ロシア外務省が、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断す
ると発表した。北方領土での日本との共同経済活動からの撤退や、日本
の交流停止も決めた。
プーチンよ、これらの制裁が日本の痛手になると思っているなら、勘違いも
甚だしい。平和条約締結も共同経済活動中止も困るのはむしろロシアの方
です。日本は北方領土を取り戻したいから安倍元首相は27回も会った。
だがプーチンは全く返す気もないのに経済協力だけが目的で希望を持たす
ような事を言った。今日の産経新聞の一面に安倍元首相のインタビューが
載っています。
「ウクライナの事態から日本が学ぶべき教訓として集団的自衛権の重要性
を指摘、自分の国は自国の努力で守ることが基本だ、敵の基地を攻撃
する打撃力を自前で持つ必要が有る」と述べています。
歴史を知っている日本人のほとんどがソ連の裏切りとソ連兵の野獣ぶりを
よく知っています。ソ連は1945年8月9日に日ソ中立条約を一方的に破棄
して対日参戦した。ポツダム宣言受諾により太平洋戦争が停戦した後の
8月18日未明、ソ連軍は占守島も奇襲攻撃し、ポツダム宣言受諾に伴い
武装解除した日本軍守備隊は慌ててソ連軍と戦った。
ここでも日本軍は強かった。日本の死者256名に対してソ連軍の死者は、
約2000名、日本軍のあまりの強さに仰天したソ連はイギリス・アメリカに
働きかけて23日に日本軍は武装解除された。結果アメリカの要望により
北海道は諦めざるを得なかったが、その時日本軍約60万人を
捕虜にして、法的根拠なくシベリアへ抑留した。
それだけではないウィリアム・ニンモ氏の著書 『検証・シベリア抑留』に
凄まじかった鬼畜・ソ連軍兵士の強姦・残虐行為が載っています。
「要するに、満州・北朝鮮におけるソ連軍の日本人虐待は、口ではいい表せ
ないほどひどいものだった。暴行と強奪は日常的だった。
そして残虐な行為を犯した。野獣のように乱暴なやり方で女を奪い、抵抗す
るものは片っぱしから殺した。ソ連軍の兵士たちが日本の女にしたことは、
いまでもぞっとするほど残虐なものだった」と述べています。
今やっと北方4島を取り戻すチャンスが訪れました。そのためにもプーチン政
権をもっと弱体化させる制裁強化をしなければならない。日本はG7で率先し
てロシアを潰す為に石油とガスの輸入を止めなければならない。もちろんガス
供給が止まると日本(ロシアより9%)も欧州も困ることはよくわかっていが、
今度の戦争を招いたのは自国のエネルギー供給を潰した欧州が招いたもの
です。
アメリカのジョー・マンチン上議員は「国内の石油・ガスを大増産して自由世界
に提供すべきだ」と言っています。欧州諸国でもロシアへのガス依存を減らし、
原発や石炭の利用を増やそうという動きが相次いでいます。
欧米諸国はロシアを大国として扱っていますが、ロシアのGDPはわずか世界
の1・7%です。外国に売るものは石油とガスがほとんどです。今でも石油・
ガスの輸出で毎日10億ドルもの収入 を欧州から得ています。
プーチンが侵略を止めない限り日露間で平和条約締結交渉などできるはず
もない、
戦後のどさくさにまぎれて他国の領土を乗っ取ったソ連の無法とソ連軍兵士
の強姦、殺戮、暴行、強奪は日本人は決して忘れることはない。
