平
と会談しました。
そこで何を話したのか真実は分かりませんがブッシュ大統領(父)は
「天安門事件によって、71年以前の冷戦時代の「米中対立」の状況に
後戻りさせることを望んでいない」と述べました。
明らかにキッシンジャーの論理に影響されています。
ジョセフ・ナイ教授と対極にいたスーザンL・シャーク(女性)は
「ワシントンポスト」「フィナンシャル・タイムズ」に中国分析をして
います。そこで彼女は「中国人権問題を無視するアメリカ政府を痛烈に
批判」しています。
アメリカの中国観も変わりつつあります。日本も対中政策を変えて
いくべきです。
しかし日本の政府内には親中派がのさばっています。中国分析の
プロが早急に必要です。
おすすめは、櫻井よしこ,中嶋嶺雄,黄文雄、中国分析に冷徹な目を
持った第一人者です。
学者や大学教授は止めた方がよいです。何故なら彼らは漢文の影響で
中国大好き人間になっているからです。

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日本もアメリカも過去と現在、中国政策において多くの間違いを
してきました。
現在もこの両国の政治家の中で「中国重視論」と「中国脅威論」とが
二分しています。この両国において中国の現実から遊離した異常な
までの中国礼賛の合掌が長く続きました。
まだ一部の政治家たちは「中国の思い入れ」が強く感情移入だけが
先行して「大いなる幻想」を生み出しています。この傾向は日本や
アメリカだけでなくフランス、オーストラリア、イギリス、ドイツ
その他多くの先進国に共通した現象です。
それでは何故、このようなセンチメンタルな「中国への想いいれ」に
陥ったのか、日本とアメリカを平行して考えてみます。
日本の政府もアメリカの政府も中国政策を考える場合、必ず中国専門
学者からアドバイスをもらいます。この学者達が中国の間違った
イメージを政治家たちに植え付けたのです。
日本の学者もアメリカの学者も元々中国が好きだから、中国に興味
があるから中国専門学者になったのです。
学者達の中国文明への憧れが、冷徹な目を曇らし、現実から遊離
した「幻想中国」を政治家たちにレクチャーしたのです。
政治家もビジネスマンも失敗しないように、行動を起こす前は専門家
といわれる人たちの知識を手に入れます。しかし私の経験上
その道の専門家ほどその道に詳しくありません。
個人が興味や趣味で専門家の学者の本を読んで知識を得るだけなら
何も問題はありませんが、国や会社の命運を預かる政治家や
ビジネスマンにとって間違った情報は命取りになります。
20数年前、天安門事件の1~2年前です。中国へ進出するために中国
セミナーを何回も聞きにいきました。
そこで語られた講師たちの中国情報はいま思えば現実の中国と180度
違っていました。
そしてこれらの「中国への思い入れが強い」中国専門学者の間違った
情報で 数えきれないほどの日本の中小企業が大陸進出を図って
きました。そして大多数の企業は中国人に騙され 痛い目に
あわされて、撤退してきました。
日本政府も同じようにいつも中国政府の白々しい嘘で国益を毀損して
きました。そして未だ目の覚めない政治家は日中友好という美名に
ごまかされて卑屈外交を続けています。
アメリカ人の中国観も東洋の神秘というロマンティシズムに覆われて
「暗黒の中国」が見えていませんでした。
ヘンリー・キッシンジャーが中国の竹のカーテンを開けて以来、
アメリカの多くの学者、政治家、企業家達が中国を訪問しています。
しかし長く中国を「東洋の神秘」として見ていた彼らは中国を正しく
見る目をなくしていました。
日本を飛ばして中国を重視しだしたクリントンによって、始めて
アメリカの幻想に覆われた「中国重視」を知り、日本人は衝撃を
受けました。
クリントンに間違った中国観を植え付けたのも中国専門学者です。
クリントン政権第一期目にハーバード大学教授ジョセフ・ナイという
中国学者が政権入りをしています。
この学者によってクリントンは誤った中国第一主義政策をとり
日本を無視し 過酷なまでに日本叩きをしました。
そのバックには中国資金と日本を嫌うキッシンジャーの
関与も見て取れます。
以前雑誌で目にしたことですが、アメリカにおいては日本専門学者
より中国専門学者の方が格上で、政府内でも中国専門家が重宝されて
いるという記事を目にしました。
日本やアメリカの政治家が未だに中国に対して深い「想い入れ」を抱いて
いる理由の中には、中国工作の資金と中国幻想をかもし出す、巧みな
心理的外交の巧みさがあります。
この中国独自の外交戦術を彼らは世界中に展開しています。
世界中に中国幻想を振りまいた最大の罪はパール・バックの「大地」
だと思います。このノーベル文学賞をもらった「大地」によって
初めて欧米人に、神秘な国中国というものを開いて見せました。
そこに描かれている幻想中国によって、なにか非常にロマンチックな
妖しいまでの美しい「情念の中国」のイメージを植えつけて
しまいました。
それとアメリカ人の誤った中国観の最大の大罪者はエドガー・スノー
の「中国の赤い星」です。彼は一貫して中国礼賛を綴っています。
彼は日本が嫌いで「アジアの戦争」を書き、有りもしない南京大虐殺
を世に広めました。
この影響が大きくてアメリカ人知識人を未だに暗黒中国を見えなく
しています。
日本の誤った中国観は遣隋使や遣唐使が持ち帰った膨大な漢籍を
勉強した学者であり(過去ブログを参考にしてください)、
アメリカの中国観も2000年前の過去の中国研究によって
もたらされた学者の思い込みによるものです。
アメリカの学者の振りまいた東洋の神秘中国を土台にして「大地」や
「中国の赤い星」が生まれました。
日本も2000年前の漢文や漢詩を深く研究した近代の学者によって
中国の抜きがたいイメージが出来上がってしまいました。
しかし日本もアメリカも最近の中国の 厚顔無恥な人格や,
止まらない軍拡、農民の暴動、ニセモノの中国商品、チベットや
ウイグルの大虐殺を目の当たりにして、やっと危うい暗黒中国の
真実が見えてきましたが、
日本の低レベルな政治家だけが未だ中国の真実が見えていません。
いったいいつになったら「中国幻想」から目覚めるのですか?
あまり時間は残されていません。

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今日はオバマ新政権について考察してみたいと思います。
アフリカ系大統領が世界最強の仕事に就くということに世界中の人々は
期待と不安の入り混じった複雑な興奮に沸いています。
オバマ氏はまだ就任前にもかかわらず既に大統領としての影響力を
発揮し始めました。
オバマ氏は7日シカゴで経済顧問会議を招集し金融危機対応や追加景気
対策について協議しました。そのなかで販売不振と資金繰り悪化で
窮地に陥ったビッグスリー(自動車3大メーカー)を救済するため
の対策が話し合われました。
ポールソン財務長官は金融システムを担う金融機関以外の適用に難色
を示しています。そこでオバマ氏はブッシュ大統領に会い、ビッグスリー
への早急な支援を要請しました。
ビッグスリーのうち1社でも破綻すれば関連企業を含め約250万人の
失業が生じるといわれています。
雇用を守る為に米自動車産業を救済するのは、仕方ありませんが、
今後オバマ氏は経済政策では国内雇用に重点をおいた保護主義的な
色彩を強めていくと思われます。
自由貿易を推進してきたアメリカがオバマ氏によって反グローバル、
反自由貿易主義に傾いていきそうです。
オバマ氏の最近の発言で「中国が人民元の為替レートを操作している」と
批判し米国の雇用を守るために緊急輸入制限処置を発動する用意が
あると表明しています。
しかし中国からの輸入の60%以上はアメリカ企業が中国に作った工場
からの輸入です。オバマは知らないのでしょうか?
このままアメリカが保護貿易に傾いていけば、各国が保護主義になだれ
込みます。ただでさえ深刻な景気後退に向かっている経済情勢が
世界恐慌にまで発展するかもしれません。
アメリカは各国に強要してきた新自由主義(市場原理主義)をやめて
いくのですか? アメリカの活力が失われていきます。
そのうえ私が今1番心配しているのは、安保条約の空洞化です。
アメリカ軍がアジアからいなくなることです、アメリカ軍の兵力が
削減されれば、そこに力の真空がうまれます。
中国人民解放軍が喜んで行動を開始します。中国国内がどれだけ荒廃
しようが人民解放軍にとって全く関係ありません。
「国際協調と話し合い」を重んじるオバマは日本を見捨てる可能性が
あります。「日本と中国の問題は両国間の話し合いで解決してください」
と言って関与しないかも知れません。話の通じる相手なら問題はあり
ませんが、相手が中国人では無理です。
結局 戦争を恐れる臆病な日本は野獣中国の自冶区に成り下がって
しまいます。
アメリカにとって日本という国がいかに大切で重要な国であるか、
オバマ氏の浅い知識では無理なようです。
アメリカの雇用も富みも 日本の力が助けています。
誰か教える人はいないのですか?

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最近の中国を分析する本や記事の多くが「崩壊」「危機」という言葉
を使っています。まだ一部には「中国は巨大市場が本物になりつつ
ある。日本にとって中国市場こそが明るい未来を意味している」と
書いた記事も見かけます。
私も過去ブログでいろいろと中国を分析してきました。初期のブログ
を今あらためて読み返すと、中国の未来に対して少し希望を持って
いるような書き方をしています。
いずれにしても中国の将来がどのような姿に帰着するか、我が国だけ
の問題ではなく人類全体にとっても、非常に重要な課題であります。
2年前 漫画家の弘兼憲史氏のインタビュー記事を読んだ時、自分の
中国に対する悲観論が一時的に崩れた記憶があります。
弘兼氏はサラリーマンを描いた「島耕作」シリーズで主人公の島が
上海地区担当取締役に昇格,それを描くために中国取材を彼自身の
興味も含めてかなり頻繁に中国に行ったそうです。
弘兼氏は「躍進する中国に対して日本の製造業は勝てない,なぜなら
労働コストの問題、技術も欧米や日本との合弁事業などを通じて水準
を高めている まだ模倣しているが今後は独自の創造の段階にはいる。
そうなると中国の人口は日本の10倍、頭脳集団も10倍、という事に
なる、そのうえ中国人は向上心も旺盛です。これからの半世紀は
中国の独り勝ち、日本は臥薪嘗胆の日々だ」と語っていました。
島耕作の熱烈な愛読者としては一時的に弘兼氏の中国論に納得して
しまいました。
しかし弘兼氏の中国論で一番かけているのは中国人の人間性です。
私が経済学者の様に経済的な数字を羅列して中国の危機を論じるより
誰でも中国の道徳の腐敗振りに接したとき、この国の未来は絶望的に
感じるはずです。
一般国民も道徳の腐敗が激しく進んでいますが、中国の党員官僚
たちは上から下まで汚職をしない人はほとんどいません。
腐敗した地方政府や残虐な警察に痛めつけられた国民の多くは精神
の荒廃が進み 未来に対する希望を失くしてしまいました。
弘兼氏は多分 上海や北京、その他の沿岸部の都市を訪問して中国
のイメージを膨らましたと思われます。
かって日本企業は韓国に対して多大の援助をし、技術も移転して
半導体や造船、液晶で韓国の追い上げをうけ、一時的に日本企業は
ダメだという空気が日本国内に充満したことがあります。
しかし現在日本企業は韓国企業など全く問題とせず、世界を席巻して
います。そして韓国は迫り来る通貨危機再来の恐怖で国が崩壊寸前に
追い詰められています。
中国と韓国は非常によく似た国柄です。
中国政府はいまや日本国を追い抜いてアメリカさえ何年か先には
追い抜いて世界一になると大言壮語しています。
一部のメディアも中国の永遠の発展を主張しています。
上海や北京だけ見ていますと東京やニューヨークと何も変わりません
中国を理解するには、中国の田舎へ行って見る必要があります。
中国人の80%以上は中小都市と広大な農村で生活しており、そして
中国の中小都市の経済は殆ど破産しています。農村もその悲惨な
生活は最低限度の生活さえ維持できなくなっています。
生活が維持できなくなると、羞恥心がなくなり、道徳観が失われ、
社会秩序が保てなくなっています。
それでは隣の島国日本と中国はどこが違ったのか中国人はよく考える
必要があります。
日本は1853年にペリー提督が来航して無理やり開国させ、近代化を
受け入れてたちまち強国を作りあげました。
中国人が未だに悔しい思いをしている日清戦争はペリーが来航してから
わずか40年あまりのことです。
中国は日本よりはるか前に西洋の侵略の洗礼を浴びてから150年間
中国の近代化が未だに達成されていないという事実を反省しなければ
いけません。
中国の近代化が150年も前に始められていることを忘れて日本人も
世界の多くの人々も1978年以降の中国のめざましい発展だけを
みて、そのスピードに中国の未来の繁栄を信じてしまったのです。
日本の発展は西欧社会よりはるかに遅れてしまった反省の上に立って
必死の努力と勉強のお陰で世界の経済強国になれました。
しかし中国は策士小平の「経済開放政策」でまんまと資本主義国家の
資本と技術を無料で取り込んだのです。
「安価な労働力と13億の巨大マーケットがある」という殺し文句で
先進国の企業を自国に誘導しました。
国民の一歩一歩の努力でなく小平の巧妙なトリックで経済を発展
させました。ところが中国政府は自分達の能力であると勘違いして
しまったのです。
だから中国をリードしている経済人も政治家も未だ近代的な思考が
できません。その原因である教育も中国の子供たちは捏造された
歴史や世界の事情についてもずっと虚言妄語を教えられてきました。
「毛主席が中国をつくり、小平が私たちを豊かにし、そして江沢民
が未来へ導いてくれる」中国の教科書の一文です。
この国が最後にどこに行き着くかなど誰も分からない、ソ連や東欧
諸国の崩壊はほとんど誰も予想しなかった。
歴史は繰り返す、最後の大物である共産国家中国がよろめき始めました。
見かけの力とは裏腹に中国はもはや限界にたっしています。
中国の終わりをしめすあらゆる前兆が見え始めました。
日本の政治家様 準備はできていますか?ビジネスマンは早くに
準備ができています。

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金融サミットが15日閉幕しました。
麻生首相は今回の金融サミットで「リーダーシップを発揮したい」と
強調して、会議に臨みました。
そしてサミット冒頭から麻生首相はIMFへの10兆円融資や
発展途上国支援3000億円規模の新基金創設などを打ち出しました。
しかし日本は先進国の中でもワーストクラスの長期債務を抱えている
なかで10兆円もIMFに融資に踏み切る余力はない筈です。
最初は崩壊寸前の韓国などから直接、支援要求を避けるためにIMF
経由にするためだと思っていました。
IMF経由にすれば取り立ても容赦をしませんので,日本も気を揉む
必要がありません。
10年前のアジア通貨危機の時 デフォルト寸前の状況まで追い込まれ
た韓国は、IMFから210億ドル、日本から100億ドル、米国50億
ドル、世界銀行、アジア開発銀行等の融資を合わせると570億ドルの
援助を受けてやっと崩壊が免れました。
しかし韓国はIMFその他の融資は完済しましたが、日本の100億ドル
は未だ完済されていません。返済する気もないみたいです。
このような韓国に直接融資の事態を避けるためにIMFに10兆円融資
したと思っていました。
しかし当日サミットの当地で日中韓は緊急時に外貨を相互融通する2国
間スワップ協定の規模拡大を検討することで一致したという記事を見て
気分が悪くなりました。
韓国はすでに日本とは130億ドル規模の通貨スワップ協定を結んで
います。
今回の金融危機でIMFは既に破綻しているアイスランドの救済に入って
いるし、そのうえハンガリー、ウクライナ、パキスタンなどへの支援も
行わなくてはいけない、再び通貨危機が忍び寄る韓国にかまって
いられない。
そこで韓国は金の借り易い日本とのスワップ協定を拡大したと
思われます。
日本はIMF、世界銀行、アジア開発銀行等の融資額はアメリカ以外の
他国を圧倒しています。世界銀行の資金源は加盟国の出資金は少なく
世界銀行債券が多くをしめています。日本はこの銀行債券を大量に
買わされています。
しかしいずれの場合も発言権は低いです。アジア開発銀行の場合は
日本の融資額が圧倒していますので総裁は歴代日本人が勤めて
います。現在の総裁は黒田東彦氏です。
黒田氏は危険な東アジア共同体の発案者であり強力な推進者です。
東アジア共同体とはEUに対抗して「ヒト」「モノ」「カネ」の移動を
自由化することです。自由化を試みた場合、中国の問題ある食品や
商品がチェックされずに日本に流通します、「ヒト」の自由化は
大量の中国難民が流入します。「カネ」の統合は日本円の価値で
中国元の価値を支えることになります。
東アジア共同体は危険な人格欠如の中国人に日本国が乗っ取られる
事を意味しています。
融資額の低いにもかかわらず中国が既に理事としてアジア開発銀行
に入り黒田氏を取り込んでいます。
胡錦濤主席は黒田氏に中国の経済・社会発展について説明して協力
を要請,温家宝首相とはビエンチャンで会談、黒田氏は引き続き中国
への協力を約束,回良玉副首相とも北京の中南海で会見。
記事になった公的な会談だけでもこれだけ中国人の要人と会って
います。
テロ支援国家指定が解除になった北朝鮮は当然のごとくアジア開発
銀行に加盟して開発銀行の資金を使うつもりです。中国の傀儡に
なっている黒田総裁は中国の圧力で北朝鮮をアジア開発銀行に加盟
させると思われます。
話が例によってまた横道にそれました。本道に戻します。
麻生氏がIMFに10兆円も融資するなど理解できません。IMFでの
発言力を強めるためと思われますが、いくら出資しても無駄です。
IMFはアメリカと欧州が抑えています。
IMFの歴代の議長はすべて欧州出身者が選出されています。
現在の議長はフランスです。
今回の金融危機で資金不足に陥ったIMFに欧州各国は一銭も
出さずに なぜ日本だけが10兆円も融資するのですか?
外貨準備高が世界一になった中国すら今回IMFの支援を見送って
います。中国は「世界銀行傘下の貿易融資プログラムには
積極的関与姿勢をサミットで表明した」と言い訳しています。
胡錦濤は15日の演説で先進国に対して、金融市場の安定化で「ある
べき責任と義務を果たすべきだ」と求め,そして新興市場を含む発展
途上国の発言権強化を求める方針を表明しています。
中国の強かさがみえます。そのうえ「中国経済の発展は世界経済の
発展を促す」と大見得を切りました。
それに比べて麻生首相は存在感を見せようとして見返りのない大金
10兆円を痛みも感ぜず安易に出してしまいました。
大金をだすなら各国が頭を下げて日本に御願いしてからでも遅く
ありません、そのほうがアメリカや欧州に恩を売ることになりIMFでの
発言力も強くなります。
日本人はどうして演技やかけ引きができないのでしょうか?麻生首相
がビジネスマン出身とも思われません、なさけない話です。
麻生首相は閉幕後 記者会見で10兆円出資についてブラウン
英首相から賞賛されたと胸を張ったそうです。
麻生殿 イギリスはアメリカ以上に金融危機だと知っていますか?
10兆円もIMFに出してくれる日本にびっくりするのは当たり
まえです。
日本は張子の軍隊と国を守る事のできない憲法を持っている間は
国際舞台でリーダーシップを発揮することも存在感を示すことも危険
がいっぱいです。
出るくいは叩かれます。カネも簡単に出せば馬鹿にして たかられる
だけです。日本は国際舞台では決して目立ってはいけません。
心配しなくても知らぬ間に世界のビジネス界では日本中心に回り
始めています。
日本は誠実さと真面目さだけを見せていれば自然に日本は世界に
存在感を高めていきます。
麻生首相は「日本の底力」という言葉を時々発しますが、本当の底力
は、世界に信用されている日本人の人格です。
決して財布の中身ではありません。

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昨日はチベット問題を書くつもりでしたが 話しが途中でそれて
しまいました。
今日はチベット問題が決して他人事ではないことを知ってもらう
ために書いてみます。
日本人の多くはチベット人が不屈の勇気をもって、時代遅れの
武器を手にして、中国人民解放軍に善戦したことを知っていますか?
1949年、毛沢東はラジオを通じて、「今日、この日から中国は
中華人民共和国と名乗り新生国家として出発する」
と同時に「チベットを帝国主義者から開放するために人民軍を
チベットに進攻させる」と発表しました。
世界の秘境であるチベットを「帝国主義」というとんでもない
いいがかりで侵略する中国のやり口を我々はよく知らねばなりません。
最近中国は日本の事を「軍国主義復活」と盛んに対日批判をして
いますが、日本を侵略するためのいいがかりです。
「南京大虐殺30万人」さらにアイリス・チャン氏は2万から8万の
女性が強姦されたと書いています。このような根拠のない話を
でっち上げるのも日本を侵略した時に世界の批判を和らげるための
でまかせの口実に過ぎないのです。
話をチベットに戻します。周恩来首相は「チベットを帝国主義者から
解放するのは、我々にとって神聖な義務なのだ」とインド大使に
言っています。
しかしインドもイギリスもアメリカもこの中国の「チベットを帝国
主義者からの解放」というでまかせの真意を推測できなかった。
各国が常識的に考えてもチベットが帝国主義者に占領されている
形跡は皆無です。チベット政府も「帝国主義者だと?ここには
そのような者は存在しない」と反論しました。
イギリスもアメリカも内戦に疲れ切った中国解放軍が他国を侵略する
など誰も考えもしなかった。インドのネール首相はアジア被殖民地諸国
の大同団結という構想で中国をそのメンバーに入れていました。
友好精神を国是にしているネールは中国と敵対関係にしたくなかった。
そこでチベットを中国の支配下に置くことを黙認しました。
後年インドは中国の恐ろしさを知って核を開発して中国の甘い言葉を
ことごとくはね付けています。インドの核はパキスタンに対時する
ためと言われていますが、中国の脅威がメインです。
日本は未だ中国人の人間離れした残虐な人格を察知せずに中国の
いいがかりに一生懸命に言い訳して友好を振りまいています。
1950年3月中国軍はついにチベットに侵入を開始しました。
中国軍は当初全く友好的に振る舞い、チベット人を安心させました。
そして突然 微笑の仮面を剥いで戦略的に大切なデゴンの町を
占拠しました。
チベット人が多数殺されたために800人の武装勢力を率いて反撃
しました。この反撃は成功しましたが、1950年中国軍は東チベットに
襲いかかりました。同時に3万から4万の軍隊が西に向かって進撃
しました。
中国軍は直ちに弾圧を始め、僧院の財宝を略奪、破壊しました。
当時ダライ・ラマは16歳で宮殿の中の世界しか知らない、世界や
世間のことは全く何も知らない籠の鳥でした。
西欧社会は1950年に北朝鮮軍が38度線を突破、世界の目はこちらに
釘付けになり、中国軍のチベット侵略には関心を払いませんでした。
チベットゲリラは度々中国軍拠点を奇襲し、多大の損害を与えて
いました。チベット人は勇敢で中国軍は逃げ惑い、我勝ちに逃走して
いました。(マイケル・ダナム著書、より)
1957までに中国軍は 強制労働、死刑執行、拷問、家族皆殺し、
ラマ層の虐殺,尼僧の強姦、など身の毛もよだつ破壊活動をしました。
アイゼン・ハワーは共産勢力の防波堤のためにチベットゲリラを
援助することを決心しました。
そこでアメリカはチベットにCIA特殊部隊を派遣し、チベット人を
訓練して近代装備も与えました。
一般のチベット人は世界一のアメリカ軍が味方になってくれた、
アメリカが頼りだ、いつか彼らが中国軍を追い払ってくれると
安心してしまった。(今の日本に似ていますね!)
ところがニクソンが大統領になり、キッシンジャー国務長官は毛沢東と
会見し、米中国交樹立に同意しました。
中国政府は国交樹立の条件をアメリカに提示してきました。
一つは台湾の中国政府との関係を断つこと。もう一つはチベットの
援助を一切断つこと。
キッシンジャー国務長官が中国と手を結んだいじょう、チベットの
光りは絶たれてしまいました。(今日の味方は明日も味方ではない、
日本も肝に銘じる必要があります、アメリカは国益の為には日本を
いつでも見限ります)
CIAも驚くほど勇気あるチベットゲリラ部隊はいったい何所に
行ったのでしょうか、その原因の多くはダライ・ラマ法王にある
ように思われます。
尊敬するダライ・ラマ法王の批判はしたくありませんが、仏教的慈悲
の精神は人間でない獣の中国人には全く無意味です。
父と二人の兄弟を殺され、尼僧であった妹を強姦された揚句に殺された
あるチベット人に法王は「誰をも、中国人であっても憎んではならない」
といったそうです。
法王の非暴力主義や対話路線が凶暴な獣に通用するとは思えません。
いくら誠意を見せても中国人を軟化させることは,火を使わずに鉄を
水で溶かそうとするようなものです。
日本の親中派の皆様 中国に対して対話がいかに空しいか、
そろそろ気がついてください。
いまもチベットにおいて繰り広げられる、大虐殺と文化の抹殺が
アメリカに見捨てられた日本でいつか起こるかもしれません。
仏教の教えを守って今日も耐え忍んでいるチベットの人たちを
敢然と日本の自衛隊が助けに行く夢を見させてください・・・??

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米国発の金融危機に苦しんでいる欧州各国が、中国への輸出妨害を
恐れて、チベットを中国の一部として認め始めました。
英国外相は、「公式にはチベットを中国の一部として認めてこなかった
過去の英国外交は誤りだった」と明言、ドイツのメルケ首相も
チベットの「独立を支持しない」と発言、フランスでもチベット関係者
と距離を置く動きが広がっています。
せっかく北京五輪をきっかけに起こったチベット騒乱で 世界の人々
がチベットの悲劇を知ることができたのに、残念でしかたありません。
中国のチベット侵略と占領は今世紀最大の悲劇の一つです。
100万人以上のチベット人が殺され、仏教建築物、芸術品など
ほとんどが破壊され、チベット文化は消滅してしまいました。
チベットの過去50年間に起こった出来事に世界は気づき始めた。
しかし人間は忘れっぽい、そのうえ経済のためなら正義など直ぐに
ゴミ箱に捨ててしまいます。
世界の人々は中国人の残虐で動物的な本性を知らなすぎです。
世界の政治家たちにとって国益が最優先で正義は邪魔なだけです。
ところが日本の政治家は国益より道徳で論じます。しかし中国に
対しては贖罪意識が強すぎて、日本の道徳や正義をうまく中国に
利用されています。
日本は欧米諸国のように国益のために 割り切って平気で道徳も
正義も捨てることができません、中国はこの日本の弱点をよく研究
して日本を巧みにマインドコントロールしてきました。
贖罪意識が強すぎる日本の政治家は中国の高圧的な態度に直ぐに
屈してしまいます。
数え上げたらきりが無いくらい、中国の要求に譲歩してきました。
しかし中国に対してはこのような日本の気遣いは一切通用しません。
むしろ全くの逆効果で中国に強気にでる隙を与え、そして足元を
見られ、中国のゆすりたかりにあってしまいます。
日本の政治家はあまりにも中国人のことを知らないし歴史の
勉強もしていない。
田母神氏の論文で突然 過去の殖民地支配と侵略を謝罪した
「村山談話」がメディアで取り上げていますが、村山氏の犯した
大きな罪について語る知識人はあまりいないようです。
この村山談話によってその後の中韓の反日がエスカレートしました。
このレベルの低い首相は、東南アジアを歴訪して過去の戦争の「謝罪
と反省」をして回りました。
しかしマハティール首相もラモス大統領も、李登輝総統も、全員
口をそろえて「過去はどうでもいい、これからが大切である」と
いいました。
しかもマハティールは「日本の戦争責任を問うならば、それ以前に
非人間的な支配と収奪を続けた欧米の責任はどうなるのか、日本が
来たことで殖民地支配から解放され近代化がもたらされた」と
呆れ顔でいったそうです。
またこの村山首相は、ありもしない「従軍慰安婦」のことでも「アジ
ア女性基金」として財団法人を発足させ、200万円を「元売春婦」に
バラまきました。このことによって日本の反論の道は絶たれてしまい
ました。
つまり日本の政治家は国益より道徳を優先させたのです。もしかりに
従軍慰安婦が真実であったとしても 日本の首相は国益の為に頑とし
て否定しなければいけません。それが一国の首相の仕事なのです。
戦後の日本歴代首相は道徳を声高に叫ぶ左翼に影響されて、国の
政策を何事も国益より道徳を基準にして動いてきました。
そのことでどれだけ多くの国益が無視され、日本国民の血税が他国の
為にばら撒かれてきたことか。
今後日本は突出した環境技術を道徳感だけで無償で各国に提供する
ような気がします。日本の政治家は正義を振りかざして国民の血税を
痛みも感ぜず、自己満足で世界にばら撒きます。
日本の富は政治家が稼いだわけではありません、日本のビジネスマン
が命を賭して稼いできたのです。
政治家は国民の税金で命を保っています、国民も自国の利益と安全を
守ってもらうために政治家に血税を払っています。
だから欧米の政治家が国益の為にチベットの悲劇に目をつぶるのは
理解できます。
村山首相の大きな罪である「村山談話」が歴代政権に引き継がれ、
日本の国益を大きく損してきました。反省すればするほど、品格の
ない中韓は「もっと反省しろ」「謝罪が足りない」とますます居丈高
になっていきます。
日本の愚かな政治家の道徳を基準にした軟弱な対応が中韓の横暴を
助長させたのです。
日本の政治家様 もうええかげんに分かってください。
政治家の仕事は国益と国の安全です。

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陳水扁前総統逮捕
2000年の総統選で「一辺一国」(台湾と中国はそれぞれ一つの国)と
定義。独立志向を強めてきた民進党の陳水扁氏が横領や資金洗浄容疑
の疑いで逮捕されました。
台湾人は今年3月の総統選で中国の操り人形 馬英九氏を選んで
しまいました。
台湾の人たちは経済成長を続ける中国との経済交流に目がくらみ
馬英九氏を選択してしまったのです。
馬英九氏の祖籍は中国湖南省であり、香港九龍で生まれました。
その後両親とともに台湾に移住し、台北市で育ちました。
ハーバード大学を卒業、在学中は国民党系雑誌の編集長をしながら
台湾の独立、民主化勢力の監視と報告に従事していました。
馬氏は完全に中国に育てられたスパイであり、台湾独立を阻止し、
中国統一に向かって、中国の指示通り動いてきた人物です。
3月に実施された総統選挙で豊富な中国資金と巧みなメディア戦略で
台湾国民を安心させて初当選しました。
しかしここに至って中国に急傾斜する馬英九にたいして危機を感じ
始めた台湾の人たちは台北市内で大規模な反政権集会を実地しました。
李元総統は「台湾の前途は台湾人民が決めることで,胡錦濤や馬英九
が決めることではない、台湾を売り渡すな」と強い調子で政権の
対中傾斜を批判しています。
中国と台湾は将来の統一に向けた布石として、4日両民間トップは
「三通」の合意文章に署名しました。(「三通」とは通信、通商、通航)
しかし台湾の人々は台湾生まれでない中国人馬氏の本性を知って
反発を強め、支持率が低迷してきました。
そこで馬氏は独立志向の台湾人に恐怖と挫折感を与え、政権の運営
(中国統一)をスムースに行うために、陳水扁前総統を逮捕しました。
陳逮捕は当初から決めていたことですが、わざわざ元総裁の陳氏に
手錠をかけ、その惨めな姿を台湾国民のまえにさらしました。
ここで日本統治時代を少し振り返ってみましょう。
日本の統治を受ける以前の台湾は,コレラ、赤痢、チフス、ジフテリア
など風土病の島でした。そこで日本は、まず衛生事業に着手しました。
日本人は台湾の島から伝染病を駆逐し、国民の清潔で衛生的な習慣を
持たせました。そしてインフラを整備して台湾を近代国家に育てました。
しかしその後中国から逃げてきた蒋介石政府は島を治める知恵も力も
なくひたすら強権と恐怖政治をしました。
せっかく近代化された台湾が見る見るうちに元の不衛生な国家に逆戻り
して ついには毎年100万人以上が風土病に感染する事態となりました。
「中国人が台湾を接収した後、町中が大いに汚れたために非常に
驚いた」とアラン・j・シェルクトンは証言しています。
日本人時代の兵士は住民から信頼と尊敬を受けていたが中国兵は
それとはまったく異なっていました、中国軍は乞食同然のいでたちで、
略奪、暴行をほしいままにし、台湾の治安は一挙に悪化しました。
台湾人の彭明敏氏は回顧録「自由台湾への道」のなかで、終戦直後に
おける台湾人と中国人の文明的相違を次のように述べています。
「台湾人は50年に及ぶ日本統治を経て、私たちは法秩序の価値を
学んだのである。人々は契約を交わし、それを守るようになった。
一般的に、自分の隣人は善人であると考えられていた、近代的交通・
通信、科学的農業、そして効率的な工業というものが、良心的な
価格設定、信用ある契約、そして時間厳守からなる制度のうえに成り
立っていることを日本から学んだ」
「しかし支配者である中国人はこういった常識を一切無視いたうえに、
台湾人を侮辱的に扱った。そして正直さは愚か者の印だといって、
はばからなかった。同胞同士が殺しあうという中国で、彼らは、策略、
欺き,二枚舌といった権謀術策によって生きてきた、私たちは世間知らず
のいいカモだったのだ」
「日本時代に法治社会で育ち、他人を信じ、正直さを美徳としてきた
台湾人は、中国人の前ではあまりにも甘かった」と言っています。
日本統治で近代化された台湾人は、やってきた中国人に絶句しました。
彼らは文字の読み書きもままならず、電気も水道も知らなかった。
法の意識が全くなく、略奪も詐欺も当然とばかりおこなった。
逆に中国人は台湾人の持つ高い近代文明に驚愕しました。
近代文化を知らない連中が近代社会を支配したために 台湾社会は
大混乱したのです。
そんな野蛮な中国人も戦後60数年たって大多数の台湾人に感化されて
まともな台湾人になっていきました。
蒋介石の長男の将経国総統も「自分も台湾人だ」と言うようになって
いました。
しかしここでまたあの野蛮人の中国に統一されるのですか?
文明の島 台湾を再び野蛮な島に逆戻りさせるつもりですか?
台湾も過去を知らない人が多数を占めてきています。
台湾人は中国人ではありません、文明がまるでちがいます。
台湾人は二度と再び、理不尽きわまりない中国人の支配をうける
のですか?
民族の勇気と知恵を結集して、国家の独立を守りぬいてください。
日本からの切なる願いです

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朝鮮日報で ハンチントン教授に聞くと題して「中国は再びアジアの
帝國になる?」と書いてある記事を見つけました。
そのインタビューの中で教授は「中国は過去においても帝國であり、
現在でも東アジアで最も大きな国だ、国民はとても良質な教育を
受けており、強大な経済を発展させてきている。多くの点で中国は
東アジアの中心的な役割を果たすことになるだろう」と言っています。
「文明の衝突」を書いた著名なハンチントン教授ですら中国や日本の
真実が見えていません。
教授は記者の質問に答えて「日本が最近東南アジアやインドに投資
しているのは、より多くの利益を得られるからだろう。中国は
それ自体が非情に大きな経済圏である上に、良質の教育を受けた人材
が豊富で投資先として非常に素晴らしい環境をもった国だ」と
いっています。
この教授の答えを聞いて私はアメリカ人が中国をどの様に評価して
いるのかをはっきり分かりました。
教授はまるで中国の実態が分かっていない、昨日のブログにも書き
ましたがアメリカ人が中国を過大評価している実態をこの教授の
インタビューでなるほどと思いました。
中国の歴史も中国人の人格も現在中国の腐敗振りもまるっきり把握
していません。
しかしこのような著名な学者やエコノミストたちが中国を知ら
ないままアメリカの中国政策をリードしていきます。
まことに恐ろしいことです。
8日の産経新聞に「山西省の炭鉱事故で数十人の記者が現場に殺到
したが炭鉱経営者から口止め料を受け取り、報道せずに引き上げた。
また河北省で35人が死亡した炭鉱記事でも、直後に現場で口止め料
をもらう記者の行列ができていた、その後も一切報じられなかった」
と載っていました。
中国朝鮮族3世の金文学氏の「中国人民に告ぐ」と言う母国批判の
著書をアメリカ人は読んで欲しい。
そこには痛烈に中国人のことが書かれています。
「バスに誰よりも先に乗ろうと、むやみやたらと押し合いへしあい
大声を張り上げる修羅場、道に唾や痰ところかまわず平気で吐き散ら
す傍若無人ぶり・・・。」
「中国人にとって約束を守るのは馬鹿でありそこに罪悪感はともなわ
ない。正直な人間は損をするどころか軽蔑すらうける。
ニセモノが横行し、契約が反故にされ、人命が軽視される」と
書かれています。
泥棒天国、汚職腐敗、厚顔無恥,公共道徳心の欠如など金氏は
痛烈に中国批判をしています。
アメリカはこのような国と手を組んでアジアを任せるつもりですか!
中国にはアメリカが大切にする人権など欠けらもありません。
「水に溺れて溺死直前の人間が水を飲みこみながら手に指を二本
出すと、船に乗った人間が指を三本だす。『三元出せば助けてやる』
『二元にまけてくれ』と言う意味、類似した実例はいくらでもある」
と金氏は書いています。
アメリカのペンタゴン内部に各国の歴史から現代政治家たちまで研究
する部署があります。それによって各国の行動予測から工作までセット
したり 政策を決めたりしています。
しかしその部署に現代中国の資料が不足しているのでしょうか?
魯迅、伯楊、陳独秀,黄文雄などの著書がないのでしょうか?
アメリカが誇る知能集団ペンタゴンとCIAの怠慢です。

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米国の金融危機で世界不況が始まりました。
今日は世界経済について思考してみたいと思います。
まず日本の経済を振り返ってみたいと思います。戦後、朝鮮戦争の
需要で生き返った日本は、体制を立て直してアメリカに繊維を輸出
し始めました。
日本の低賃金で作られた繊維商品はアメリカを席巻し、アメリカ企業を
追い詰めていきました。結果輸入規制を受けて輸出が減少した日本は
隣の韓国に工場を作りメイドイン、コリアで輸出を始めました。
アメリカは日本の繊維を締め出したはずなのに いっこうに減らない
ことに気がついて、今度は韓国繊維関係の輸入規制をしました。
そこで日本はフイリッピン、インドネシア,タイなどの東南アジアに
工場を移して再びアメリカに輸出攻勢をかけました。結果アメリカの
繊維は壊滅してしまいました。
このやり方を雑貨関係、その他の業種も真似をしてアメリカに洪水の
ように輸出を始めました。日本はその後も電気やその他のレベルの高い
商品に切り替えてアメリカに輸出しました。
アメリカは色んな国から輸入していますがその内の数十パーセント
は各国に作った日本の工場からです、今もアメリカの政治家は気が
ついていません。
この流れでアメリカは物つくりをあきらめてITと金融に切り替えて
いきました。そしてアジアにつくった日本の工場のお陰でアジア諸国は
発展していきました。
アメリカにとって最大の貿易赤字国は日本でなく中国ですが、実態は
アメリカ工場が中国に移転してアメリカに輸出しています、それと
日本の場合は工場を移転するだけで無しに、中国に資本財を輸出
してアメリカはじめ世界に消費財を輸出しています。
いまや日本は世界中に工場を作りその国の雇用を促進して、
その国を発展させてきました。
世界の発展の原動力は実は日本だったのです。日本は貿易摩擦を
避けるために、アジア、アメリカ、ヨーロッパに多くの工場を作り、
世界経済を発展させてきました。
それと世界経済の成長の原動力はアメリカの経常収支赤字です。
世界の多くの国の経済成長が対米輸出に依存しています。
つまり世界の経済は日本とアメリカが支えています。
例えば世界13位になった韓国の場合、日本抜きには考えられません。
韓国の大手の企業は、日本の優秀な、資材、部品、工作機械などの
いわゆる資本財を輸入して、完成品をアメリカ中心に世界に向かって
輸出しています。この日本の迂回貿易は中国も全く同じです。
いまや世界中がこの日本の迂回貿易のシステムに組み込まれて
います。
韓国の場合、輸出が伸びれば伸びるほど、対日赤字は必然的に大きく
なります、年間対日赤字は250億ドルという巨額に達しています。
日本は国内的にはバブルが崩壊してデフレに突入しました。
景気を浮上さすために、超低金利、公共投資という経済麻薬を
処方することに終始しました。
しかし日本の実態は全く不安がなく、バブル崩壊後もアジアはもちろん
欧米各国にも続々と工場を進出させ、現地の失業率を減らし、その国の
発展に大きく貢献していました。
そして日本の超低金利に目をつけたファンド達は円を調達して世界中に
投資をしました。結果世界の土地と株の高騰が起こり実力以上に
各国は繁栄しました。
10年前のアジア通貨危機は規制されていないヘッジファンドが巨額の
資金でアジア諸国を経済危機に陥れましたが、今回のアメリカ金融危機
は、他人の金を借りて消費してしまったアメリカ人の罪をファンド達は
世界中に拡散させてしまいました。
オバマ次期大統領は「米国は強く、回復力に富む国だ」と宣言して
最強経済顧問チームを結成しました。
景気回復の基本は雇用です、アメリカはすでに失業率は7%に迫って
います。しかし雇用の増大を増やす工場がアメリカにはすでに減少
しています。後は公共事業を増やすしか手はありません。
日本はこの20年アメリカに「雇用を輸出」してきました。アメリカ
各地に工場を作り、雇用を促進して、アメリカの全輸出の10%以上
が日本企業によるものです。
ヨーロッパもアジアも事情はおなじで、各国に進出した日本の工場は
世界経済を支えています。
しかし世界の政治家もエコノミストもこの経済の実態が見えていません。
日本は目立たない国なのです。
各国で活躍している日本工場の統計数字は各国の成績として挙がって
きます、日本数字としてはカウントされません。
故に世界のエコノミストも政治家も日本の凄さが見えません。
例えばマレーシアに以前建設されたパナソニックの工場はマレーシア
のGDPを5.5%も上げました。
長くなるのを避けるためにかなり荒っぽい解説をしましたが、私が
言いたいのは、世界の表の顔はアメリカですが、裏の顔は日本です。
つまりアメリカと日本は一体なのです。ところがアメリカの政治家も
エコノミストもこの実態をよく分かっていません。
アメリカを支え世界を支えている日本の実態を極端に過小評価して
います。
そして中国を重要視しています。中国から挙がってくるインチキ統計
数字を信用して過大評価しています。
ノーベル経済賞をもらったポール・クルーグマン氏は以前バブルが
崩壊して沈滞している日本を見て「景気後退はこれまでの行き過ぎた
行為にたいする当然かつ必要な罪である」と一喝していました。
しかし日本はその間も海外で工場を続々と進出させ、世界経済に発展
に貢献していました。日本のエコノミストたちの悲観論だけを聞いて
日本の実態を把握していませんでした。
つまり私が言いたいのはノーベルをもらった経済学者でも世界の
経済が見えていません。
今後アメリカは日本と手を結ばないかぎり景気を回復することも
世界をリードすることもできません。
残念ながらアメリカの政治家も経済学者もその意識はないようです。
21世紀は日本と組まないかぎりどこの国も発展しません。
世界のビジネスマンの共通語は「日本と組め」です。
「技術力の突出した日本、誠実な国民性、利益を独り占めしない人柄、
嘘のない日本、いまや組める相手は日本人しかいない」
この言葉は私が言ったのではなく、台湾の大手企業経営者が以前
私に言いました。(多少お酒も入っていましたが?)

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今回の黒人大統領誕生までのアメリカ人の熱狂ぶりは凄かった。
世界でもオバマ・フィーバーが起きています。
先行きに不安を感じ出した人々が彼の発する「変革」「希望」に
救いを求めた、富める人も貧しい人も闇夜の先に光りを感じようと
しています。
しかし熱狂は直ぐに冷めます。彼の主張している経済政策の矛盾は
アメリカを迷走させます。
大幅減税を断行しながら大型公共投資を進め、国民皆保険の実現の
政策を掲げ、金融機関への公的資金投入、自動車産業の救済、
このような大盤振る舞いを続ければ、財政赤字は天文学的に膨張します。
もちろんドルは基軸通貨です、印刷さえすれば資金不足に陥ることは
ありません。しかしアメリカはすでに巨大な債務国に転落しています。
アメリカは今までドルを好きなだけ印刷して超輸入大国(世界の輸入額
の20%近く)になっています。
その結果、世界経済は拡大して世界中の国々を浮上させました。
しかしアメリカは輸入増加の結果経常赤字は05年に8000億ドルを
超えました、ところがこの年市場は暴落しませんでした。
この自信がアメリカを油断させてしまった。
アメリカ国民も平気でローンを増加させて、豊かな生活を営むことに
慣れ、政府も膨大な国債を発行することに抵抗を感じなくなって
しまっていたのです。
ところがこの長く続いた油断によって財務長官のヘンリーポールソンは
投資銀行のリーマン・ブラザーズを破産させても大丈夫だろうと
考えてしまいました。
しかしリーマンの破綻で投資家は苦境に陥り、金融市場は大混乱を
もたらし、信用枠も収縮してしまった。
アメリカ経済は昨年から危険信号を点滅させているのに米財務省は
何も手を打たなかった。やっと危機を目の前にして7000億ドルの
救済策を出したが、危機を感じていない下院は一回で可決しません
でした。
アメリカ財務省の責任はアメリカだけの問題ではありません。
ドルが暴落すれば、世界経済は深刻な混乱に落ち込みます。
ところがイギリスはこの危機から脱出すべく、驚くべき速さで
英国銀行への資本注入の計画を公表しました、そして銀行間で
貸し出されている負債に対して保証を行いました。
このことによってヨーロッパ諸国の経済もイギリスの主導で脱出
をはかろうとしています。
ノーベル経済学受賞のクルーグマンは「このやらねばならない政策が
ワシントンでなくなぜロンドンからやってきたのか?」と米財務省長官
のヘンリーポールソンを批判しています。
アメリカ財務省の打つ手はこの間 後手後手に回っています。
聡明な経済専門家がそろっているアメリカでなぜこのような迷走を
続けるのか不思議でしかたありません。
平常の時と危機の時の経済マインドは根底から変えなければ
いけません。
金融システムの崩壊を避けるためには政府は一時的に国有化すべき
です(ポール・クルーグマン)
アメリカの今日の発展を支えたのは市場原理主義と規制廃止主義です、
だから金融デリバティブを監査、規制を全くしなかった。
デリバティブこそが、リーマンを破綻に追い込み、金融市場を破綻の
間際まで追い込んだのです。
私は経済学素人ですからこの危機を脱する政策は分かりませんが、
アメリカは猛省して金融市場の「カジノ」化を是正する必要があります。
さて話は変わりますが
第二次大戦を契機としてアメリカを牛耳ってきた軍産複合体の
動きが今回の大統領選挙で見えなくなっています。
彼らはオバマを歓迎しているのか、排除したいのか、いずれにしても
ペンタゴンは、オバマを教育すべく待ち構えていると思います。
しかしここに至って見えてきたのは 彼らはグローバル経済学に無知
だという事です。今までのように軍産複合体を中心にした利益だけを
考えていればよかったが、今回のような想像すらしなかった経済危機
に対して打つ手を持っていなかった。
通貨の番人、神の手を持つと言われたグリースパンでさえ「100年に
一度の大津波」と言っています。
おそらく誰もこの危機を救う妙手を持っている人はいないと思います。
ただ幸いなことにドルの代わりの受け手がなかった、ユーロも円も
力不足です。お陰でドルの崩壊を避けることができたのです。
オバマがアメリカ経済を理解せずに反軍事の平和主義に徹すれば、
軍産複合体に排除される可能性があります。
アメリカが「戦争経済」を維持していく必要性をオバマに説いても
彼は理解できるか、もしオバマが軍需産業で今まで獲得している
膨大な予算を削ればアメリカ経済の基盤そのものが根底からゆるが
されてしまいます。
もし拒否すれば10%の失業どころではないとんでもない状況に
直面します。軍産複合体イコール・アメリカという現実を理解しない
と、オバマの悲劇が待っています。
話は飛びますがイスラエルがイラン核施設爆撃のゴーサインを
待っています。オバマが了解するか、どうかによってアメリカの
運命と世界の運命が決まります。
それは吉か凶か、誰にも分かりません。

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超大国米国の大統領にバラク・オバマ氏が決まりました。
このアメリカ国民の選択に言い知れぬ恐怖を感じています。
アメリカ人はメディアのイメージ戦略の罠に見事にはまってしまい
ました。
オバマ氏は過激なまでの左派主張を隠し,天賦な弁舌によって
アメリカ国民やメディアの記者たちを取り込んでしまいました。
特に若者の圧倒的な支持により今回の選挙を勝ち抜きました。
彼の強調する反軍事、反ミサイル、反核、独裁国家を相手にしても
話し合いで解決、日本の左派の主張とそっくりです。
人間は誰も平和を望みます、だから反軍事、反核、話し合いで解決と
いう綺麗な言葉に心を奪われてしまいます。
しかし現実の世界はこれらの綺麗な言葉ほど世界を戦争へと誘発して
いきます。過去の例がそれを示しています。
若いオバマは世界史と人間の本性を勉強していません。正義の片面
しか見ていません。
今回の選挙の勝利の方程式は歴代の独裁者が使った手法です。
民衆が苦しみ怒り狂ったところへ、興奮剤を打ち込みます。
そしてひたすらCHANGE、改革と連呼します。
ヒットラーもスターリンも毛沢東も国民の怒りや憎しみに麻薬を
ぶち込み陶酔させて、権力を手中に納めました。
最近の例では韓国の盧武鉉前大統領がこの手法を使いました。
選挙中に在韓米軍による女子中学生死亡事故に対して米軍の軍事法廷
は無罪の判決を下した事に 国民の怒りは頂点に達しました。
彼はこの事件を利用して、ネット上でこの国民の怒りに油を注ぎ、
反米機運を盛り上げました。
韓国民は戦後長くアメリカ従属にストレスを感じていました。そこへ
反米を主張して若い盧武鉉がさっそうと登場しました。
従来の保守派から反米を批判されると、「反米だからどうだと言うのだ」
と述べ逆に若者の支持を一気に集め大統領になりました。
その結果が今日の韓国の疲弊を招いています。
彼の主張はオバマとそっくりでした、政府があらゆる政策を主導する
「大きな政府」を目指しました。そして政府の民間統制、大幅な支出で
税金が必然的に上がっていきました。
市場をよく知らない左翼の官僚たちが机上の論理で進め韓国経済を
壊滅状態にしてしまいました。
また左派の主張する「平等論」で優秀な学生を下のレベルに合わせる
「平準化教育」という目を覆いたくなるような愚民化政策をとり、
韓国社会を揺さぶり続けています。
北朝鮮に対しても話し合いをキーワードに金大中の太陽政策を引き
継ぎ、北朝鮮の主張に理解を示して経済的支援を続けました。
このような盧武鉉の配慮にも関わらずミサイルを発射し核を開発
しました。
インターネット、話し合い、大きな政府、若い大統領、穏健派、
このようなリベラルの政治スタンスは盧武鉉大統領と似ていると
思いませんか?
民主主義は悪魔を排除する力はありません、むしろ悪魔にとって
最良のシステムかも,しれません。なぜなら国のトップになる人は
自分が悪魔の手先だとは気がつかないからです。
むしろ国民の幸せの為に自分の主義主張は絶対的な善であると
信じています。投票する国民も選ぶ相手が純粋で真っすぐで、
正義感に溢れていると確信しています。
しかし正義の手法は時として国を衰退させ、国民を不幸にして
いきます。
悪魔にとって大多数の国民は不満の塊で、常に怒りや恐怖を抱えて
います。そしてこの怒りや損得感情を利用してトップを選択させ
衆愚政治へと導いていきます。
そして悪魔の片棒はいつもマスコミが担いで国民を扇動していきます。
ウインストン・チャーチルは「民主主義は最悪の政治形態であると
言うことができる。これまでに試みられてきた民主主義以外の
あらゆる政治形態を除けば、だが」と言っています。
強いアメリカが平和主義のオバマによって弱くなり 結果世界が
混乱して紛争が勃発し、平和が遠のきます。
ある意味日本は憲法を改正するチャンスが訪れたのかもしれません。
しかし悪魔の手先マスコミに扇動され、小沢民主党が政権を取ります。
「戦争の恐怖」の呪縛をマスコミにかけられて、日本人は勇気を
なくしてしまいました。
平和の仮面をかぶった悪魔が日本もアメリカも支配します?

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今日は韓国人の戦前、戦後の深層心理に入っていきたいと思います。
戦後 韓国人の日本を憎む気持ちは日本人の理解をはるかに超えて
います。戦後なぜ反日教育を強化して日本に対する憎悪を駆り立てて
きたのか、その辺の事情を歴史を踏まえて考察してみます。
話は飛びますが昔スリランカでビジネスに関わっていた時、
スリランカの高官に「なぜ意味のない内戦をいつまでも続けるの
ですか?」と聞きました。
(戦前インドからイギリス人の紅茶のプランテーションの為につれて
こられたタミル人と土着のシンハラ人が悲惨な対立を今も続けて
います。)
高官は「スリランカの独立はインドやその他の国のように戦って
勝ち取ったものではない、イギリスから無条件で手に入れた。
そのためのうっぷんが内部に充満して、インドからきたタミル人と
戦っています」
「それとタミル人はインド本土とつながりを断とうとしないために
我々の生活の場を奪われるのではないかという恐れや危機感
もあります」
「すなわち、本来はイギリスと戦って独立を手に入れていれば,
きっとタミル人と戦っていなかったと思います、なぜならイギリスと
戦えばシンハラ人もタミル人も関係なく祖国のために一緒にイギリス
に立ち向かっていったからです」
「ところがなんの努力もせずに簡単に独立出来た為にその溜まった
マグマを異民族のタミル人に向けてしまったのです」
「この複雑な気持ちは日本人のあなたには理解できないと思います」
私はなぜこの韓国と関係ない話を長々と書いたかといいますと、昨日
妄想韓国のブログを書いているときに ふとこのスリランカ高官
の話を思い出しました。
このシンハラ人と韓国人の心情は同じではないかと思い始めました。
すなわち韓国も日本支配から脱するのに自力ではできなかったという
事実に対するマグマがフツフツと戦後 沸き起こってきて気持ち
の整理ができなくなっているのではないかと 私は思い始めました。
アジアではインド、ビルマ、インドネシア、ベトナムなどすべて
白人の殖民地支配国に対する戦争の結果として解放・独立を勝ち
取っています。
しかし韓国は日本支配からの脱出は連合国の対日戦勝の結果、偶然
にもたらされたものです。
その情けない うっぷんにいたる歴史的事実をどうしても受け止める
ことができなかった。
だから日本支配から自力で自らを解放できなかったうっぷんが
戦前・戦後も含めて歴史を捏造して、自らの独立・抵抗闘争の結果で
あるとしてしまった。
まして白人からの独立ではなく島国の同じ東洋人に支配されていた
ことに、耐えられなかった。中華思想に毒された韓国人は日本を
下位に見ています。その弟分の日本に従順に支配されたという
歴史的事実を消してしまいたかった。
だから韓国の教科書で「我が民族が国内外でたゆみなく展開してきた
独立闘争の結実だった。八・十五光復はすべての民族が日帝の支配に
対抗して闘争してきた結実であったため、多くの人々の犠牲と献身は
民族運動史の偉大な業績として残ることになった」と記述されて
います。
もしこの韓国の想像力が真実なら連合国が韓国を戦勝国と認定した
はずです。しかし真実は韓国人が日本軍に加わり、日本将兵として
連合と戦ったのです。つまり日本に抵抗したのではなく協力した
のです。
戦前の韓国人のメンタリティーは日本人になってしまっていたのです。
このプライドを傷つける忌まわしい事実を消し去るために、
歴史教科書を捏造して、日本に対して「抵抗史観」として記述した
のです。そして日本に対する協力を「強制された」という言葉に
すり替えてしまったのです。
そしてこのコンプレックスを解消するために、過去をすべて否定し、
日本のすべてを悪とし、日本によってもたらされた、近代国家への
歩みの歴史を排除して抵抗史観に基づく徹底した反日教育を押し進め
たのです。
結果この反日教育で育った戦後の人たちは、「韓国は日本支配に
よって発展が遅れた、日本支配がなければもっと発展していた」と
主張するようになってしまいました。
しかし歴史の事実はもし日本の支配下に入っていなかったら、ロシア
か中国の支配下に入らざるを得なかった、当時の韓国は国として
成り立っていなかったから仕方なかったのです。
戦後中国の支配下に入ったチベットやトルキスタン、内モンゴル
などの悲惨な姿を見れば日本支配は不幸中の幸いだったと世界の
歴史学者は言っています。北朝鮮の惨状を見ればロシア支配にしても
中国にしても同じです。
韓国でビジネスで関わっていますとテレビ番組、歌、漫画、アニメ
お菓子まで、ことごとく日本そっくりのものが氾濫しています。
しかし韓国人は日本のコピーだとは思っていません。
それを指摘すると「生け花、お茶、剣道、あらゆる日本文化は韓国
起源だ、韓国文化を模倣したのは日本だ、日本が知的所有権の
侵害をいうなら、日本の韓国文化模倣について我々は所有権を
主張したことはない」と冗談ではなく本気でいいます。
日本に対するコンプレックスが日本のコピーだとは言えなくなって
います。そして経済、文化その他についてもいつまでたっても
追いつけない日本に対してのイラツキがマグマのように
溜まっていっています。
韓国人の願いは日本と戦争して完膚なきまで叩き潰すことが彼らの
願いなのです、その思いが歴史教科書のなかで日本と「独立戦争」
をして勝利したと書かざるをえなかった。
このうっぷんが韓国人の深層心理に働いて 民族的鬱憤を晴らす
ために歴史を根底から捏造してしまったのです。
(見識の高い論客の皆様、私のこの韓国に対する怪しげな分析に
対して大いに批判してください

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今日も韓国のことを書いて見ます。
最近 多くの日本人は、日本人がどんなに努力しても、韓国人とは
永遠に友達にはなれないのではないかと思い始めています。
一時期 女性の間で韓流ブームが起こり いいムードになってきた
と喜んでいましたが,盧武鉉政権時代に露骨なまでの日本叩きで
韓国を疎ましいと思う日本人が逆に増えてきています。
両国の間でなにかの問題が生じると、日本は韓国に気を使って何も
言わないか、あるいは誠実に対応しても,いきりたつ韓国人のまえ
には、無益になってしまいます。
なにがなんでも、日本が悪いという図式では、話し合いなど意味を
なしえません。
韓国は対日憎悪がすべて優先してしまい、故意に事実を捻じ曲げ、
歴史を捏造してまで日本非難を繰り返します、こういう国と真面目
に付き合っていくことは不可能だと最近日本人は思い始めています。
韓国人を理解することに日本人は疲れ切ってしまいました。
韓国は戦後 世界最貧国であった経済が日本からの多額の経済援助と
技術援助、ベトナム戦争参戦を要因に「漢江の奇跡」と呼ばれる
成長をとげました。
しかし韓国人は日本の経済・技術援助によって発展したことに過敏に
反応して否定しますが、サムスンや現代グループ等の韓国を代表する
財閥や、大韓航空,浦項製鉄所ができたのは、すべて日本との国交
正常化以降のことです。
韓国人の背骨を支えているのは「われわれ韓民族は優れた選ばれた
民族である」という自負です。
高度成長によって自信をつけた韓国人にとっては日本人によって
近代化の仲間入りをしたことに耐えられないのです。
千年昔より自分たちは優れた民族であるということを実証するために
すべての朝鮮の歴史を歪曲捏造せざるをえなかった。
千年の長きに渡り朝鮮は、中国の属国となっていた事実を韓国人は
決して認めません。
各国の学生が学ぶ歴史書に朝鮮関連の記述は ほとんど出てきません。
なぜなら朝鮮は中国の属国もしくはそれ以下の扱いを受けていた、
すなわち、各国は朝鮮を独立国として見ていなかったのです。
確かに中国の属国であったという歴史は悔しいですが、それを認める
ことは何の恥でもありません、むしろ歴史の真実を隠すほうがもっと
恥じだと思います。
近代に入り日本は朝鮮を開国して自主独立の国家を形成し,近代化を
押し進めました。そうしなければ、またたくまに欧米列強の支配下に
置かれることになってしまいます。
そうなれば今度は日本が危なくなります。
しかし朝鮮の国王 高宗はあくまで清国の属国としてあり続けようと
しました。1873年宮廷クーデターで閔氏政権が成立しました。
こうして1876年に朝鮮は日本と正式な国交条約を結びます。
開国となるや日本へ使節団や留学生が多数派遣されてきました。
彼らは日本の近代化の進むようすを見てびっくりします。
電気、電信、電話、鉄道、に驚き、国際情勢を日本ではじめて
知ったのです。
ところが清国をバックにして反乱が起こります。こうして再び清国
の支配が始まりました。
それに対して金玉均を中心とする日本留学体験を持つ若手官僚たちが
日本の協力を取り付けて朝鮮独立を図ろうと画策します。
しかしこれらの青年将校の挙行した甲申クーデターは失敗します。
そのご朝鮮はロシアの保護下に入る密約を結び、日清両国の干渉を
排除しようとしましたが清国に阻止されました。こんな事の繰り返し
で国はガタガタになり国民達の疲弊の度合いが深刻になってきました。
結局 日清戦争が勃発して日本が勝利し、これによって朝鮮はようやく
独立国となったわけです。(長くなりますので途中を省きました)
このような歴史の真実を韓国人はほとんど教えられることはありません。
それどころか、李朝末期は極楽のような社会で、誰も彼もが豊かで
楽しく暮らしていたと、とんでもない捏造の度を越えて妄想の歴史を
教えられます。
実際の李朝末期は大干ばつの頻発で食糧難、国庫は破綻状態、衛生
状態もこの当時朝鮮を訪れたビショップ夫人など「世界一不衛生国家」
と評しています。
このような地獄の様相を呈していた李朝末期を救ったのが日本でした。
日本統治によって朝鮮は様々な恩恵を受けて、李朝では考えられ
なかった近代化を成し遂げたのです。
ここで韓国人の呉善花評論家の言葉を書いてみます。
「私も高校生のときに近代史の教科書を読んで、日本は民族抹殺を
はかっていたんだと、本気で信じ込みました。しかし韓国人はそれに
ひるむことなく、独立運動を展開した。韓国は一貫して独立を望み、
勇敢に戦い続けてきたのに、日本がそれを妨害したために独立が果た
せなかったと書いてあるんです。しかし事実はその正反対だった」
「当時の韓国政府は独立の意志など全くなかった、これを認めたら
すべてひっくり返ってしまいます。戦後韓国の民族主義が根底から
消し飛びます。なぜならそういう朝鮮の近代化に最も力を注ぎ、
独立への道に最も力を注いだのは実は日本だったということが、
白日の下にさらされてしまうからです」と述べています。
このように呉善花さんが語っているように実際の歴史と韓国で
教えられる虚偽の歴史には大きな差があります。
このように捏造歪曲された歴史教科書で ありもしない日本の悪行を
教えられれば誰でも日本を憎むようになります。
韓国政府による反日教育で洗脳された状態の韓国人と日本人が仲良く
なることなど未来永劫ありえません。
韓国人が一流の国際人になるためには過去の歴史はどうしても避けて
通れない道です。韓国人はどんなに聞きたくない歴史の事実でも
立ち向かっていかなければなりません。
日本も左翼の人たちによって近代史が歪められてしまいました。
左翼たちの自虐史観によって日本の誇るべき過去の栄光は
泥にまみれてしまいました。
韓国とまるで正反対です。
しかしいつの日にか必ず歴史というのは真実を我々に語ってくれます

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日本の排他的経済水域内での韓国漁船の違法操業が相次ぎ、韓国漁船
の拿捕が今年、すでに過去5年間で最高の17件に上がっていることが
分かった。(11.2 産経新聞)
韓国人のルールを守らない品格の低さは絶望的です。
私は中国人の危険性は声を大にして叫ぶ必要があると思っていますが、
韓国人についてはなるべく極端な批判にならないように気をつけて
います。
しかし韓国人の恥を知らない下品さは、救いようがありません。
あの中国人ですら「中国人が最も嫌いな国は韓国だという世論調査が
明らかになった」北京=李明振特派員
国営新華社通信の報道によれば1万2000人を対象に行った調査の
結果、あまり好きではない国として韓国をあげた回答者が40.1%を
占め、1位となった、日本は30.2%で2位です。
メキシコの日刊紙レフォルマが「4年前から韓国人のメキシコ移民が
急増している。韓国人が移住してから、現地の法を破った韓国人が
メキシコ人と多くのいざこざを起こしている、韓国人は共存できない
民族」と多くの例を上げて書いています。
南太平洋の島「キリバス」のテケネネ女史は韓国人男性の醜さに
ついて次のように語っています。
キリバスは太平洋中部にある小さな国、約10万人が住んでいます。
韓国漁船はキリバスで操業を始め,数百人の韓国人がキリバスに在留
するようになった。
「韓国人たちは、現地の女性を自分達の船の甲板や、薄暗い防波堤の
後ろに連れて行き関係をもちます。韓国人男性の子供を妊娠した
幼い少女もまた、キリバスの社会問題となっています」
「特に幼い少女をわずかな金や、ラジオなどの家電製品、ひどいケース
になるとタバコをもらっただけで売春させます」
「キリバス議会で対策会議まで行われた」と怒りの言葉を述べています。
これらの海外からの報道は時々韓国紙に取り上げられてまともな
韓国人とっての頭痛の種になっています。
このような世界的な「韓国嫌い」を憂慮した李明博大統領は「韓国人
が世界で尊重されるようにするためには、我々のイメージ、我々の
評判を画期的に高めなければならない、韓国の国家ブランド価値を
先進国レベルに引き上げる」と述べています。
李大統領は何故韓国人が世界中から嫌われるかを、本当に分かって
いるとは思えない。「韓国の国家ブランド価値を先進国レベルに引き
上げる」と言っていますが、韓国人は完全に道徳破綻者です。
まず人間としての最低のマナーを身に着ける必要があります。
そして余りにも狂言、妄言が多すぎます。
最近台湾メディアは「歴史を盗む泥棒民族」と韓国の批判をしています。
台湾の有力紙中国時報は「韓国人は孔子も老子も韓国人だと言う」
「釈迦までも韓国人だと騒ぐ」という記事を掲載しています。
朝鮮日報が書いた荒唐無稽の記事は、「成均館大の研究によると、
紀元前700年前後に済州島に住む韓国人が航海に出かけた。一部は
日本に向かい、一部はマラッカ海峡、一部はベンガル湾に向かった。
釈迦が属するシャカ族はアーリア人ではなかった。シャカ族の生活を
観察すると東アジアの生活の特徴が表れており、それに基づき推論
すると釈迦は韓国人だった」
中国時報によれば、「恥知らずで常識がない民族だ」「世界にこんな
ならず者国家があるだろうか」と韓国を批判し、見下しています。
韓国人にすれば中国人に言われたくないだろうが、誰が見ても韓国人
の性格はまさに病気です。
2007年に楊相勲論説委員のコラムに「うそで塗り固められた詐欺王国
韓国」と題して載っています。
「人口10万人あたり詐欺事件の発生件数は、韓国が日本を35倍も
上回っている.ひき逃げを見ると当時韓国では年間6855件もの
ひき逃げ事件が発生している。一方乗用車の台数が韓国の14倍にも
なる日本でひき逃げ事件は数えるほどしか発生しない。
韓国の詐欺師ときたら、ソ連の核兵器でもだまし取れるのでは
ないかと思うほど悪らつだ」と書いています。
すべての韓国人がこのような人たちとは思っていません。
東京特派員の鮮干鉦氏は朝鮮日報で素晴らしいコラムを書いています。
「ここ数年で韓国が作り上げてきた金字塔は、日本の技術的土台の上
で築き上げられたものなのだ、日本の深さに追いついていく為には、
日本が傾けて来た数十年、数百年にわたる努力は欠かせない。
しかしこれまで韓国は、こうした過程をすべて省略し、自らを誇示すること
だけに夢中になってきた」
「海外から見れば、韓国は依然として弱小国にすぎない、だからこそ
外に向かっていく場合には限りなく謙虚でなければならないし、限り
なく忍耐しなければならないのだ、」と書いています。
この記者は謙虚に自分の国を分析しています。韓国高官も大統領も
この記者の目線が必要です。
大統領が国家ブランド価値を高めたいなら、まず長く滞納している
国連分担金1億1千600万ドルを直ぐに払うべきです。
各国から指摘されると藩基文事務総長は滞納を解消する計画を
示したがまだ一向に完済されていません。
事務総長は職務として中立性が求められるが、彼は国連の主要なポスト
に自国民を起用した縁故主義を貫き、台湾の国連加盟問題では
「台湾は中国の一部」と言ったり、日本海を「東海」にすべきだという
英文のパンフレットを配ったり、慰安婦問題に対しては米国下院の
決議案を支持、各国の批判を浴びています。
まず李大統領はこのような国際的な場所でのマナーを見に着け
なければ「国家ブランドをアップグレードさせる」といくら言って
も無駄です。
数年前韓国支社の女性社員から聞いた話ですが、
「スイスを訪れる韓国人観光客が、真夜中に酒を飲んで大声でわめき
ホテルから叩き出されたり、ホテルのビュッフェ形式の朝食で、パン
や果物をバッグに入れて全部持って行ったり、キムチを勝手に
持ち込んで他の客を不快にさせるなどして、スイスでひんしゅくを
かっている」と嘆いていました。
韓国人は根本的に国際マナーを勉強しなければ、世界中から馬鹿に
され、嫌がられ、信用を無くすことになります。
日本についてもええ加減に、非難弾劾、侮蔑攻撃、罵詈雑言を止め
ないと文化度の高い真の発展はなしえないし 人間の品格も
上がりません。
世界に認められ尊敬されたかったら、もう少し品よく謙虚に
なるべきです。
結局 韓国は運よく近代国家になったが、国民の社会、文化、政治の
意識がまだまだ追いついていない結果だと思われます。

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