新型肺炎は「核」より強い


世界に蔓延する武漢ウイルスによっていろんなことが見えてくる。まず核と
ミサイルで鼻高々だった金正恩がウイルスの威力の前に極めて深刻な挫折を
味わっている。

北朝鮮は現在、6割の国民が栄養失調に苦しんでいるうえに、防疫体制が
脆弱でウイルスから逃げようがない。北朝鮮はどこの国より蔓延するウイル
スの緊張度は高い、その上、国内経済は破滅している。つまりはこのような
非常事態下において核やミサイルなど全く役に立たない。

金正恩は先月28日、新型コロナウイルスの国内での感染拡大を恐れて、
中国との貿易を全面禁止の措置をとった。いかにも国民のために中国との
密貿易を停止したように見えるが、自分に感染しないように貿易を止めたに
すぎない。

しかし貿易の9割以上を中国に依存している北朝鮮経済にとって密貿易を
止めるなど自殺行為です。それに気がついた金正恩は慌てて従来からの
密貿易を再開すべく朝鮮労働党国際部の金成男部長が北京を訪問した。
ところが習近平は、北朝鮮からのこの卑怯な申しいれを拒絶したらしい。

金正恩も、いったん自ら中国との貿易を停止した手前、習近平にすがるのも
プライドが許さない。これでは国民はますます飢餓に苦しむことになる。
5月までに新型肺炎が下火になるか、習近平の怒りが収まるか、によって
北朝鮮の命運は決まる。

そして韓国ではコロナ不況で国内経済はボロボロだが、文在寅の日本攻撃
は止まらない。韓国は11日に28人目の感染者が確認されて以来、5日連続
で感染者が出なかったことから韓国政府は終息宣言を検討する一方で、14
日以降も感染が止まらない日本をウイルスコロナ感染地域に指定して徹底
的に批判した。

ところがここに至って感染者の数が日本を上回ったことから一転、文在寅の
愚かな対応が国民の批判の的となっている。24日現在韓国での感染者数
が累計833人になったと発表した。韓国の多くの人達は、反日から反中に
代わり中国人を排斥しだした。
文在寅は、この国民の動向を見て中国に向いていた顔をいち早くアメリカに
向けた。

文在寅は、在米韓国大使館が全米知事会と開催したレセプションに同盟を
強調した映像メッセージを送った。メッセージで文在寅は「過去70年、
両国は共に韓半島の平和と北東アジアの安全を守ってきた。血で結ばれた
韓米同盟は安全保障を超えて経済協力までも含む偉大な同盟になった」と
白々しい発言を送った。この二枚舌、いいかげんにしろ!

これを知った北朝鮮は「まさに事大と外勢屈従の匂いが漂う不穏当な発言
であり、現南朝鮮当局が今まで外勢依存政策を続け、これだけ苦い経験を
しても、まだ懲りないようだ」と文を非難して軽蔑した。

さてウイルス発祥地である中国は解決どころか逆に急速に悪化しており、
中国では検査薬が足りないので、発症しないと検査してもらえない、とい
うことは感染者の数は今後も不明。いまやウイルスの猛威から逃げよう
がない

2月9日に在米の中国人(郭文貴)が「武漢でのウイルス感染の実数150
万人と発表した。その時点ではあまりの多さにアメリカの誇張策かと思った
が、2週間後の今になると150万人説は妥当な数字なのかもしれない。

中国はあまりにも広すぎて人口も多すぎるために、全土をカバーするだけ
の感染抑止策がうまくいかない。そこで習近平は北京と上海だけは感染を
最小限に抑える策をとり出した。北京でも上海でも、市民の多くは外出を禁
じられ繁華街の店は全てしまっています。

中国は今、経済の70~80%が止まっている。中国通販の大手のアリババ
は世界の金融市場で大暴落が起きそうだと警告を発しています。
中国では3月で終息していくとの楽観論が言われていますが、政治的な
目的を持った予測に過ぎない。

米国は、中国からの武漢ウイルスの流入に対して世界で最も厳しい措置を
とってきました。その米国でさえ、ウイルスが蔓延する可能性が高まってい
ます。米国ではまだ15人の感染者しか出ていないが、しかしアメリカのCDC
長官が「来年まで続くかもしれない」と言っています。

早く終息しないと、余力のない国ほど破綻していきます。貿易の比重が高い
国ほど破綻の速度は早くなっていきます。
中国、韓国、北朝鮮の指導者は、いったい何をどうすればいいのか?
国民をほったらかして、自分だけは発症しないようにひたすら祈っているよ
うです。



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米、中、北、に見捨てられた文在寅  6月26日(水)


今回は中国の民度の低い「エピソード2」を書くつもりでしたが、
急遽変更して、習近平が北朝鮮を訪問した真意を探ってみます。

習氏は「私は中朝友好の伝統を強固にし、朝鮮半島問題の政治的解決を
推進するために来た」と発言、さらに「双方は戦略的意思疎通を強めなけれ
ばならない」とも述べています。

多くのメディア、評論家たちは、今回の習近平訪朝はG20とそれに合わせた
トランプ大統領との首脳会談に北朝鮮は中国のコントロール下にあることを
強調するために事前に訪朝したと書かれています。

そのとおりだが、もう少し深く考察する必要があります。北朝鮮は第2代指
導者金正日時代から全く中国を信用していない。現在の金正恩を三代目の
後継者と決めたときから、金正日総書記は息子の金正恩に対して常に中国
を「信用するな」と言い聞かせてきた。

だから中国とつながっていた叔父である張成沢を見せしめのため金正恩党
委員長は、1万人が見守る中、大口径火器によって処刑し、人体をミンチに
した。また中国に保護されていた異母兄・金正男氏の殺害を命令、このこと
は空港の監視カメラ映像を通じて全世界に公開された。

つまり金正恩氏は中国を全く信用していないにも関わらず アメリカに対抗
するためにあえて中朝結束を誇示したのです。

習近平から見れば小国北朝鮮など相手にすれば片腹痛いが、北朝鮮のミサ
イルが必ず北京を向いているのが癪に障って仕方がない。この危険を避け
るために習近平は金正恩に「安全保障と発展に関する懸念を解決するため、
力の及ぶ限り援助を提供したい」と甘言を述べています。だが北朝鮮は国連
制裁で貿易など厳しく制限されています。しかし裏ではすでに北に対して貿
易や経済支援が徐々に始まっています。
北朝鮮は国連制裁が解除されるためには中国やロシアを味方につける
必要があります。

ところでアメリカトランプ大統領の考え方は、北朝鮮を生かすことによって
中国を牽制することです。なぜなら北朝鮮のミサイルの一部は北京の方角
を向いているからです。アメリカは「対中番犬」なら韓国より金正恩のほうが
役に立つと考えています

それと最初の米朝会談の時、金正恩は中国を全く信用していないとはっきり
トランプに言っています。だからトランプは金正恩に甘いのです。

金正恩氏は最初文在寅の「アメリカを納得させて非核化を一気に進めるの
でなく「段階的非核化」をアメリカに説得させる」という彼の言葉を信じた。
しかし2月の米朝首脳会談の物別れ後、韓国に米国を説得するだけの力
のないことを察知、その後実質的な協議さえ応じていない。はっきり言って
金氏は文氏を信用しないどころか、完全に馬鹿にし始めた。

その証拠に金氏は文氏に対して4月の演説で「差し出がましい仲裁者の振
る舞いをせず、民族の利益を養護する当事者になれ」と苦言を呈しています。
つまり金氏は文氏を完全に見限っています。金氏は文氏を口だけの男として
今後一切相手にしない。

その上、トランプ大統領は文在寅を「裏切り者」として冷遇し見捨てていま
す。最も象徴的だったのは4月11日、ホワイトハウスでの会談時間、その
時間は、実質たったの2分でした。アメリカの機密情報が韓国を通じて北朝
鮮にダダ漏れであったり、平気で制裁破りをしたりなど、米国の若者の血を
流して守るに値しない国とトランプは判断したのです。

アメリカに見捨てられ、北朝鮮にバカにされた文と韓国は、日本との和解を
目指す可能性があるが、日本の政治家がその気になっても日本国民のほと
んど文在寅を嫌っています。日本の在日帰化人の政治家がもし韓国を助け
たら、その政治家は完全に排除されます。

実業界から突然政治家に成ったトランプにしては不思議と北朝鮮や韓国に
騙されることはなかった。

おそらく安倍首相の助言が効いているのではないかと推測します。朝鮮人
が嘘つき民族であることを安倍氏は何回もトランプに助言しています。

1994年、北朝鮮は「核開発凍結」を確約し、見返りに軽水炉、食料、50万
トンの重油を受け取った。しかし北朝鮮は密かに核開発を継続していた。
その他、拉致も含めて朝鮮族はあまりにも嘘が多すぎる。

これらのことはトランプにとってはほとんど知らないことですが、トランプは、
北朝鮮がウソを付き続けたことをしっている。安倍氏の助言のお蔭
で、2018年6月、2019年2月の米朝首脳会議で妥協することはなかった。

トランプ氏と安倍氏は金にだまされないよう、「完全非核化すれば、制裁解
除、体制保証、経済支援」をすると言っているが、一方、中国、ロシア、
北朝鮮は、段階的非核化を要求しています。

韓国も中国、ロシア、北朝鮮と共に「段階的非核化」を要求しています。
これは、米国の軍事同盟であるはずの韓国が北朝鮮陣営の手先として動い
ている証拠です。だからトランプが文を「裏切り者」として冷遇するのは当然
のことです。

では、文在寅はこれからどうなるか、彼は北朝鮮、中国、ロシアから「二枚舌
のお調子者」と相手にされていません。また米国にとって彼は「裏切り者」
なので、すでに見捨てています。これが韓国民が一時的に彼を外交の天才
として持ち上げた八方塞がりの文在寅の哀れな姿なのです。

今のアメリカには議会、メディア、一般国民に至るまで、文在寅を無視して
反中の空気が蔓延しています。

日本にとって久々ぶりにアメリカのトランプは日本を救ってくれています。
安倍首相がトランプと一体になっている限り、日米は、中国、韓国、北朝鮮
に騙されることはありません。




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自ら墓穴を掘った文在寅  3月6日(水)

韓国の文在寅が仕組んだ米朝首脳会談は失敗に終わった。当然の結果と
いうよりトランプの予定通りです。
トランプ氏は当初から今回の米朝首脳会議は合意出来ないと読んでいた。
なぜなら金正恩は完全非核化するつもりはないからです。

米情報機関は「金正恩は未公表のウラン濃縮施設やその他の弾道ミサイル
基地などは、秘密にして首脳会談に臨むと」トランプ氏に助言していた。
また米政策研究機関は北朝鮮には未公開の弾道ミサイル基地が約20カ所存
在する。寧辺の核施設に加え、「カンソン」と呼ばれる秘密のウラン濃縮施
設もあると指摘していた

安倍首相は会談前に「金正恩は絶対に核を手放さない」とトランプ氏に助言
そして「拉致問題が未解決のまま、日本が北朝鮮への経済支援を行うことは
絶対にありえない」と日本の立場を繰り返しトランプ氏に伝えていた。

ところが金正恩は文在寅から「トランプ氏に対して寧辺の核施設の解体を提
示して、徐々に完全な非核化をする、そして今後、核・弾道ミサイル実験は
行わない」と言えば彼は制裁解除をしてくれる。その上大規模な経済支援を
してくれる。」という甘い言葉を送っていた。

その上、文在寅はトランプ氏に何度も「金正恩は完全かつ全面的に検証可能
な非核化の決意を固めた」とウソを言い、金正恩に対しては「最小限の措置
を小出しにして、トランプから最大限の譲歩を引き出す「サラミ戦術」を助
言していた。

将来南北統一する場合核のない北朝鮮の魅力は半減すると文在寅は考え
ている。それ故アメリカから如何に核を隠すかを前提に金正恩と密談してい
た。しかしこれらのすべての情報はすでにトランプ氏は握っていた。だからト
ランプ大統領は、はなからこの会談が成功するなどと思っていなかった。

そしては南北統一を進めるために文在寅は「終戦宣言」を目論みトランプ氏
は調印するものと思っていた。終戦宣言に調印すれば経済協力事業である
北朝鮮の開城工業団地や金剛山観光事業の再開などを構想していた。しか
し文在寅の期待はいっぺんにしぼんでしまった。

萎んだだけではなしに嘘つき文在寅は肝心の金正恩の信頼まで無くし、自ら
墓穴をほった。トランプ氏は昼食もせずに席を立ったのは彼一流の演出であ
り、予定の行動です。

トランプ氏は2017年12月に北朝鮮を攻撃するつもりで米軍家族の帰国を
進めていた。ところが2018年以降突然金正恩に対して融和的になり、北朝
鮮に安全の保証まで与えることを約束した。

つまりアメリカの真の狙いは北朝鮮よりも中国に変わったことが手に取るよ
うに分かります。世界のリーダーであるアメリカは中国を覇権国家にさせな
いつもりで中国排除に動き始めた。それが米中貿易戦争です。中国の膨張
の原資となっている巨大な経済活動に制裁を加え始めた、これが米中貿易
戦争の始まりです。

中国を崩壊させるためには北朝鮮を生かしておいて、核を持たせ、北京に
向けさせて習近平に恐怖を与えるほうがより効果的であるとトランプ政権は
考えた。

韓国日報によれば金正恩は制裁解除について「中国は率先して役割を果た
してほしい」と要望したのに対し、習近平は「重要なのはその話ではない非核
化からしなければならない」と答えたという。習近平が中国に向いている核を
恐れていることが分かります。

トランプ大統領の基本的な考え方は、「中国は紛れもなく不正な共産主義国
家で、悪魔の国だ、この国を潰すことは人類のためだ」それ故、トランプ大統
領は関税を引き上げて中国を財政的に追い詰め、軍事力を強化して中国を
封じ込め、覇権国家にさせない。

この考えを2018年9月26日、ニューヨークで行われた日米首脳会談におい
て安倍首相とトランプ大統領で中国封じ込めることを確約しています。
これに対して、国際社会は大きく動き出した。

まずイギリスが動き出した。「アメリカの航行の自由作戦」に参加し、新造す
る空母まで南シナ海、東シナ海に常駐させることを発表、フランスも艦隊を
南シナ海に派遣、オーストラリア軍もアジア・太平洋の安全保障に関わって
行くことを宣言。

そして陸の「一帯一路」の中核となるアジア諸国が次々と反旗を翻し始めた。
海の「一帯一路」に関しても台湾、フイリッピン、インドネシア、ベトナムが
自国の領海内に中国海軍を入れないことを宣言、このように「一帯一路」
は、ほぼ壊滅状態になった。中国は一気に国際社会を敵に回してしまった

いよいよ中国の本当の崩壊が始まった。



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金正男替え玉説   7月18日(水)


4月4日のブログで「金正恩影武者論」を書いて一部の人から批判を浴びま
したが、今回も「金正男替え玉説」を書いてみます。

2017年2月13日クアラルンプール国際空港で工作員によって45歳という
若さで毒殺されたとみられる金正男だけど、じつは死んだのは本人ではなく
影武者だったというウワサも!

何故今頃「金正男替え玉説」を書く気になったか、

金正男は金正恩の異母兄弟であり、金正日の長男という立場でありながら、
後継者問題を巡り、北朝鮮の政治体制を揺るがしかねない批判、あるいは
意見を広く西側に向けて発信していたことから、軍部を中心に北朝鮮側に
とって疎まれる存在であるとみられていました。

中国は、ミサイルを常に北京に向けて威嚇している金正恩体制を崩壊させる
工作をしていましたが、核を保有している金正恩にはうかつには手を出せな
い、しかしチャンスが来れば朝鮮半島で有事が起きた際に、北朝鮮に傀儡政
権を樹立する手段を保持するために金正男を保護していました。

北朝鮮本国で金正恩体制が完全に確立され、その後、邪魔な金正男暗殺指
令がだされます。

金正男は中華人民共和国の首都北京でも暮らし始め、上海の経済発展ぶり
を見て北朝鮮の改革開放を志すようになる。
彼は母国語の朝鮮語の他に英語やフランス語を話し、またロシア語、中国語
もある程度話せるようである

朝鮮労働党書記の金永日が北京市で戴秉国と会談した中で、マカオに住む
正男の身柄引き渡しを要求し、中国側が拒否したと伝えられた。これは 韓国
メディアは正男が中国の太子党と強い繋がりを有していることから庇護を受
けていると報じています。

つまり中国が完全に保護している金正男が、無防備でクアラルンプール国際
空港にいたとは、少し変です。彼は格安航空に搭乗しようとしていた時に暗
殺されたが、殺された方が影武者ならわざと無防備な状態で格安航空に乗
せようとしたことで説明がつきます。

それに家族がDNA鑑定を拒否しています。正男氏を匿うための工作だとい
う気がします。

金正男替え玉説の確実な証拠は、以前の写真では胸からお腹周りにかけて
ハッキリと刺青らしきものが確認できるが、襲撃を受けた直後、空港の医療
室で横たわっているときの写真にはあるはずの刺青がない。お腹に大きく
入っていた刺青が綺麗さっぱり無くなっています。これだけ大きな刺青は消
したとしてもある程度の跡は残るはずです。

ここから私の推測ですが、金正恩が突然中国寄りになり3回も習近平に会い
に行った理由ですが、もちろんマスコミが言うように国連を中心にした経済
制裁が効いてきた事と、トランプ大統領の本気度に気づき始めたことで
「窮鳥懐に入る」のことわざ通り、中国を後ろ盾の懐に飛び込んだという
メディアの説明は正しいが、ただそれだけではないような気がしていました。

正恩は常々「日本は100年の恨みだが中国は千年の恨み」と言い、彼は中国
を嫌っていました。叔父の張成沢が胡錦涛に金正男を後継者に就けようと
思っていると発言したことを、2013年初頭に周永康がこの情報を金正恩に密告
したことで金正恩の逆鱗に触れ、その後の張成沢の処刑と正男の暗殺につな
がったと言われています。

ところが暗殺したと思っていた金正男が実は影武者だったという情報が入り
そのうえ中国は経済制裁を強めて、原油の供給を止め始めた。中国が50万ト
ンと推定される原油の供給をストップすれば、たちまち北朝鮮は全ての活動
が停止します。

北朝鮮人民軍の装備している兵器は、ソ連型の兵器の模倣だと言われてい
ます。という事は全ての原動力がディーゼルエンジンです。ディーゼルの場合
には燃料切れの後のエンジン始動はガソリンエンジンより格段に困難です。
という事は北朝鮮人民軍の全ての重兵器が稼働できない状態に追い込まれ
ます。

それだけではなく中国の出方次第によっては、あらゆる活動のために必要な
食料その他の補給が止まるという事態が想定されます。そうなれば中国が
意図している北朝鮮人民軍による「軍事クーデター」の可能性が急速に高まっ
てきます。そのうえ中国の言うことを100%きく金正男に取って代わられる可
能性も想定できます。

だから蒼くなった金正恩は慌てて習近平に会いに行った。そして中国の完全
な属国になることによって「軍事クーデター」を防ぐことができる。
また中国の家来になることによってトランプの突然の攻撃の発動を止めるこ
とができると計算したようです。

トランプは金正恩が訪中するたびに強気になったと指摘しています

しかし金正恩がシンガポールで「朝鮮半島の完全非核化」の約束を徐々に
破り、けっしてゴールに到達しない「偽りの非核化」が見えたとき、日本周辺の
海域に展開し、北朝鮮に対する攻撃を準備している第7艦隊に属する空母
機動部隊の艦載機とミサイルが北朝鮮の全ての軍事施設をピン・ポイント
爆撃して人民軍の戦力を一挙に破砕します。トランプはひたすらそのチャンス
を待っています。

トランプの弱みは内部に敵を抱えていることです。それはメディアや民主党
だけでなく軍産複合体です。軍産が米朝和解に猛反対しています。
トランプは「北朝鮮が米国の言うことを聞かずに核開発を再開しているのは
米朝和解を好まない中国が黒幕になって北を動かしているからだ」といって
いますが、実際は北の核開発を煽ってきたのは中国でなく米国の軍産です。

軍需産業は、戦争が起こらない限り在庫が増えて資金繰りが大変です。早く
北朝鮮に攻撃を掛けてほしいがトランプは、韓国軍の米軍からの指揮権移
譲の準備も進み、在韓米軍の全てが撤退してから、大統領選挙(2020年)
までに攻撃をするつもりのようです。

中国は金正恩が頭を下げてきたときから、対北制裁を事実上大幅緩和して
北の経済も韓国を含めて傘下に入れるつもりです。トランプもこれを容認して
北や韓国との縁を切りたがっています。
中国に対しても米覇権体制化から追い出すために、中国にしつこく貿易戦争
を仕掛けています。

今回は少し長くなってしまい、
正直書いているうちに、わけがわからなくなってきました。



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金王朝は消えてなくなる  7月11日(水)


6月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談は「トランプの敗北」
「金正恩の勝利」と総括する評論家が圧倒的に多い。

会談における主要な課題は「北朝鮮の非核化」と「北朝鮮に対する体制の保証」
でした。日米が主張してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)
が具体的な道筋などについては触れられていない上に、合意内容が文章化さ
れていない事をさして多くの評論家は「金正恩」の勝利と位置づけています。

それでは何故、トランプはこのような曖昧な内容の文書に合意したか?

トランプ氏は過去の大統領とは全く異なる人物です。思考が政治家ではなく
ビジネスマンの感覚で思考しています。つまり契約内容がCVIDの具体的な
道筋まで踏み込めば、シンガポールでの米朝首脳会談が不調に終わる。そう
なれば首脳会談の結果を世界は「失敗」と受け止めてしまいます。

だから金正恩が喜んで一発でサインをするようにCVIDの具体的な道筋など
について契約書にはあえて載せなかった。「北朝鮮が朝鮮半島の完全なる非
化に向けて取り組む」とするのみにした。

これで喜んだ金正恩は「体制の保証」を約束させ、非核化の中身は懐に秘め
たまま文在寅と示し合わせて、米国の軍事力まで封印することに成功しました。

しかし金正恩の体制の保証や米軍の軍事力の不行使は、完全なる非核化を
実現した時に彼の希望通りになりますが、過去のように北朝鮮が約束を内緒
で、反故にすれば米軍のミサイルが雨あられと北朝鮮の本土に降り注ぐことに
なります。実はトランプの狙いはそこにあります。

トランプは記者会見で、CVIDについて「話をしたが書いてないだけ。これ
は完全な非核化ということであり、検証されることになる」とのべています。
個人と個人の契約なら文章が全てであり「言った言わない」はなんの効力も
ないが、しかし記者会見で喋ったことは、契約書に載っていなくても各国の
新聞に乗れば、国と国との場合、軍事行動を行っても批判されることはない。

トランプの目的は金王朝をこの地球上からなくしてしまうことです。
だからボルトン大統領補佐官とポンペオ国務長官というタカ派を外交の柱に
据えたのです。

北朝鮮がこれまで再三に渡って約束を反故にしてきた。今回も段階的非核化
によって北朝鮮が時間稼ぎをし、その間に体制を立て直して核ミサイルを開
発するつもりです。そのことは安倍首相の助言でトランプは百も承知です。

今回の米朝合意により中国やロシア、そして韓国が制裁の手を緩めはじめて
います。すでに、中朝国境沿いの貿易は以前より活発になっています、韓国も
開城に連絡事務所を設け、開城工業団地の再開準備の動きを示し始めてい
ます。経済制裁が緩和されれば、北朝鮮が非核化を進めなければならない
動機はなくなってしまいます。

こういうことが顕在化すればなんの遠慮もなく約束違反としてトランプは北
朝鮮にミサイル攻撃をすることができる。その機会をトランプはまっています。
在韓米軍の撤退も人質になりえることを避けるためです。

日本の評論家は、もし在韓米軍が撤退するなら朝鮮半島の勢力と日本を分
かつ緩衝材は日本海しかなくなってしまう。そうなると38度線から、対馬海峡
が防衛ラインになってしまう。日本にとっては由々しきことだ、日本の安全
保障環境が激変してしまう、といっていますが、

アメリカからすると極東の防衛ラインにおいて韓国は視野に入れていません。
むしろ在韓米軍がいないことで安心して北朝鮮を空爆出来ます。

トランプ大統領は安倍総理に対する感謝を何度も表明していますが、文在寅
については何も言っていません。トランプ大統領が文在寅のことを全く信用
していないのは明らかです。

文在寅は米朝会談をセットしたことで、在韓米軍を撤退させることに成功
させそうですが、米軍という最強の同盟軍を一気に失う事になり、結果中国
の属国にならざるをえません。

しかし皮肉なことに習近平は韓国人を全く信用していません。中国人の一番
キライな人種は日本人ではありません、韓国人だそうです。中国のある高官
は「韓国人の2枚舌には、ほとほと呆れている」と言っていたそうです。

文在寅の目的は北朝鮮への融和策を進め、韓国を北朝鮮に差し出し赤化
統一することです。しかしこれはとんでもない危険なことです。なぜなら金正恩
にとって不都合な人民約20万人以上を苛酷な強制収容所に閉じ込め、叔父
を残酷に処刑し、兄をマレーシア空港で暗殺し、この世の地獄を作り出してい
るからです。

北は世界最悪の人権蹂躙国家であり、国民を餓死させる最低最悪の最貧国
です。北と一緒になることがどれほど地獄かを何故韓国人はわからないの
だろうか?

韓国の一部の識者たちは「文政権下で赤い朝鮮になれば韓国は亡びる」と
必死に訴えていますが、文在寅のソフトイメージ作戦と正恩氏の作られた
笑顔の前に国民が耳を傾けることはありませんでした。

文在寅が仲介者として南北会談を成功させたことによって6月13日の地方
選挙は「共に民主党」が圧勝しました。今や文在寅の人気は78%もあります。
韓国人は文在寅という赤い悪魔の正体がまだ見えていません。

トランプ大統領の任期は残り2年半しかありません。この2年の間に完全な
非核化を行うことは無理です。原子炉の廃止、核燃料の処分、ミサイルの
解体や運搬、査察などには相当な時間を要します。つまり任期中には無理
があります。だからトランプは、あえて条約には期限や道筋を載せなかった
のです。

このようにしておけば北朝鮮にこまかい因縁をつけられずに、非核化の約束
違反を見つけて、即北朝鮮の悪しき体制を破壊できます。

トランプは、核のあるなしでなく、金正恩の政治体制こそが存在してはなら
ないと安倍首相や拉致家族からしっかり教えられています。

しかし韓国民は文在寅というトンデモナイリーダーを選んでしまった。
文在寅の左翼革命政権は韓国民を血の池地獄に誘い込んでいる。哀れ~



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