ダライ・ラマ法王の忍耐    11月14日(金)


昨日はチベット問題を書くつもりでしたが 話しが途中でそれて
しまいました。
今日はチベット問題が決して他人事ではないことを知ってもらう
ために書いてみます。

日本人の多くはチベット人が不屈の勇気をもって、時代遅れの
武器を手にして、中国人民解放軍に善戦したことを知っていますか?

1949年、毛沢東はラジオを通じて、「今日、この日から中国は
中華人民共和国と名乗り新生国家として出発する」
と同時に「チベットを帝国主義者から開放するために人民軍を
チベットに進攻させる」と発表しました。

世界の秘境であるチベットを「帝国主義」というとんでもない
いいがかりで侵略する中国のやり口を我々はよく知らねばなりません。

最近中国は日本の事を「軍国主義復活」と盛んに対日批判をして
いますが、日本を侵略するためのいいがかりです。

「南京大虐殺30万人」さらにアイリス・チャン氏は2万から8万の
女性が強姦されたと書いています。このような根拠のない話を
でっち上げるのも日本を侵略した時に世界の批判を和らげるための
でまかせの口実に過ぎないのです。

話をチベットに戻します。周恩来首相は「チベットを帝国主義者から
解放するのは、我々にとって神聖な義務なのだ」とインド大使に
言っています。

しかしインドもイギリスもアメリカもこの中国の「チベットを帝国
主義者からの解放」というでまかせの真意を推測できなかった。

各国が常識的に考えてもチベットが帝国主義者に占領されている
形跡は皆無です。チベット政府も「帝国主義者だと?ここには
そのような者は存在しない」と反論しました。

イギリスもアメリカも内戦に疲れ切った中国解放軍が他国を侵略する
など誰も考えもしなかった。インドのネール首相はアジア被殖民地諸国
の大同団結という構想で中国をそのメンバーに入れていました。

友好精神を国是にしているネールは中国と敵対関係にしたくなかった。
そこでチベットを中国の支配下に置くことを黙認しました。

後年インドは中国の恐ろしさを知って核を開発して中国の甘い言葉を
ことごとくはね付けています。インドの核はパキスタンに対時する
ためと言われていますが、中国の脅威がメインです。

日本は未だ中国人の人間離れした残虐な人格を察知せずに中国の
いいがかりに一生懸命に言い訳して友好を振りまいています。

1950年3月中国軍はついにチベットに侵入を開始しました。

中国軍は当初全く友好的に振る舞い、チベット人を安心させました。
そして突然 微笑の仮面を剥いで戦略的に大切なデゴンの町を
占拠しました。

チベット人が多数殺されたために800人の武装勢力を率いて反撃
しました。この反撃は成功しましたが、1950年中国軍は東チベットに
襲いかかりました。同時に3万から4万の軍隊が西に向かって進撃
しました。

中国軍は直ちに弾圧を始め、僧院の財宝を略奪、破壊しました。

当時ダライ・ラマは16歳で宮殿の中の世界しか知らない、世界や
世間のことは全く何も知らない籠の鳥でした。

西欧社会は1950年に北朝鮮軍が38度線を突破、世界の目はこちらに
釘付けになり、中国軍のチベット侵略には関心を払いませんでした。

チベットゲリラは度々中国軍拠点を奇襲し、多大の損害を与えて
いました。チベット人は勇敢で中国軍は逃げ惑い、我勝ちに逃走して
いました。(マイケル・ダナム著書、より)

1957までに中国軍は 強制労働、死刑執行、拷問、家族皆殺し、
ラマ層の虐殺,尼僧の強姦、など身の毛もよだつ破壊活動をしました。

アイゼン・ハワーは共産勢力の防波堤のためにチベットゲリラを
援助することを決心しました。

そこでアメリカはチベットにCIA特殊部隊を派遣し、チベット人を
訓練して近代装備も与えました。

一般のチベット人は世界一のアメリカ軍が味方になってくれた、
アメリカが頼りだ、いつか彼らが中国軍を追い払ってくれると
安心してしまった。(今の日本に似ていますね!)

ところがニクソンが大統領になり、キッシンジャー国務長官は毛沢東と
会見し、米中国交樹立に同意しました。
中国政府は国交樹立の条件をアメリカに提示してきました。

一つは台湾の中国政府との関係を断つこと。もう一つはチベットの
援助を一切断つこと。
キッシンジャー国務長官が中国と手を結んだいじょう、チベットの
光りは絶たれてしまいました。(今日の味方は明日も味方ではない、
日本も肝に銘じる必要があります、アメリカは国益の為には日本を
いつでも見限ります)

CIAも驚くほど勇気あるチベットゲリラ部隊はいったい何所に
行ったのでしょうか、その原因の多くはダライ・ラマ法王にある
ように思われます。

尊敬するダライ・ラマ法王の批判はしたくありませんが、仏教的慈悲
の精神は人間でない獣の中国人には全く無意味です。

父と二人の兄弟を殺され、尼僧であった妹を強姦された揚句に殺された
あるチベット人に法王は「誰をも、中国人であっても憎んではならない」
といったそうです。

法王の非暴力主義や対話路線が凶暴な獣に通用するとは思えません。
いくら誠意を見せても中国人を軟化させることは,火を使わずに鉄を
水で溶かそうとするようなものです。

日本の親中派の皆様 中国に対して対話がいかに空しいか、
そろそろ気がついてください。

いまもチベットにおいて繰り広げられる、大虐殺と文化の抹殺が
アメリカに見捨てられた日本でいつか起こるかもしれません。

仏教の教えを守って今日も耐え忍んでいるチベットの人たちを
敢然と日本の自衛隊が助けに行く夢を見させてください・・・??




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チベット騒乱は中国崩壊の始まり

チベットの悲劇に対して日本はいったい何が出来るか、
皆で真剣に考えなければいけない。

うれしいことに超党派の「チベット問題を考える議員連盟」が中国を
非難する声明を発表した。(代表・枝野幸男民主党政調会長)

枝野氏は「弾圧している疑いのある国の元首を歓迎していいのか。政府は
踏み込んだ対応をとれ」と強調。
しかし高村外相は「北京五輪はボイコットしない、日本政府として北京五輪
は成功裏にやってもらいたい」と発言しました。
やっぱり日中友好議連の会長である。ナサケナイ

フランスの外相は北京五輪開幕式のボイコットを「欧州連合加盟の27カ国
で討議することを排除しない」と発言。さすがフランスです。

実際ボイコットしなくてもこのような強いメッセージを発するのが
外交なのです。

5月に胡錦濤の来日が予定されていますが、事前に日本政府がこのような
フランスの外相のような強い発言をしていれば北京五輪ボイコットを怖れる
中国は東シナ海でのガス田開発問題で強気の発言が出来にくくなる。

しかし親中派の福田首相はチベットについて相変わらず人ごとのような
発言をしています。

ドイツ、フランス、米国など欧米の民主主義諸国がこぞって中国を
非難しはじめている時に、日本も追従すべきです。

外交とは国益を掛けた弾の飛ばない戦争なのです、その自覚が福田首相も
高村外相にもまったくありません。

ガス田開発問題はすでに福田首相と中国の間で裏取引が出来ているとの
噂がささやかれています。
中国は北部、南部(尖閣諸島周辺)の海域での共同開発を提案したが
日本側領海であるために日本側はこれを拒否しているが、中国側は、
「東シナ海の秩序は自分達が保ち、これに相対することは戦争を意味する」
と腰抜け福田を脅して、なおかつ「お互いが利益を分けあいましょう、
「平和の海」にしましょう」と提案した。

このあつかましい提案に対して福田はイエスともノーとも言わずただ
ニッコリ微笑んだそうです。当然中国側はイエスと思ってしまう。
頭の悪い福田は中国側の提案が理解できず単に「平和の海」という
言葉に幻惑されて、損得が瞬時に判断できなかった。

中国側はガス田共同開発了解済みとして今回胡錦濤がやって来るらしい。
この調印を止めなければいけないが外務省も福田の側近の政治家も全て
親中派です。

しかしこのガス田共同開発だけはさすがのメディアも見過ごすことは
できないと思いたいが、既に昨年末の日中首脳会談で、早期の解決策を
見出すことで一致しています。胡錦濤訪日までに解決を目指す方針を
表明しています。

共同開発とは聞こえはよいが、自分の財布を広げてどうぞ半分
差し上げますといっているのとなんらかわりがない。
福田は「日中友好」と「平和の海」という言葉の魔術に幻惑されて
日本の国益をドブに捨てようとしています。

この共同開発が実現すると中国は早速、尖閣諸島に中国の建物を建てて
知らぬ間に自国の領土にしてしまいます。
韓国に実行支配された竹島と同じような目にあいます。

いずれにしても今回のチベット騒乱で中国の正体をさらけだしました。
残忍な侵略国家、ならず者国家、陰謀国家、嘘つき国家、
中国の実態の全容が日本国民すべてに分かり、バカな売国奴政治家の
思うようにはならなくなりました。

今回のチベット問題で中国当局はテレビやインターネット,電話を
一部遮断するなど情報統制に躍起になっているが、
中国国民や海外からの不信を高めているだけで、逆効果になっています。

ネットや携帯が発達した今日の世界で情報統制は無理です。
米国は偵察衛星や通信傍受などにより、既に中国軍の動性を把握しています


中国首脳陣の頭は50年遅れています。

チベットの苦行

暗黒のチベット

少しでも多くの方にチベット問題を知ってもらいたくて今日も
チベットのことを書きます。

中国支配以前、チベットが独立国家として存在していたことが
2000年以上も前の歴史に記されています。
しかし国際連合に代表を持たなかったために世界は中国の侵略と破壊行為
をただ傍観することを容認してしまいました。

1950年に中国の軍事侵略を受けて以来、チベットでは祖国の独立を
デモに訴える、あくまで非暴力の抗議行動が絶え間なく続いています。

それに対する中国の弾圧は容赦無い、デモに参加する時は「もはや無事に
帰れない」という覚悟で参加しています。

チベット独立を口にすれば必ず逮捕され、残虐かつ執拗な拷問が
待っています。獄中で性的な虐待や暴行を受けた尼僧たちも数多く、
そうした事例はつい最近も報告されています。

さらに中国は、チベットの各地で環境破壊を進めています。森林は
根こそぎ乱伐され、鉱物資源の乱掘や野生動物の乱獲、もっと恐るべき
事はチベットの広大な高原地帯を核廃棄物の廃棄場とされています。

核施設の近くに住むチベット人や家畜の不審な死亡が報告されており、
また癌発症や出生障害などの増大も報告されています。

黄河も揚子江もチベット高原に源を発しています。核廃棄の高度の技術を
待たない中国が安易に廃棄することによって将来破滅的な被害が中国に
もたらされる可能性がでてきました。まさに天につばです。

そして中国の乱伐により50%以上の森林が破壊され、土壌浸食を
引き起こし、世界的な気象の変化に深刻な影響を与えています。

大規模な森林伐採、採鉱、は土壌浸食とアジアの重要な河川の沈泥の
増大を引き起こしています。沈泥による楊子江や黄河の川床の上昇が
近年の中国の主な河川の大氾濫の原因を作っています。

まさに因果応報とはこのことです。

最近の中国当局によるチベット政策は、より巧妙さを増しています。
大量の中国人をチベットに流入させ、中国人に同化させる状況を
作り出しています。チベット全土へ流入した中国人の数は750万人
に達し、チベット人の全人口の600万人を上回っています。

このようにチベット人の民族的独自性を抹殺することによって、
チベット問題に最終的な解決をもたらそうとしています。

チベットに対して世界的に稀に見るような非常に残忍な方法で弾圧を続け、
無茶苦茶な環境破壊などで地球を壊す中国にいつか神の裁きが下ります。

信心深い仏教徒のチベットの皆様、人間の心をもたない中国人に
いくら抗議しても意味がありません。命をなくすだけです。

それより原始仏教の持っているみずみずしい生命力を復興して、世界の
人たちに仏教の真髄が何であるかを教えるべきです。

この耐え難い試練はチベット人を仏教の原点に帰らし、そのことによって
一筋の光明をもたらしてくれます。

本家のインド仏教は13世紀初頭にイスラム教徒の攻撃を受け、滅亡を
余儀なくされてしまいました。チベットはインドのすぐ北に位置することから
1500年にわたるインド仏教をすべて受け入れてきました。

チベット仏教の本質は,決してチベット人固有のものでなく人類の
全てに開かれています。
人種や民族や文化の枠を超え、人間の心を向上させるという仏教の
本来の使命を果たしてください。

中国がチベットの全てを破壊しても仏教心まで壊すことが出来ません。

道を異にする人々(仏教の教えを受けなかった人)は「私たちはここで
やがて、死なねばならない事をほんとうにきづかないでいる、
誰でも、もしこの事実を自覚するならば、その人にはもはや、
争いと言うものが無くなってしまう」
(ブッダの教え)

チベットの人たちの平和と心の安穏を心より願っています。

チベットの深い悲しみ

チベット騒乱

「チベットのラサで僧侶らによる大規模な暴動」との新聞の書き出しに
違和感を覚えます。

仏教の僧侶たちが過激な暴動をするはずがない。現地では外国メディアの取材が禁止されている状況の中で中国側の一方的な報道しか流れてこない。

国際的な動画サイト「You Tube」はアクセス禁止。メール検閲も掲示板、
チャットも監視されている。海外メディアサイトも軒並みアクセス禁止

真実の発信が止められている状況の中で中国側の都合のいい報道だけが
世界に発信されています。

過去のデモもあくまで非暴力の抗議行動です。
1987年、ラサにおいて200人を超えるチベット人のデモに対して公安が無差別の発砲を始めた。このときの様子を、オランダ人旅行者クリスタ・マインデルスマさんの目撃談が載っています。
「なんの前触れもなく、公安が群集に向けて無差別発砲を始めた、ただやみくもに撃っていた感じです」

1989年にもラサでデモが繰り広げた、その際の400人ほどが
殺害され、数千人が負傷し、3000人が逮捕された。
(ジャーナリスト、ダン・ダーシェン)

チベットでは中国人公安が突然家々に押し入り、ダライ・ラマの写真や、ダライ・ラマの法話を収めたテープなどがあると逮捕した。
そして強制収容所に送られ、拷問や虐待をしました。

1950年に武器を持たない素朴なチベットに中国軍が一方的に侵略、
それ以降非常に残忍な方法で弾圧を続けています。

今回のラサ暴動に対してチベット亡命政府は「平和的なデモをおこなっていた人々に対し中国の武装警官が発砲して死者が100人に達した」との
声明を発表しました。

しかし中国側の発表は暴動の鎮圧で治安当局が威嚇発砲し、仕方なしに
催眠弾を使用した。暴動で多数の警察官が重症を負ったほか、
あらゆる施設などで放火や略奪が発生して7人が死亡したと報じた。

また新華社電は「警官隊は武力行使しないよう命じられたが、デモ群衆を
解散させるため、限られた催眠弾を使用し威嚇発砲を行わざるを
えなかった」と述べています。

中国得意の歪曲、見えすいた大嘘です。この嘘を真実にするために、
中国国旗や警察車両を燃やす暴動や、僧侶が商店の破壊に
参加する映像を世界に流して世論操作をしています。

一部僧侶に変装した当局者や指示された中国人の暴徒たちが過激な
破壊活動を行って中国側の正当性を世界にアピールしています。

中国のチベット侵略と占領は今世紀最大の悲劇の一つです。

中国のチベット侵略とその植民地化のやり方は凄まじく、
6千以上あった寺院をことごとく破壊し、文化的遺産を抹殺し
、仏教僧を血祭りにあげ、そして言葉を奪い、自分達の言葉を強制した。

現代チベットにおいて繰り広げられている大虐殺と文化の抹殺が
今度は台湾で行われるかも知れない。

経済のために魂を中国に売り渡そうとしている台湾が
22日の台湾総統選で中国側の国民党が勝利すれば、間違いなく
中国に統一され、本省人(もともとの台湾人)が外省人(蒋介石と共にやってきた中国人)に支配される。

台湾人は1947年の中国人による大虐殺を忘れている。国民党が自分達を外省人と呼び台湾人を本省人と呼んで差別したことで台湾人は抗議デモを行った。

それに対して無差別に乱射して2万8000人が殺された。
それ以降長く国民党の支配が続いたが、李登輝氏の改革によって現在の民進党の陳水扁総統にまで結びついた。

しかしまた国民党が支配すれば台湾人のアイデンティティーが失われ、
国民党独裁体制に台湾人の不満が一気に噴出す可能性がある、台湾がチベット化されてしまうかも知れません。

日本だって他人事ではありません、歴史を知らない親中派の政治家が支配している日本もいつ中国の支配下に入ってしまうか、分かりません。

大げさでも何でもない、台湾が中国に支配され、中東からの石油レーン
が封鎖される事態になったら、日本は中国の属国と化していること
請け合いです。

今後の日本国民の対応いかんではこの悪夢が現実のものとなること
必定です。

チベットを根こそぎ破壊し,身の毛がよだつ虐殺を平気でした
下手人達(胡錦濤)が今も健在で中国を支配しています。

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著書

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