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ヨーロッパ没落     6月29日(水)


「英EU離脱」このヨーロッパの変化が、歴史的に見て「進歩」なのか、
あるいは破滅に向かって盲信する「退化」なのか、それとも栄枯盛衰の
「循環」なのか?
「英EU離脱」は必然と偶然のあやなす歴史の局面において、どのような
意思をもつか?

今日は、英国離脱だけを論じるのではなく、落ち目のヨーロッパについて
考察してみたいと思います。

人類史的観点からいえば、ヨーロッパの栄華とか、覇権というのは、たかだ
か最近500年間のことに過ぎない、せいぜい十五、六世紀からのことです。
それ以前、世界にとってヨーロッパは、辺境の民族にすぎなかった。

世界文化の燦然と輝く中心の第一は、中国であり、第二はインドであり、
そして第三は、中東でした。ギリシャ、ローマは、その中東世界が地中海へ
広がった文明です。今日のヨーロッパ人の先祖は、その当時、ガリア地方に
いた野蛮人です。それがフランク王国になり、フランク王国が西暦876年に、
今のドイツ、フランス、イタリアに分かれました。

彼らが初めて歴史の檜舞台に登場してくるのは十五、六世紀のことです。
それも自らの文化をゼロから創造したわけではなく、中東文明圏を中心に、
それまでの人類の文明の蓄積を模倣、吸収、発展させただけです。

ヨーロッパはやがて、中東、アフリカ、南北アメリカ、さらにはアジアへと
進出していきました。

ヨーロッパがその花を咲かせることができたのは技術革新に成功したから
です。ルネッサンスから始まって産業革命に至る歴史の中で、彼らは他の
民族に先駆けて鉄砲とか、航海術を開発し、これを使って世界に進出し、
世界を植民地にして500年の栄華を誇ってきました。

当時20世紀初頭はヨーロッパ列強の植民地陣取合戦でほとんどの有色人種
国家は白人に植民地にされていた時代です。そんな時代に極東の小さな黄色
人種である日本人が敢然と立ちあがり世界屈指の大国ロシアに勝利しました。

日本の大勝利はあらゆる植民地の国々の人々に希望と勇気を与え、逆に
白人国家は著しい衝撃と恐怖を与えました。世界屈指の大国に有色人種で
あるあの小さな国が勝つなど世界中の誰もが想像すらできなかった。
日露戦争の大勝利によって日本人は白人優位の人種神話を葬りさりました。

その後日本は大東亜戦争に負けましたが、歴史を振り返れば、当時は欧米
列強の植民地主義が地球の隅々まで支配していたということを前提にして
小国日本の行動を考えれば、日本の戦争は、すべて自存自衛の戦いだと
いうことが理解できます。

日本は第二次世界大戦に負けましたが、日本軍の一撃によりアジアからヨー
ロッパ人を追い出し、その目的であるアジアの植民地解放を成し遂げました。
まさに神の使命を果たしたのです。

しかし栄華を誇ったヨーロッパは第一次、第二次大戦の内輪争いで、自らの
墓穴を掘っていきました。そのあとに出てきたのはヨーロッパの外周に位置
したソ連とアメリカです。

力を失ったヨーロッパはもはや自分の意思や力で世界を動かすことはできなく
なってきました。そしてアメリカとソ連の谷間で、両方の息づかいをうかがい
ながら、産業革命を切り開いた好奇心と、大航海時代に世界に乗り出して
いった冒険心を徐々に失っていきました。

1989年になると、ポーランドの民主化を皮切りに、政変が相次ぐなか、ベル
リンの壁が崩壊、翌年10月3日にドイツが再統一された。東ヨーロッパ諸国の
共産主義体制の崩壊は欧州諸共同体にとっても重大な影響を及ぼし、これら
諸国がソ連崩壊をきっかけに自由主義陣営にはいりました。

ヨーロッパ人がバラバラではアメリカ・ソ連の思うままにされてしまう、まず経
済的に統合への歩みを始めようということでECが発足しました。
ヨーロッパの統合は政治の分野においても協力関係を強化することが求めら
れるようにり、そこで1992年2月7日に欧州連合条約が調印され、翌年11月1日
に欧州連合が発足しました。

非関税障壁の撤廃などにより巨大な市場が誕生し、巨大な市場での自由主
義的な競争が欧州に活力を与えた。1993年にはマーストリヒト条約発効に
よって「EU」が誕生しました。

もう一度ヨーロッパを立ち上がらせなければ、という危機感のもとにEUが
発足しましたが、アメリカ、日本に対抗しうる一大市場、経済単位を作り
あげるとのモメンタムはだんだん影をひそめていきました。

そのうえギリシャ、ポルトガル、スペインが加盟国となり2013年7月にク
ロアチアが加盟したことにより28か国が欧州連合に加わっています。
これによってますます内部調整にエネルギーをとられ、各国のエゴイズム
の壁にさえぎられて、混迷を深めていきました。

その後EU圏経済の低迷や、中東地域などからの大量の移民などの問題が
深刻化し,ヨーロッパ国民の中でEUに対する不満が高まってきました。

さて「英EU離脱」、このヨーロッパの変化は、歴史的に見て、破滅に向かっ
て盲信する「退化」でありそしてヨーロッパは下り坂を転げ落ちていきます。

最大の原因は、ヨーロッパの主要国では、ほとんどの国で社会民主主義系の
政党が1回は政権の座について、社会福祉のバラまきをやった、現状維持の
満足感と福祉のバラまきで、ますます勤労意欲がなくなってしまいました。

さらにヨーロッパ人は過去の栄光の上にあぐらをかき、未来に向けての冒険
心と好奇心を喪失してしまった。先端技術を骨身を削って研究開発するより
も夏休みは地中海のニースでバカンスをとってたっぷり休むほうが大切だと
いうのがヨーロッパ人たちの生き方であり人生哲学であり、それが社会全体
に定着しています。

EUのリーダーであるドイツさえ、ドイツ銀行の破滅寸前、VWの不正と収益
悪化、移民はすでに100万人を超え、国民の不満が鬱積しています。

英国のEU離脱が決定しても、すぐに英国がEUから離れるわけでもないが、
最終的に人類史上最も大規模な実験ともいえるEUの存続に、終止符を打つ
ことになります

他方、日本は世界で抜きんでた経済力、テクノロジー、資本力を有し、歴史上
初めて、思う存分世界のために貢献できる地位に立つことになります。

世界の国々から日本は中国のような利己的な国でなく、フェアな国であると
認められ、今後指導的な国としての責任を果たすことになります。

追い抜かれたヨーロッパや中国は面白いはずがない。しかもそうなってし
まったのは、決定的な技術力の差だけでなく、人間としての道徳観を持って
いるからです。

中国人がやっと気が付いて、日本人の人格に蒼ざめるのはこの時です。




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偽善は国を滅ぼす     12月16日(水)


EUが音を立てて崩壊し始めた。EU諸国のリーダーたちは自分たちの
多文化政策がいずれ失敗することを薄々予感していました。

ギリシャという怠け者のEU加盟国の債務問題を無理やり終息させたが、
しかしギリシャ問題は欧州にとって悪夢の始まりにすぎない。難民問題で
EUはギブアップ寸前に陥っています。

特にEU一の繁栄を誇ったドイツがメルケル首相の偽善ぶりで窮地に
陥っています。最初、イタリア、ギリシャ、ハンガリーといったEUの外壁に
なっている国に、多くの難民が溜まっていました。

それを見たドイツのメルケル首相は9月の始めころ「ハンガリーから出ら
れなくなっている難民を引き受ける」と安易に言ってしまった。メルケル
首相は一時的に「人道的」であると賞賛され、ドイツ自身もつかの間では
あったが、自分たちの寛大さに酔っていました。

しかしアフリカ人が地中海をボロ船で渡ってくるとか、アラブ人がギリシャ
からバルカン半島を北上してくるだけでなく、シリア内戦で発生した約30万
人の難民の多くがメルケル首相の言葉を信じてドイツを目指しました。

ドイツに続々と到着している難民は、オーストリアからドイツのバイエル
ン州に入る。オーストリアからのバスは、しばしば深夜に、それも予告なし
に、何百人もの難民を国境に放置していきました。このやり方にドイツは
激怒しました。

それに対してオーストリアは「ドイツは、難民を他のEU国に戻さないと
宣言した唯一のEU国だ、それによって難民の数が爆発的に増えた。
問題がここまで混乱したのはドイツのせいである」と反論しています。

他のEU諸国も「ドイツが受け入れてくれるなら、これ幸い」とばかり
自分たちの国に入ってくる難民をどんどんドイツに移送し始めました。
メルケルの寛大な言葉を信じた難民の数は爆発的に増えていきました。

メルケル首相が自分で蒔いた種でパニックに陥るまでに、長い時間は
かからなかった。慌てて国境で入国審査を始めたが、しかし難民の
流入はもう止められなかった。

EUの難民政策を定めているダブリン協定によれば、本来難民はEU圏に
入ったら、その最初の国で難民を申請しなければならない。そして、その
最初の国が登録や衣食住の世話などをしなければならない事になって
います。

この規則では、難民が他のEU国を通過してきた場合、その国に差し戻し
てよいという決まりでしたが、メルケルは難民を追い返す事をしないと
宣言しました。

結果「人道主義」という言葉に酔ってしまったメルケルはダブリン協定を
壊してしまった。ちなみにドイツでの難民申請は既に80万人を超えました。
まさに偽善は国を衰退させます。

日本も遠い将来、いや近い将来、中国大陸や朝鮮半島から難民が押し寄せ
て来ます。その時左巻きの連中や、日本国を弱体化させようと企んでいる
「なりすまし日本人」たちが、一見反対しにくい「人道主義」を掲げて
難民受け入れを推進します。

しかし我々日本人は、各国から冷たいと言われようが、自分勝手と言われ
ようが、断じて難民受け入れを容認してはいけません。

国益とは、私的な道徳観とは真逆です。偽善を着た正義は国を滅ぼします。



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黄昏を迎えた大英帝国     11月18日(水)

前回より続き
たとえ金のためとはいえ、中国をパートナーに選んだ英國のリスクの大き
さを、4回にわたって書いてきました。

英國の誤った判断の原因は、中国歴史を知らないために詐欺師中国の
正体が見えなかったことです。見えなくした原因は日本人と中国人を同じ
文化を持った同等の神秘なアジア人であると錯覚したことにあります。

英國は100年間日本人と関わり、その優秀さと礼儀正しい姿が強烈に
英国人の脳裏に焼き付けてしまった。そのトラウマが野蛮人である中国人
を日本人と同じ文化園とみてしまい、結果中国人を甘く見てしまった。
その上、ウソで固め、何も見えなくしたインチキ中国をイギリスは逆に
東洋の神秘とみてしまった。


前回までは、英國が中国人を普通の人格の持ち主であると錯覚した
原因は日本人に対するトラウマがあったからと記述しました。そのトラ
ウマになった明治維新から日露戦争までの日本と英國の関わりにつ
いて前回は記述してきました。

今回は大東亜戦争によって、大英帝国をはじめとする欧米の植民地から
欧米列強の軍隊を一瞬にして駆逐してしまった日本軍の優秀さが、英国
人のトラウマとなって脳裏に染み込んでしまった。

英國は過去ノルマン人の侵略、ナポレオンやヒトラーの侵略を斥け大英帝国
を建設する過程における侵略戦争は、連戦連勝で負けを知らなかった。

ところが戦争には必ず勝つはずだったイギリスが日本軍によって一瞬に
して駆逐された。何年間、何十年間戦って敗れたのでなく一瞬にして
戦闘に敗れてしまった。

戦争に負けたというだけでなく、栄華を極めた大英帝国の広大な植民地
が一瞬にして消えてしまった。その帝国の植民地がなんと有色の日本人
に領土を奪われ、その植民地が次々と独立国を作っていった。

そして大英帝国が誇る2隻の最新型戦艦である「プリンス・オブ・ウエー
ルズ」と「レパレス」が、日本の航空攻撃によって、わずか4時間で撃沈
されてしまった。それまで航空攻撃で戦艦が撃沈された前例がなかった。
陸上戦でも日本軍がマレー半島に上陸し、シンガポールを陥落させた。
英國にとってシンガポールは香港に次ぐ最重要な拠点でした。

シンガポール防衛軍のパーシバル司令官は日本軍の次元の違った戦い
に、為す術をしらず、瞬く間に降伏してしまった。シンガポール陥落は
日本の宣戦布告から2ヶ月余りしか経っていなかった。

日本軍は、瞬時にして大英帝国を崩壊させた。イギリス国民の誰一人と
してそのような事が現実に起ころうなどとは、夢にも思っていなかった。
日本軍によって大英帝国はアジアでの植民地をすべて失ってしまった。
その時の衝撃と屈辱がイギリス人のトラウマとして脳裏に深く焼き付いて
います。

このような日本人のイメージが同じアジア人である野蛮な中国人とダブって
中国を甘く見てしまった原因のように思われます。


4回にわたって、私のブログで、中国の金に目がくらんだ英國論を読んで、
英國を過大評価している人たちは、諜報機関「M16」を持っている英國は
もっとしたたかである、むしろ中国を利用したのは英國であると、反論され
そうですが、最近の英國は昔の面影などさらさらありません。

大英帝国が誇る諜報機関である「MI6」と「MI5」は、以前はロシア、最近
では兄弟国と信じていた米国のCIAによる盗聴や、中国の賄賂工作で
腰抜けになっています。M16に所属している007のジェイムズ・ボンド
海軍中佐は、映画の中だけの活躍です。

世界一の諜報機関であるアメリカのCIAですら40年間中国の正体を
見抜くことが出来なかった。71年キッシンジャーは極秘で中国を訪問、
中国に取り込まれたキッシンジャーは「中国は英國に次いで、世界観が
アメリカに近い国かもしれない」と呆れた感想をニクソンに告げています。

アメリカ国務省も以前は「誠意ある対話を通じて相好理解を深めるべき
だ、米国は中国が強大になり、繁栄し、成功することを歓迎する」と表明
していましたが、最近やっとその甘さに気が付き始めています。

英國が、野蛮人である中国人を日本人と同じ文化園とみてしまい、結果
中国人を甘く見てしまった。その多くの原因は戦前の優秀で真面目な
日本人との関わりであったと記述してきましたが、それだけではありま
せん。戦後の日本企業の各種先端技術の凄さに英国人は劣等感さえ
持ち始めています。

戦後、多くの日本企業が英國に進出したことを、マスコミも評論家もあ
まり知りません。日本の評論家たちは、日本企業の海外での投資や
進出について中国やアジア地域にしか関心がありませんが、ヨーロッパ
の多くの国に日本企業は進出しています。今回は英國についてだけ
列記してみます。

1972年YKKが最初にファスナーの工場を建設、続いてソニー、松下、日立
東芝、NECなど大手の電機メーカーの殆どが英國に進出しました。1980年
になると日産自動車、本田技研、トヨタ、などが乗車とエンジン工場を建設、
1990年代には、富士通、キャノン、セイコーエプソン、川崎重工業、TDK、
ニコン、など進出しています。

その他、ベアリングのミネビア、建設機械のコマツ、サンケイ電気、アルプ
ス電気、京セラ、村田製作所、デンソウー、カルソニック、FCC、オギハラ
武田薬品、押野電気、こう見ますと、全ての大手電機メーカー、OA機器、
3大自動車メーカーが英國に工場進出していることになります。

これだけメーカーが出ますと、支援企業、部品供給会社などの下請け
企業の進出が自動的に活発になっていきます

取り敢えず大企業を中心に列記しましたが、それ以外にも多くの中堅、
中小企業が英國に進出しています。ジェトロが把握出来ない小企業まで
入れると総計約500社近くが英國に進出しています。

英國に進出したこれらの優秀な企業は英國の雇用を増やし、英國の
GDPに大いに貢献しています。

このように英国人は戦前も戦後も日本人の勇気、誠実、正直、相互信頼
など、世界に類を見ないほどの高いモラルが英国人のトラウマになって
しまった。つまり日本人のイメージが、同じアジア人の中国人を、同じ
文化園であると誤解してしまった故に、人格欠如の野蛮な中国人の正体
を見誤ってしまったのです。

もし英国が詐欺師である中国人の歪んだ品性を知っていれば、キャメロン
首相がアメリカの静止も聞かず、真っ先にアジアインフラ投資銀行に参加
したり、今回のように中国製原発や、高速鉄道の参入に合意などしない。

ましてこの野蛮人をバッキンガム宮殿で主催する公式歓迎晩餐会に招待
などしない。しかもマナーの知らないこの野蛮人は、エリザベス女王が
主催する晩餐会で関係のない日本の悪口を堂々とスピーチしたのです。
呆れたことに宮殿の晩餐会をまるで飲み会のテーブルスピーチと勘違い
しています。

天下のファイナンシャル・タイムズともあろうものが社説で「習氏を歓迎す
る英政府の戦略は正しい、善意のギャンブルは正当化される」との愚かな
主張を展開しています。

品性下劣な「落ち目の中国」と「落ち目の大英帝国」が組めば共倒れになる
事は必定です。
 
かっての偉大な輝ける大英帝国が、遂に黄昏を迎えるのでしょうか?




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中国人の正体を知らない英國    11月11日(水)

前回より続き

1902年の日英同盟は極東での最も良きパートナーとして英國は日本を
選びました。しかし2015年、なぜ英國はならず者国家中国をパートナーに
選んでしまったのか、たとえ金のためとはいえ、あまりにもリスクが大きす
ぎる。

なぜ英國はこのような間違った危険な判断をしてしまったのかを、日本と
の関わりの中で、歴史を追いながら英國のアジア人に対する勘違いに
迫って見たいと思います。

英國の最大の勘違いは、大昔から中国を常に日本より上の文明国と見て
いました。英國だけではなく欧米各国は2千数百年まえに書かれた漢籍を
通じて、中国人は信義に篤く、礼を尊ぶ教養の高い文化人の国であると
信じてしまった。

しかしその教養の高い文化人である漢人というものは、厳密な意味では
存在しない、紀元184年に起こった「黄巾の乱」によって後漢は滅び、三国
時代が始まります。三国時代の混乱は都市文化を抹殺し、漢民族を絶滅
させました。

つまりこの時点で日本や欧米の中国研究者が勉強し、信じた中国の都市
文明は、断絶してしまった。この三国時代の混乱は隋の文帝が中国を
統一するまで、なんと400年も続いたのです。この間に中国住民はそっくり
残虐な騎馬民族に入れ変わってしまいました。結果、欧米各国がイメージ
をしている教養の高い文化人など全ていなくなった。いわゆる異民族の
支配は中国の文化伝統をゼロにしてしまった。

しかし英國はこの中国の歴史を知らずに、中国4千年の歴史に敬意をは
らい、野蛮な中国人を普通の人格の持ち主であると、勘違いしてしまった。

それと英國が中国人を勘違いしてしまった最大の原因は日本人との関わ
りに有ります。つまり英國は中国人を日本人と同じ人種であり、同じ文化圏
とみてしまった。だから中国人が大嘘つきの詐欺師である正体が、日本人
の正直な人格とダブり薄まってしまいました。

日本人のずば抜けた優秀さと礼儀正しい姿がなぜ英國のトラウマになって
しまったかを、前回まで、過去の歴史を振り返って検証してきました。

前回は日英同盟までの歴史を検証しました。今回はそれ以降の日本と
英國の関わった歴史を検証してみます。英國を驚かせた最大の事件は
日露戦争です。日本はイギリスの後ろ盾によって、1904年世界最強の
ロシアに立ち向かう事になります。

イギリスは薩英・下関戦争や義和団事件で日本人の勇気と叡智と礼儀
正しく信用がおける民族であることをよく知っていました。しかしロシアは
日本人を生意気で野蛮な黄色人種として舐めきっていました。有色人種
など、豚や馬と同じなのだから、我々に飼育されるのが当然だなどと
公言していました。

しかしまさか、その日本が一国で我が大国ロシアに戦いを挑むなど完全
に馬鹿にしていました。

日本は一国で戦うとイギリスに通達した。イギリスはそれを見て日本人の
勇気と誇り高い民族にあらためて感動し全面的に支援を約束しましたが、
100%勝ち目はないと思っていました。イギリスだけでなく世界中の人達は、
勝ち目のない戦いに挑む日本人は狂ったとしか思っていませんでした。

この当時の世界は地球の面積のほとんどを白人が支配しており、大多数
の有色人種は奴隷のような境遇に甘んじていたのです。有色人種の主権
国家は全世界で、日本、トルコ、タイ、エチオピアのたった4国しかなかった
のです。当時の世界情勢の過酷さがよくわかっていただけたとおもいます。

日本はヨーロッパからあまりにも遠すぎた、そのために誰も日本国の事
を知らなさすぎた。日本と戦って負けたロシアも日本を野蛮国として舐め
きっていました。

明治38年5月28日、日本海海戦で日本は大勝利しました。野球で言うな
らまさにパーフェクトゲームです。艦隊と艦隊の海戦での完全試合は
後にも先にも日本海海戦だけです。

当時のロンドン・タイムズという世界的な大新聞に次のような社説が載り
ました。「日本海において日本の海軍とロシアのバルチック艦隊とが
戦った。一方のロシアのバルチック艦隊は全滅である。これに対して
日本はほとんど無傷である」

さらにタイムズは「この日本の大勝利はどこに原因があるかというと、日本
の海軍の軍艦が優秀でも、大砲が優秀でも、戦術が実に巧みであったの
でもない。実にかかってそれは人間力の差であった」と書いています。

人間力の差とはいわゆる人格の差でもあります。同じアジア人でも日本
人と中国人とは人格において雲泥の差であることを知ってもらいたくて
長々と日本と英國の関わった歴史を辿ってみたのです。

欧米列強の中で初めて有色人種も白人も差異が無いことを知ったのは
英國が初めてです。しかし白人とアジア人との優劣が無いのは日本人で
あって中国人ではありません。つまりイギリスには騎士道精神があり日本
人には武士道がありますが、中国人には武士道精神など存在しない。

武士道の核とは「誠」「真」「美」ですが、中国の「五倫五常」には含まれて
いません。また日本を含めた多くの国で二千数百年前の漢人の象徴で
ある「仁義礼智信」を中国人の人格の根本と誤解してしまった。

私が過去ブログで何回も解説しているように、日本人が尊敬した孔子、
荀子、孟子、老子などの漢民族は後漢末期の戦乱にほぼ絶滅し北方から
侵入してきた遊牧民に取って代わられています。それ故中国の春秋時代
末期から戦国時代にかけての,ほぼ300年間に活躍した思想家群である
諸子百家が唱えた「仁義礼智信」といった思想も消えていってしまった。

つまり三国時代の混乱は漢民族を絶滅させ文化まで抹殺してしまった。
日本のように同じ言語、同じ文化をもった民族の争いなら誰が天下を取っ
ても文化伝統の断絶はない、しかし中国の場合、言葉も文化も違う異民
族に征服されれば過去の文化、思想は消えてなくなります。

イギリスの新聞は今回の中国との戦略パートナーシップについて「大きな
ギャンブル」と題する社説を掲載しています。また中国の人権問題や覇権
主義などの批判記事を載せていますが、中国の歴史を知らないために、
肝心な中国人の正体を見誤ってしまった。

つまり、経済的な危険ではなく、むしろ中国人の人間性の危険を承知して
いれば決して赤い船に乗ったりはしなかった。英國の日本人に対する
トラウマが、結局中国人を日本人と同じ文化を持った同じ人種のアジア人
であると混同してしまった。

その結果、英國は原子力発電事業、その他への中国投資総額7兆4千億
の契約を締結しましたが、中国人が契約を正直に履行すると思っている
なら大甘です。日本人や欧米人は、契約は絶対ですが中国人にとって
契約など相手を騙す手段にしかすぎません。

次回に続く

(次回は英國のトラウマになってしまった日本国との関わりについて第二次
大戦における英國の衝撃の深さを探ってみます)




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貧すれば鈍する英國     11月4日(水)


前回は、赤い金に目がくらんだ大英帝国の巨大リスクについて書いて
みました。

今回は大英帝国ともあろう国が、何故米国を振り切って赤いインチキ国家
に擦り寄ったのかを、英國と日本の関わりを中心にした過去を振り返って
考えてみます。

イギリスは数百年間にわたって、負けを知らなかった。大英帝国を建設
する過程における侵略戦争は、連戦連勝でした。英國は植民地を徹底
的に搾取することで、国の繁栄を維持してきたのです。

ところが第二次大戦によって英國は日本によってアジアでの植民地を
失い、世界の覇権を米国に奪われてしまった。ここから英國の没落が
始まっていきます。

当時、英國を含む欧米各国は有色人種を人間扱いしていません。
列強国のアジアでの植民地政策は黄色人種を人間として認めず、奴隷
のように強制労働をさせる過酷な制度でした。アジアの国際状況は
欧米列強の草刈場と化していました。

英國は日本を中国と同じく「儒教文化圏」の一員と見ていました。しかし
実際は日本は遣隋使の時代から中華文明をずっと拒否し続けて、実質
的には、唐以後の日本文明はすでに大陸歴代王朝よりも遥かに進んで
いました。

ハンチントンが「文明の衝突」の中で日本だけで一つの文明と定義されて
います。つまり日本は大陸とは別系統の文明なのです。日清戦争の
勝利により、欧米列強は、日本に対する彼らの特権を放棄しました。

イギリスが日本と最初に関わった事件は、それは薩摩藩の行列を横切ろ
うとしたイギリス人を殺傷した生麦事件です。脅迫に怯えた幕府が破格の
10万ポンドをイギリスに賠償金として支払います。しかしイギリスは幕府
から賠償金の支払いを受けていながら今度は薩摩藩に賠償金2万5000
ポンドと下手人の処刑を要求しました。

ところが薩摩藩は果敢にもイギリスに戦いを挑みました。1863年鹿児島
湾にイギリス艦隊7隻が脅しの為に入ってきました。戦いを覚悟していた
薩摩藩はイギリスの要求を拒否しました。

ついに薩摩藩の全砲台が一斉に火を吹きました。薩摩藩の砲台は83門
を備え、射程距離は約1Kmであったが、それに引き換え、イギリス艦隊
の艦砲は101門でその中には世界最強の大砲・アームストロング砲が
あり、射程距離は4Kmもあります。

しかしイギリス艦隊は知らず知らずのうちに薩摩藩の砲台に近づきすぎ
て全艦ともに薩摩藩の砲撃を浴びた。イギリス艦隊は大きな被害を受け
たが、それ以上に薩摩藩は大きな被害を受けました。

イギリス側も旗艦・ユーリアラス号は艦長と士官が戦死し主甲板には
破裂弾を受け多数の死傷者を出し戦線離脱、パール号も砲撃を浴び、
戦線離脱をするなどイギリス艦隊も大きな被害を受けました。イギリス
艦隊はこれ以上の被害を避けるために湾口に引き上げた。

イギリスはこの薩摩藩の反撃に驚愕した。アジア人がイギリス艦隊に
戦いを挑むなどこれまでの経験上考えられませんでした。アジアに多く
の植民地を作ってきた最強のイギリス軍に立ち向かい、一戦交えた後に
さらりと講和のテーブルに着いた薩摩の力と理性にそれまで見てきた
アジア人にはない知性と教養をイギリス人は感じました。この思いが
1902年の日英同盟へと繋がっていきました。

そしてイギリスは薩英戦争・下関戦争をへて日本人の勇気と叡智と知り、
また義和団事件で日本兵の優秀さを知りました。

義和団事件で英国公司マクドナルドは「北京篭城の功績の半ばは、特に
勇敢な日本兵に帰すべきものである」と言い、また柴中佐は絶え間ない
激戦でつねに怪腕をふるい、全ての国の指揮官が柴中佐の見解と支援
を求めるようになった」と55日間籠城したアメリカ人ポリー・スミス婦人が
言っています。

この後北京で一緒に戦った英国のマクドナルドは駐日大使になり、日本人
のずば抜けた優秀さと、礼儀正しい姿を知って日英同盟の締結を推し
進めました。もちろんイギリスの思惑は、義和団の乱以来満洲から撤兵し
ないロシアを牽制する目的が主であることは当然の事です。

1902年イギリスは大英国のプライドを捨て、極東での最も良きパートナー
として日本を選びました。日英同盟は英國がアジア人を認めた最初の
出来事でした。それから113年後、落ち目になった英國は、地球人最低の
人格を持った中国人と友達になりました。

1902年の日英同盟は、日本人の人格を認めて友達になった。しかし
2015年、金に目がくらんだ英國は、ならず者国家中国人をパートナーに
選んでしまった。

英国人は漢籍を通じて身につけた中国イメージに毒されて判断を誤って
しまった。現代の日本の歴史学者や欧米の中国歴史学者たちのほとん
どは、2千数百年前の孔子、荀子、孟子、老子などの思想が記述された
漢文をしっかり勉強します。しかし漢文を通じて中国人を理解すること
ぐらい不毛な行為はありません。

何故なら漢文は中国の古語ではありません。少なくてもこの二千年間と
いうもの、漢文は中国語とは全く関係がありません。中国人にとって漢文
は外国語同然なのです。

何故なら漢民族は後漢末期の戦乱に、ほぼ絶滅し北方から侵入してきた
遊牧民に取って代わられています。それ故中国の春秋時代末期から戦国
時代にかけての,ほぼ300年間に活躍した思想家群である諸子百家が
唱えた「仁義礼智信」といった思想も消えていってしまった。

つまり中国の漢民族は言葉も文化も違う騎馬民族の子孫にそっくり
入れ替わってしまいました。言葉や文化が多少でも似ていれば騎馬民
族が中国に同化したといえますが、全く人種の違う騎馬民族が中国人
になったのです。

いわゆる漢民族は紀元二世紀で地球上から姿をけした。ただし漢時代
の皇帝システムだけは生き残り、異民族である隋、唐、宋といった王朝に
受け継がれていきました。そして遂に1271年中国を統一した元王朝(モン
ゴル人)によって漢民族を絶滅させます。

ところが日本を含めた欧米各国は2千数百年前に書かれた漢籍を通じて
中国人のイメージを固定化させてしまった。つまり中国人を古来から変わ
らず、信義に篤く、礼を尊ぶ教養の高い文化人の国であると信じて
しまった。

なぜ日本人や欧米各国の人が漢文に書かれていることが真実であると
無邪気に信じてしまったのか?それは日本や欧米各国には昔から現在
まで人々の書き残した日記や文学、歴史書などが無数に残されているが、
そのようなものは中国には皆無に近いからです。

中国には古代から共通中国語というのは、一度も存在しなかった。中国
人達は近代になるまで、自分たちが話している言葉を書き表す手段が
なかった。つまり中国人は二十世紀になるまで、自前の「文字」なかった
のです。当然、文化伝統の継続など起こりえるはずもありません。

だから欧米各国の中国研究の学者達は2千数百年前に書かれた膨大な
漢籍を研究することによって、中国に対する抜きがたい幻想が居座って
しまった。

それ故、今回のイギリス人たちもまさか中国人が大嘘つきの詐欺師で
あり、残酷な野蛮人であるなど夢にも思っていないと思います。だから
いくら金に目がくらんだとは言え、7つの海を支配した大英帝国が、習近平
の言葉である両国は「グローバルな包括的戦略パートナーシップを構築し、
黄金時代を開く」とのインチキセリフに合意してしまった。

早い話が中国人の正体を知らない英國が、世界一の凶悪な殺人者と
手を結んでしまったのです。

100年前、英國は黄色人種を人間として認めず、奴隷のように扱ってきた
が、日本と関わることによってそのずば抜けた優秀さと礼儀正しい姿を
知って、日英同盟を結びましたが、その日本人と同じ文化圏と見てしまった
巨悪な野蛮人である中国人を、同列に見てしまった。この勘違いが今後、
英國の命取りになっていきます。

もし英國が中国2千年の歴史をもっと研究していれば、この野蛮な中国人
にいくら金を積まれても、決してバッキンガム宮殿の晩餐会に招待など
しない。

中国人は2千年の過酷な自然環境と社会環境によって、「詐欺師」の民
族性が形作られてきました。つまりウソつきでなければ生き残れない人種
になったのです。

中国に蔓延する偽物商品、書類偽造、事実捏造、環境汚染、中国が
発生源とみなされている多くの病原菌、海外に流出する中国人による
凶悪犯罪、国際社会のルール無視、このように中国人がますます
「野蛮」になっていきます。

それは共産党1党独裁による情報鎖国による知識と知性の欠落、そして
2千年間食うや食わずの飢餓の線上で生きてきたからです。結果、
中国人は法の観念を知らない、役所は賄賂とコネでしか動かず、
近代社会は機能停止状態です。

これがイギリス人が知らない中国人の正体です。


(今回、長文になってしまいました。この続きは、次回にさせていただきます)



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